オミクロン、英主席医務官のまとめ 1)伝播は早い:南アのガウテン地方で遺伝子検査した90%以上がオミクロン 〜英独でも感染者を確認、多くの国に広がる予想 2)変異:ワクチンによる感染防御能がある程度は低下する予想。一般にワクチンの重症回避効果はより保たれる傾向 具体的数字は今後の調査で twitter.com/BBCNews/status…
少し訂正、南アのガウテン地方で遺伝子検査した90%までの結果がオミクロン、でした
英元首相ブラウン、ワクチン配布の世界的不平等について •貧困国でのコロナ大流行が変異株発生を促す •ワクチン生産体制はある、問題は配布の不平等(無駄な廃棄多い •低所得国のワクチン接種率は3%(高所得国は60%以上 つまり、 不平等が人類を危険に晒す 国境をこえた協調でパンデミック解決を twitter.com/wellcometrust/…
全ての国の全ての人を救うことをめざす国際協調なしには、ワクチンや医療支援がないままコロナ流行のつづく地域・国が「変異株のゆりかご」になってしまう。この危険性は1年前から指摘されてきたが、オミクロンで現実の危険であることが明瞭になった。 twitter.com/masahirono/sta…
オミクロンに関する速報的情報を整理する〜免疫逃避能を中心に #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/byline/onomasa… 南アで急速に感染を広げている変異株オミクロンは感染性と免疫逃避能が高い可能性があるとして恐れられている。データはまだ限られているが、オミクロンについて現時点でわかっている点を整理
Omicronは一部アミノ酸の欠失(S:69/70del)がありこの特定部位のPCRが陰性になる。これは遺伝子解読に代わる簡便Omicron検出法として広く使われる。が、Omicronの一部にS:69/70delをもたない系統がみつかり、これをBA.2として検査上の注意喚起(Omicronなのにその他のコロナと誤認するのを避けるため twitter.com/firefoxx66/sta…
オミクロンについて現在わかっていること:ワクチンによる感染防御効果(小野昌弘) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/byline/onomasa… オミクロンに対するワクチンの効果について、世界を左右することになる現実世界でのデータが少しずつ出てきている。最近1週間で新たに分かった重要な点をアップデートする。
12月17日イギリスの新規感染者は9万人以上 ロンドンで新規感染の8割はオミクロン〜この2週間で爆発的に増加、現在2日で2倍の勢いで増加中 •デルタ流行は一定の持続 •現在20代が中心の流行 •入院患者数は1週前に比べ3割程度の増加(オミクロンの最近の感染爆発はまだ反映していない)
「関係者によると米軍はオミクロン株の検査をしていない。基地内で同株の感染が広がっている疑い」 日本の水際対策は(完璧でないとはいえ)日本国内でオミクロンの流行を遅らせブースター接種の時間を稼ぐ上で死活線。流行制御に失敗し続けている米国の軍人が日本の検疫を素通りしているならリスク大 twitter.com/theokinawatime…
まだ初期のデータだが、英においてオミクロンとデルタのあいだに重症化の違いは確認されていない。 imperial.ac.uk/news/232698/om… *英国はワクチン接種率が高くなった夏以降のデルタ流行で、感染者数に比すれば死亡者数は比較的低くすんでいる;一方でオミクロン流行の勢いはデルタ流行の比ではなく急峻
オミクロン最新情報のまとめ:重症化率とワクチンの有効性について(小野昌弘) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/byline/onomasa… オミクロンの感染爆発が続いている英国で、重症化やワクチンの有効性についての現実世界でのデータが蓄積しつつある。本稿では現時点で判明していることを整理する。
ハムスターの動物実験でオミクロンの病原性はデルタより比較的低いという結果〜@SystemsVirologyらの査読前論文 *オミクロンの病原性について最重要で政策の根拠にすべきは現実世界での流行データ *オミクロンの高い流行性から重症化率が減っても重症患者の絶対数は増えやすいこと の2点は留意必要 twitter.com/SystemsVirolog…
米CDCがコロナ陽性後の自己隔離期間を10日間から5日間に短縮すると発表したが、この決定の根拠となるデータは存在しませんよ、という話。 twitter.com/EricTopol/stat…
米CDCが唐突にコロナ陽性者の隔離期間を5日に短縮したが 1)オミクロン感染爆発による人手不足に「配慮」? 2)オミクロン登場で流行制御の匙を投げた? 3)隔離期間の短縮が流行を押し上げる程度をみて後で考える? *CDCのパンデミック対応は右往左往していること多いので盲信するのはよくない twitter.com/masahirono/sta…
米テキサスの研究者がコロナワクチンCorbevaxを開発し無償で世界に提供 「オープンソース」ワクチンとして、研究者らは特許料など対価なしで提供。臨床試験・製造は各国に任せる。印ではすでに臨床試験で承認 Corbevaxを開発したHotez教授は2002-4年アウトブレイクのSARSに対するワクチン開発に携わる twitter.com/EricTopol/stat…
「日本人は特殊な遺伝的あるいは環境の因子のおかげでコロナから守られている」という感覚は広くみられて、この2年間の言説、さらには科学研究を左右してきたと思う。しかし、そもそも日本のコロナ流行と被害がどのようなものであったかを見直してみると違う様相が見えてくると思うので、整理してみる
この2年間のパンデミックで、日本は総計173万人の感染者と1万8千人の死亡者。これは英国の総計1300万人の感染者と15万人の死亡者に比べれば少ないが、感染者数あたりの死亡者の割合は日本が1%、英国が1.1%とほとんど変わらない。 実際世界各国の累計をみると感染が多いほどそのぶんだけ死亡が多い
人口百万人あたりでみると、日本の総感染者数は1万4千人、総死亡者は150人であるのに対して英国は総感染者数は20万人、総死亡者は2200人。英国は感染者数も死亡者数もおよそ日本の15倍である。 人口あたりでみても、まず一義的に、感染者数が多いほど、そのぶんだけ死亡者数がおおい。
コロナの死亡率は年齢で大きく変わるので精密な比較には統計モデルが必要だが、この2年間、日本が英国に比べてコロナの被害が少なくすんできたのは、ひとえに感染者数を少なく抑えてきたおかげである様子がみえる。ではどうして日本では感染者数が少なくすんできたのか。
過去の大流行の経緯を見直して、英国がロックダウンを開始した時点での新規感染者数・死亡者数と、日本の緊急事態宣言を発した時点のものを比較する。両国とも検査態勢が変動していたので、同じ時期ごとで比べてみると、英国は日本が緊宣した時点よりおよそ10倍感染者が増えてから封鎖開始した
2020年の第一波で、4月緊急事態宣言時点で日本の感染者数は百万人あたり2.5人。3月の英封鎖時の感染者数が百万人あたり20人。日本は検査の出し惜しみ、英は検査がおいつかず不正確だが、英は4.5日で倍増する勢いで感染者数が増えていた時に封鎖、日本は7日間で倍増する時に緊宣なので英は明らかに遅い
その後も、感染が指数関数的に増えてから封鎖する英国のタイミングよりも日本の緊急事態宣言の対応はかなり早く、おおよそ感染爆発が起こる前になされてきて、結果的に感染者数は少なく、死亡者数も少なくすんできた(ただし昨夏のデルタ流行時に日本の対応は遅く、その分だけ被害は比較的大)。
英国の第一波では封鎖を1週間早くしただけでも被害は半減したと見積もられている。 imperial.ac.uk/news/211673/co… さらに早く対応していれば、さらに被害は少なかっただろうと考えられる。
まとめると、感染者数を少なく抑えれば、その分だけ重症患者、死亡者の数は抑えられる。英米などに比した日本の被害の少なさは、感染者数を少なく抑えたところで基本的に説明できる。英米に比べて感染者数を少なくした大きな要因には、自粛の開始が比較的早かったことがあると考えられる。
次に日本独特の「習慣」「遺伝子」や「在来のウイルス」が日本人をコロナから守ってきた、というに関する科学的証拠を概観してみる。結論を先に言うと、この点で皆の生活をかけて信頼できるほどのものは現時点で存在せず、やはり日本社会が流行制御が上手だった、という点に尽きる twitter.com/masahirono/sta…