山田 悠史 | Yuji Yamada, MD(@YujiY0402)さんの人気ツイート(リツイート順)

誤解が多いようですが「急に認知症になった」という訴えでコロナが見つかった場合、それは「認知症」ではない可能性が高いです。「せん妄」と呼ばれる別の病態です。せん妄は、感染症の改善とともに改善が期待できます。隔離で難しい場合もありますが、家族からの声かけや面会なども大切です。
NY市は完全に峠をこえたようです。様々なことが重なってのことだと思いますが、例えば潜伏期間が短くなったのも戦いやすくなった要素の一つだと思います。これで終わりになれば良いのですが。
発熱と喉の痛みで受診、コロナと診断された方の処方箋を拝見。 ムコダイン、アスベリン、ムコスタ、ロキソニン、トランサミン、SPトローチ、アズノール 1日27錠。真面目な方は処方箋通りに内服。「病院に行くと色々良い薬をもらえる」という印象も与えています。 その薬、本当に全て必要ですか?
★話題のオミクロンXEまとめ • BA.1とBA.2のハイブリッドで、ほとんどBA.2 • イギリスからの報告で既存のBA.2より約10%伝播性が高い可能性が指摘されている • BA.1とBA.2の同時感染で誕生 • あくまでオミクロン、感染予防策に変わりはない • ワクチンの重要性にも変わりはない • XE Proは出ない
コロナ感染後には、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増加することも知られていて、必ずしもコロナが「重症化」しなくとも、こういった病気で命を落としてしまう方もいます。 しかし良いニュースとして、ワクチン接種がコロナ感染後の心筋梗塞や脳梗塞のリスク低減とも関連したことが報告されました。
マスクの話題が出ましたが、マスクは適材適所。絶対必要か絶対不要かの二元論で語るものではないと思います。「マスクが不要となった欧米」もかなり雑な意見で、私の勤務するNYの医療機関では全員がマスク装着をしていますし、通勤の電車でも乗客の半数ぐらいがマスクを装着しています。
何度かご質問をいただいたので、改めてNYでの外来コロナ診療の様子。 •クリニックの発熱外来はオンライン移行 •遠隔診療は電子カルテシステム内で完結 •コロナは自己検査、必要なら自宅で採血 •薬剤確認は電子カルテ内で自動化 •パキロビッドは当日自宅配送 •(条件付きで)薬剤師も処方可能
米国の変異ウイルスの分布。もはやBA.5は主流ではなくなりました。この先もBQ.1、BQ1.1への置き換えが進みそうです。良いニュースは、これらのウイルスに対しても、オミクロン対応ワクチンがオリジナルワクチンよりも有効と考えられることです。
ノババックスのワクチン ▶︎タンパク質を用いたワクチン ▶︎3週間あけて2回接種 ▶︎臨床試験で発症予防効果89.7%と報告 ▶︎副反応は既存のワクチンと同様で注射部位の痛み、頭痛、筋肉痛、倦怠感。発熱は1回目2%、2回目4.8%と少ない印象 ▶︎臨床試験内でADEやアナフィラキシーは観察されず
重症化リスクがなくワクチン接種を完了している方は軽症コロナを疑う状況であれば医療機関を受診する意義は低いです。 その方が受診しても、PCR検査を受け、市販でも手に入る薬が処方され、自宅安静になります。 これが「医療逼迫」の一因を担うなら、避けられる要因です。
【モデルナ臨床試験の追加報告】 ▶︎30415名を5.3ヶ月追跡の結果 ▶︎無症候性感染予防63.0%、発症予防93.2%、重症化予防98.2% ▶︎有効性は人種、年齢、持病の有無で変わらず一貫 ▶︎安全性に関する追加の懸念は認められず nejm.org/doi/full/10.10…
このような時期は、どうしても他の病気の診療が手薄になります。現在コロナ以外の内科の病気は、外科が対応するようにタスクシフトをしています。こういう時期こそ、逆説的ですが、あまりコロナに捉われすぎず、十分睡眠をとり、しっかり栄養を摂り、ぜひトータルで健康に気をつけてください。
日本のコロナ感染者数の増加の要因は、BA.5のウイルスの特性自体にある可能性が高いと思います。 獲得した免疫から逃れる能力が高く、過去に感染した人やワクチン接種後でも感染する可能性があります。 症状は同様ですが、喉や副鼻腔の痛み、頭痛など、痛みが強く出やすい傾向が示唆されています。
改めて、マスクの使い方の確認をお願いします。 屋内や人混みでは、ただ「マスクを装着する」ではなく、十分にフィットさせたサージカルマスクやKN95マスク、また、サージカルマスクの上から布マスクを装着するなどの工夫で感染リスクを低下させることができます。
米FDAは、今後のコロナワクチンの1年1回接種を示唆。また、初回接種およびブースター接種を全て2価ワクチンとすること、「型」は夏頃に決め、秋に追加接種を推奨することも示唆しました。 根拠が求められますが、接種法をシンプルにしていくというのはあるべき方向と感じます。
私はブースター接種は昨年の9月に受けました。NYは9月に開始になりましたが、今回のオミクロンの流行をきっかけに接種を受ける方が増えました。特筆すべきは入院を防ぐ効果で、副反応は2回目までと比較し増加しないことも報告されています。受けるのはファイザー、モデルナどちらでも良いと思います。
ノババックスのワクチンに期待する最大のポイントは、既存のワクチンと同様の技術を用いており、mRNAワクチンなどの技術を用いていない点です。 すでに安全性への懸念は十分クリアされたものの、mRNAワクチンの「新しさ」にご不安を抱える方が存在するのも事実です。 newspicks.com/news/6167490/b…
尿酸値の誤解 •「尿酸が高い」だけでは多くの場合、それは病気ではなく、それはただの状態 • 痛風に「プリン体制限」はほとんど効果は期待できない • ビールからプリン体ゼロビールへの切り替えは意味がなく、お酒を全体に減らす必要あり • 痛風には、バランスの良い食事、肥満あれば減量が大切
新たに新型コロナが発覚した場合、「濃厚接触」はどこまで遡ればよいでしょうか? 答えは、2日間です。発症または検査陽性から2日前までに濃厚接触者になり、その方たちが自宅待機となります。
コロナワクチンの3回接種や4回接種が広がった今、入院を必要とする新型コロナの患者さんは見違えるように減りましたが、未接種の方の感染を経験すると、いまだウイルス自体は恐ろしい病気を起こすことに気がつかされます。改めて、ワクチンの3回接種のもたらした恩恵は大きいと感じます。
NYではインフルエンザが興味深い動向を示しており、遅れて感染流行が起こりつつあります。最近になり、コロナへの警戒レベルが上昇したNYですが、こちらの意味でも、混雑する室内などでマスクを装着する意義は高まっていると考えられます。
熱中症のニュースが増えてきました。熱中症の予防法について、改めておさらいしておきましょう。マスクと熱中症を結びつける記事が目立ちますが、様々な角度から予防することが大切です。 1. なるべく涼しい環境を 自宅が暑ければ、扇風機から冷房に、運動は夕方以降や早朝の涼しい時間に。
各国にとっての水際対策も重要ですが、迅速な対策には、迅速な情報共有が鍵になります。しかし、今回の各国の対応は、今後の情報共有が躊躇されることに繋がりかねないという点にも意識的でなくてはいけないでしょう。
これはマンパワーが比較的豊富なアメリカでも地域により真実だと思います。年末からNYの医療機関で入院診療を担当していますが、インフルエンザやコロナが重なり、現在制限を超えた数の患者対応をしています。それでも救急外来にはまだ入院ベッド待機が常に20-30名以上いる状態です。 twitter.com/mph_for_doctor…
ワールドトレードセンター跡地から放たれる「追悼の光」。高層ビルの多いマンハッタンですが、どこからでも確認できます。 #911NeverForget