176
ニューヨーク州からの連絡によると、先週1週間で州内で新型コロナで入院した患者の約半数が5歳未満だったとのこと。ワクチン接種の対象外、有効なワクチンもまだありませんので、周囲の大人が守るしかありません。ここ数週間は小さなお子さんをお持ちの方は慎重な感染対策を。
177
人が密集するマンハッタン。ニューヨーク州全体での大きな感染流行が起こってもマンハッタンの中は、高いワクチン接種率やマスクに助けられ比較的落ち着いていたのですが、今回ばかりはそうはいかないようです。ブースター接種がまだ十分進んでいない、マスクの装着率低下なども原因かもしれません。
178
NYから日本に帰国予定の方ご注意ください。「ニューヨーク州からの帰国・入国者は12月20日午前0時(日本時間)からは6日間の待機に変更となり、入国後3日目及び6日目(入国日を含めない)に検査を受けて、いずれの検査も陰性と判定された場合は検疫所が確保する施設を退所」となったようです。
179
180
181
英語で多い誤解に、”OK”のニュアンスも挙げられます。”OK”は日本ではポジティブな意味と捉えられがちですが、(言い方にもよるものの)実際には「まずまず」「ギリギリOK」のニュアンスで使われることが多い言葉です。”This steak is OK.”と言ったら、おそらくそのステーキはあまり良くありません。
182
オミクロンを前に、今必要とされることは、「分からない」や不安を断定的な誤った情報で埋め、分かったつもりになることではなく、不確かさを受け入れることではないでしょうか。
183
オミクロンの情報の不確かさが不安を生み、それが過剰反応や報道のパニックに繋がっている点は、パンデミックが始まった頃を想起させる連鎖です。
184
各国にとっての水際対策も重要ですが、迅速な対策には、迅速な情報共有が鍵になります。しかし、今回の各国の対応は、今後の情報共有が躊躇されることに繋がりかねないという点にも意識的でなくてはいけないでしょう。
185
南アが新たな変異ウイルスを早期に発見できたのは、HIVの歴史と共に確立されたインフラの充実とベータでの経験に基づく慎重なモニタリングの結果。それが即座に各国に共有されたことも素晴らしい。しかし、結果として国交を即座に世界的に封鎖され、インセンティブではなく罰を与えられた格好。
186
オミクロンの登場で、ワクチン接種の意義がなくなったという声を耳にしますが、そんなことはありません。ワクチンへの効果にどんな影響があるかは明らかではないものの、最悪のシナリオでもワクチンの効果が全く失われるとは考えにくく、他の変異ウイルスから体を守る上でも、変わらず接種は大切です。
187
紙面を賑わしている新たな変異ウイルス「オミクロン」ですが、各国の対応や紙面の印象はすでに多くのことが分かっているような錯覚を抱かせますが、実際にはまだ分かっていないことの方が多いと思います。これまで同様の感染予防、ワクチン接種が大切なことに変わりはないと思います。
188
医療英語の課題で「今日はどうされましたか?」の翻訳を”What’s wrong with you?”と答えられる方がやはり一定数いるようです。これだとかなり挑戦的なけんか腰の質問になりかねないので、避けた方が良いです。”What brings you in here?””How can I help you today?”などの表現が良いと思います。
189
「アストラゼネカまたはファイザーワクチンとインフルエンザワクチンを併用しても、安全性に関する懸念の増加はなく、両ワクチンに対する抗体反応を維持することができていた。」「COVID-19とインフルエンザワクチンの両方を併用することで、負担が軽減され、タイムリーなワクチン投与が可能となる。」
190
コロナワクチンの有効性には、発症予防効果や重症化予防効果だけでなく、感染予防効果もあります。厚生労働省のQ&Aを最新のエビデンスに合わせてアップデートいただきましたので、ご確認ください。
cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0011.html
191
ファイザーから新たな飲み薬のコロナ治療薬の試験結果が発表されています。高齢者や重症化リスクのある人に対して、入院、死亡を89%減少と非常に高い効果が示唆されています。まだ重要なステップがいくつか残されていますが、メルクの治療薬とともに、まずは良い知らせだと思います。 twitter.com/pfizer/status/…
192
帯状疱疹ワクチンは50歳以上の方の2回接種により、3年間の観察で帯状疱疹の発症リスクを97%ほど低下させることが報告されています。実は効果のとても高い安全なワクチンです。帯状疱疹が命に関わることは稀ですが、痛みの強い厄介な病気ですので、予防しておくに越したことはありません。
193
特別な事情がなければ、破傷風ワクチンは10年に1度の追加接種、インフルエンザワクチンは1年に1度の接種、帯状疱疹のワクチンは50歳以降に2回接種が推奨されています。コロナのワクチンに加えて、是非他のワクチンについても見直してみてください。
194
冬を目前に、コロナのワクチンをきっかけとして、他に接種しておくべきワクチンがないかとリクエストしてくださる方が身の回りで増えています。今日も破傷風、インフルエンザ、帯状疱疹などのワクチン接種を進めました。特に今の時期、インフルエンザワクチンは大切ですね。
195
米国FDAが5-11歳に対するファイザーのコロナワクチンの緊急使用許可を出しました。
ニューヨーク市は、これから48時間以内に接種が可能になるよう準備しているとしています。 twitter.com/US_FDA/status/…
196
米国オレゴン州から、新型コロナ予防目的でイベルメクチンの不適正使用後、副作用で入院した6名の報告。
4名が集中治療室に入室。症状は、胃腸障害が4名、錯乱が3名、運動失調と脱力が2名、低血圧が2名、痙攣が1名。
なお、イベルメクチンの有効性は分かっていません。
nejm.org/doi/full/10.10…
197
ご参考までに、私は約2週間前にブースター接種を受け、幸い副反応は肩の痛みのみで、発熱などは見られずに経過しました。
新型コロナワクチン ブースター接種の副反応の頻度は2回目と同程度という海外からの報告(忽那賢志)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
199
ファイザーのブースター接種から丸48時間が経過しました。あくまで個人の経験ですが、すでに接種部位の痛みも軽快し、発熱などの症状の出現もここまでありませんでした。既報の通り、個人の感覚としても1回目や2回目の接種後とあまり大きな差はなく経過しています。