査読前論文であるが、回復者血清の存在下でSARS-CoV-2を培養すると、ウイルスは変異を徐々に獲得、80日目までに3箇所の変異(1箇所は11aa挿入)を含むようになり、その回復者血清に耐性になった(中和できなくなった)。同時に複数の回復者血清・モノクロ抗体にも耐性に biorxiv.org/content/10.110…
ウイルスは免疫のはたらきをすりぬける変異を獲得しうる(免疫回避)。英・南アの変異株は、免疫不全患者が回復者血清等で治療される中で免疫回避の変異を獲得した可能性があり、これを試験管内で再現した実験で意義深い。3箇所の変異で複数の抗体に耐性は、変異株の実験的性質検証の喫緊の必要を示す twitter.com/masahirono/sta…
人類にとって幸運なことは、現在開発されているワクチンは微調節が比較的容易にできることである。ワクチン耐性の変異株が出現すれば、それにあわせて、ワクチンの中にいれる遺伝子配列を変異株にあわせてやることで、その変異株にも効果があるワクチンに変えることができる news.yahoo.co.jp/byline/onomasa… twitter.com/masahirono/sta…
英首相が全イングランドの封鎖を宣言:5-7割伝染効率がよい変異株の出現を理由に国民に基本蟄居を命ず。学校・大学を閉鎖。病院入院数が急増中で既に第1波最高峰時の4割増。ワクチン接種最優先集団(介護施設・病院・70代以上・深刻な基礎疾患)を2月半ばまでに接種して現状打開をはかるという twitter.com/BBCNews/status…
全英の人口の2%、ロンドンの人口の3%がいまコロナにかかっていると推定されている。ロンドンで30人に会ったら1人は感染者ということ
英主任医務官Whitty教授がコロナ禍からどうやって抜け出せるのか見通しを述べており興味深い。彼の見通しは筑摩書房に私が寄稿した論考 amzn.to/2YGFmu5 とほぼ同じ。要点は、ワクチンなどで徐々にリスクを減らし少しずつ正常化に近づけていくことになる;現状は深刻だが長期的には科学が解決 twitter.com/SkyNews/status…
英主任医務官Whitty教授は次の冬(2021/2022の冬)にも生活制限が必要になる可能性にも言及している。これは本当のことと思うが、いまロックダウンしたで消沈している人たちには重たすぎる言葉かもしれない
英国の新規感染者が1日で62,332人、死亡者1,041人... twitter.com/SkyNewsBreak/s…
英臨床試験でIL-6受容体拮抗剤(抗IL-6受容体抗体tocilizumab, sarilumab)がコロナ重症患者での有効性が示され、国営医療NHSで提供へ ICU入室直後に使用すると死亡率を24%押し下げICUから出られる時間を10日早めると twitter.com/NIHRresearch/s… twitter.com/DHSCgovuk/stat… 論文 medrxiv.org/content/10.110…
変異株B1.1.7の流行がほんの1ヶ月半のあいだにイングランド南東部からロンドンを巻き込んで急速に広がり従来株を置き換えた様子。濃い紫になるほど、変異株が圧倒的多数。 twitter.com/theosanderson/…
英国型と南ア型の変異株にファイザーのワクチンが効くという報道があるが、根拠になってる論文はN501Yの変異を調べたのみで薄弱。N501Yはおそらく重要な変異だが、両変異株は他にも複数変異を蓄積しており、抗体・ワクチンの効果について検証が必要なのは別の変異箇所 biorxiv.org/content/10.110…
英国型の変異株には69-70delという変異があるが、これは免疫不全患者を回復者血清治療するあいだに生じた変異として報告があるため、免疫回避(ウイルスが抗体をすり抜ける変異を獲得すること)の可能性が否定できていない。実際に実験で確かめることが必要 twitter.com/masahirono/sta…
南ア型の変異株にはE484Kという変異があり懸念されている。査読前論文だが、網羅的に回復者血清が結合しにくくあるSタンパクの変異を調べた研究報告で、E484が変異すると血清中の抗体が認識しにくくなることが判明。E484Kの変異で回復者血清が結合しにくくなるデータもあり biorxiv.org/content/10.110…
英国の変異株は8箇所、南アのは10箇所、Sタンパクに変異が入っている。変異の意味は1つ1つの変異をみるだけではわからないので、それぞれの変異株のSタンパクを実験的に調べることがまず必要 twitter.com/masahirono/sta…
ブラジルのB1.1.248系統の新規変異株がブラジルの帰国者から検出されたという話。12箇所の変異のうちE484Kの懸念についてはこの前のツイートならびに下の感染研のリンクで。 ブラジルは英米などのように大量の感染者が出たが、変異の遺伝子データや疫学データは少なくまだ不明なこと多い twitter.com/Noboru_Hagino/…
英国型などの変異株は伝染効率が高いのが第一の懸念で、今は感染防止を徹底的にしつつワクチン接種を急ぐ時期になる。 一方ワクチンがゆきわたるにつれ、ワクチン効果を減弱させる免疫回避の変異株が現れ問題になる可能性も高く、科学研究は既存の問題解決を進めつつ次の段階にむけた準備が必要だろう
人口10万人あたり新規患者数と死亡数の推移 •英は12月から軌道が変わり急増 •日本は人口あたり患者数・死亡数でインド超え、感染者数でインドネシア超え。死亡数でも迫る •日本の動態は米から少し遅れる形で類似して推移だが、1月以降の日本の加速(傾き)が顕著 ig.ft.com/coronavirus-ch…
南ア・ブラジルの2つの変異株にある変異E484Kは、既存の免疫回避の可能性が否定できず •回復者血清の存在下でコロナを培養すると、ウイルスはE484Kを含め3箇所に変異を獲得し、複数の回復者の血清・モノクロ抗体に耐性に twitter.com/masahirono/sta… •全く別の変異研究でもE484が免疫回避に効く可能性 twitter.com/masahirono/sta…
英国は、ブラジル変異株の流行のため、明日1/15の早朝をもって南米各国とポルトガルからの英国入国を禁止する twitter.com/grantshapps/st…
南アフリカ変異株用の新しいコロナワクチンづくりが始まったとのこと。オクスフォード大学のサー・ジョン・ベル教授がラジオ番組で述べる。アストラゼネカ(オクスフォード)で南ア変異株版のワクチン作りはすでに開始され、モデルナ・ファイザー各社も作り始めていると。 twitter.com/tnewtondunn/st…
南アフリカ変異株用のワクチンづくりが開始された話が本当ならば、南アフリカ変異株に対して現在のワクチンの防御効果が弱まる可能性をワクチン製造各社が真剣に考えているということ。 twitter.com/masahirono/sta…
ブラジル、アマゾナズ州マナウスで再び感染爆発、病院の酸素供給が欠乏する危機に。春の第1波でマナウスは流行制御に失敗、人口の4〜7割が感染、多数の死者. マナウスのコロナには独特な変異が多く新規系統P.1と命名。既存の免疫をすりぬける可能性が懸念されている。ブ帰国者から検出されたのはP.1 twitter.com/BBCWorld/statu…
•「変異種」は間違い。変異株とすべきです twitter.com/masahirono/sta… •月に1−2箇所の変異が入るペース(やはり変異種、ではない) •南アとブラジルの変異株に対して、ワクチン(ならびにコロナ既感染の免疫)の効果が減弱する可能性が懸念されている(ある程度の効果はあるはずと考えられている) twitter.com/hst_tvasahi/st…
英国型変異株は致死率も高い可能性ありと、ジョンソン首相。 twitter.com/BBCBreaking/st…
英政府主席科学アドバイザー:英国型の変異株B1.1.7は •従来株に比べ3〜7割感染効率が高いことは確からしい •一部の年齢層で特にかかりやすいということはなさそう •3割程度致死率が高い可能性あり。データはまだ予備的と強調しているゆえ、今後の続報がまたれる twitter.com/BBCNews/status…