151
軽症コロナと思いきや、合併症で入院、心筋炎で途端に悪化みたいなケースはまだまだこちらNYでも経験されます。
3回目接種から5ヶ月以上経過した12歳以上の方は、ぜひアップデートワクチンを。
152
オミクロンを前に、今必要とされることは、「分からない」や不安を断定的な誤った情報で埋め、分かったつもりになることではなく、不確かさを受け入れることではないでしょうか。
153
「患者による高品質のマスク(N95/KN95マスクなど)の使用は、サージカルマスクと比較して、約4000名の医療従事者の間での新型コロナ感染を大幅に減少させた。」 twitter.com/erictopol/stat…
154
155
新型コロナウイルス感染症が今後どのような動向を示すかは必ずしも明らかではありません。予防は「予め防ぐ」と書いて予防です。予防の重要性は分かりにくいものですが、多くの方の理解の程度以上に重要なものです。様々な変異が生じても、重症化予防効果は高く維持されることが知られています。
156
157
NYにおけるBA2.12.1の感染流行では、自己検査キットの配布(外来でではなく政府から自宅へ)→診療は全て遠隔診療へ誘導→処方薬は郵送という流れが現場の医療者の感染リスクおよび負担を大きく軽減しました。日本国内でもそれに近い取り組みをしている自治体もあるようで、良い流れだと思います。
158
2020年春のように、テントを貼ってセントラルパークにもベッドを準備しなければならない状況には全くなっていません。しかし、戦力ダウンも相まり昨冬より確実に厳しい冬を迎えています。
159
20種類のインフルエンザウイルスのサブタイプに対応したmRNAワクチン、マウスの実験で有効性を確認。インフルエンザのユニバーサルワクチン誕生へ向けて大きな第一歩。
ここでもまた、「接種を受けたマウスが3年で死んでしまった」と自然のマウスの寿命を伝える誤情報がいずれ流れるのでしょうか。
160
その研究によれば、ワクチン接種後の1週間に通常の日常活動を行うことができない状態に一時的になったのは、ファイザーのブースターとインフルエンザワクチンを同時に受けた人で15.5%に、モデルナのブースターとインフルエンザワクチンを受けた人で22.2%に報告されています。
161
162
実際、米国でも2週間程度で全体の40%以上がXBB.1.5に置き換わり、一部地域ではすでに70%以上まで達しています。それに伴い、そうした地域では感染者数、入院患者数も増加傾向です。
163
人の話を鵜呑みにしてすぐに拡散してはいけません。それにより、多くの人の誤解を導く可能性があります。
「これはすごい発見!」と思ったら「本当かな?」とまず立ち止まる。
著名な政治家の方でもミスを犯してしまうということを知ると、これは容易に自分にも起こりうるものと学ぶことができます。 twitter.com/hatoyamayukio/…
164
今週は一瞬でした。診療のほぼ全てがCOVIDに逆戻りしました。患者さんが多病棟にまたがり救急にも行くので、数えきれないほど何度もPPEを着脱しました。これだけ十分にPPEが備えられているのはありがたいことです。嬉しい退院もたくさんありました。元気な退院姿で、疲れは一気に吹き飛びます。
165
オミクロンの情報の不確かさが不安を生み、それが過剰反応や報道のパニックに繋がっている点は、パンデミックが始まった頃を想起させる連鎖です。
166
167
ただし、病毒性の変化については分かっていません。また、ワクチンの効果にどの程度の影響があるのかも分かっていません。しかし、オミクロンから派生したものであり、依然としてオミクロンに対応した二価ワクチンの接種は有効であると考えられています。
168
現在NY州で流行しているオミクロンBA.2.12.1は、日本で流行しているBA.2と比較し、さらに20-25%程度伝播性が増加していると考えられており、免疫逃避しやすいことも示唆されています。
現在のところ入院診療には大きな影響を与えていませんが、徐々に増加傾向にはあり注意は必要です。
169
これらの数値は、コロナワクチン単独で受けた人の数値よりも、それぞれ僅かに多いという結果でした。
また、入院治療を要するような重い副反応を示したのは0.02%で、ほとんどが中等症までであったことも報告されています。
これらの結果から、同時接種は大きな問題のない選択肢と判断されています。
170
NY州の感染者数はピーク時の約1/10まで減少、マンハッタンだけで見てもピーク時の約10000人から600人前後まで減少しました。今日は1日外来でしたが、少なくともCOVIDを疑わせる症状の人に1人も出会いませんでした。何もかもがCOVID に思えた一時期と比べると見違える変化です。
171
もうさすがにイベルメクチンのCOVIDへの効果を期待するのは無理があるなと思わされる論文が先月付でJAMA誌に掲載されています。以下、要点を解説していきます。
jamanetwork.com/journals/jama/…
172
ヤクルト1000が話題です。
ただし、その科学的根拠については疑問が残ります。
「ストレス緩和につながる」と謳われていますが、実際には 20数名の医学部生が「8 週間毎日飲み続けた後、腹部の不快感スコアが約1点低かった」というもの。
これで「ストレス緩和」と言えるでしょうか。
173
特別な事情がなければ、破傷風ワクチンは10年に1度の追加接種、インフルエンザワクチンは1年に1度の接種、帯状疱疹のワクチンは50歳以降に2回接種が推奨されています。コロナのワクチンに加えて、是非他のワクチンについても見直してみてください。
174
英語で多い誤解に、”OK”のニュアンスも挙げられます。”OK”は日本ではポジティブな意味と捉えられがちですが、(言い方にもよるものの)実際には「まずまず」「ギリギリOK」のニュアンスで使われることが多い言葉です。”This steak is OK.”と言ったら、おそらくそのステーキはあまり良くありません。
175
米国オレゴン州から、新型コロナ予防目的でイベルメクチンの不適正使用後、副作用で入院した6名の報告。
4名が集中治療室に入室。症状は、胃腸障害が4名、錯乱が3名、運動失調と脱力が2名、低血圧が2名、痙攣が1名。
なお、イベルメクチンの有効性は分かっていません。
nejm.org/doi/full/10.10…