ニューヨーク州のワクチン接種状態別のコロナ入院患者数の推移(10万人あたり)です。青がワクチン未接種。誰が入院しやすいのかは、一目瞭然です。接種後の方が圧倒的に多い中、絶対数を比較する情報に惑わされないよう注意してください。
現在推奨されているワクチン接種回数は 60歳以上 ー 4回 18歳以上で重症化リスクあり ー 4回 12歳から59歳 ー 3回 5歳から11歳 ー 2回 です。過去の感染の有無は【問わず】同じ回数になっています。また、ワクチン接種はいつでも遅すぎるということはありません。まだの方はお早めに。
入院を必要としない軽症の新型コロナの患者に起こるlong COVID(いわゆる後遺症)の発症率。 ワクチン接種回数で比較すると 0回 — 41.8% 1回 — 30.0% 2回 — 17.4% 3回 — 16.0% と分かりやすい結果に。 対象となる方は3回目までまず確実に。 対象外の方、4回目は慌てなくて良いと思います。
コロナの感染者数が増加傾向にあり、街中での感染リスクが増加しています。 屋内、特に人混みでは、フィットしたサージカルマスクやKN95マスク、また、サージカルマスクの上から布マスクを装着するなどの工夫で感染リスクを「低下」させることができます。
日本のコロナ感染者数の増加の要因は、BA.5のウイルスの特性自体にある可能性が高いと思います。 獲得した免疫から逃れる能力が高く、過去に感染した人やワクチン接種後でも感染する可能性があります。 症状は同様ですが、喉や副鼻腔の痛み、頭痛など、痛みが強く出やすい傾向が示唆されています。
ワクチンに関するデマはこちら米国でも、日本でも後を絶ちません。河野さんからこのようにはっきりとご発信いただけるのは大変ありがたいです。 twitter.com/konotarogomame…
熱中症のニュースが増えてきました。熱中症の予防法について、改めておさらいしておきましょう。マスクと熱中症を結びつける記事が目立ちますが、様々な角度から予防することが大切です。 1. なるべく涼しい環境を 自宅が暑ければ、扇風機から冷房に、運動は夕方以降や早朝の涼しい時間に。
2. 水分摂取は体を動かしはじめる前から 水分摂取は体を動かし始める4~6時間前に開始することが推奨されます。最低ペットボトル半分ほどは飲んでおくとよいです。運動中、後もこまめな水分(±塩分)摂取が大切です。逆に1日に10リットルを超えると、低Na血症の恐れあり。何事もバランスです。
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40歳や50歳で「もう歳だから」頭が働かないと諦めていませんか?実は、20代の頃よりも向上する脳の機能が複数あることが知られています。また、その後も様々な代償が働き、仮に衰えがあっても能力は維持されることが多いです。歳だからと嘆くのはまだ早いかもしれません。 #最高の老後
ここで言いたいのは「屋外での運動時にもマスクをした方がいい」ということではないです。マスクは屋外の運動時にはそもそもリスクが低いので外せば良いと思います。ただ、熱中症対策は「マスクを外せばOK」では間違うので、マスクと切り離して対策をすることが大切です。
マスクを外すこと以上に蒸発を考える上で大切なのは、汗でびっしょり濡れた服を着替えること、通気の良い服を着ることです。濡れた服は、この蒸発のメカニズムを妨げます。夏に運動をする際は通気の良い服を必ず何枚か準備しておきましょう。
熱中症から身体を守る上で最も強力で大切な体温調節の仕組みは「蒸発」です。水が蒸発する時、熱が放散されます。暑い環境で運動をしているとき、汗をかきます。その汗が皮膚の表面から蒸発していく過程で体温を下げてくれるのです。マスクはそれを「ほとんど」邪魔しません。
コロナワクチンの3回接種や4回接種が広がった今、入院を必要とする新型コロナの患者さんは見違えるように減りましたが、未接種の方の感染を経験すると、いまだウイルス自体は恐ろしい病気を起こすことに気がつかされます。改めて、ワクチンの3回接種のもたらした恩恵は大きいと感じます。
ヤクルト1000が話題です。 ただし、その科学的根拠については疑問が残ります。 「ストレス緩和につながる」と謳われていますが、実際には 20数名の医学部生が「8 週間毎日飲み続けた後、腹部の不快感スコアが約1点低かった」というもの。 これで「ストレス緩和」と言えるでしょうか。
こちらがその研究 pnas.org/doi/10.1073/pn…
ジムでの運動中は、安静時と比較してエアロゾルの粒子が100倍以上まで増えるとの報告。 屋内ジムでの大規模な集団感染がこれまでしばしば報告されてきましたが、その理由を説明するような研究報告です。 感染リスクの高い地域では特に、ジムのこまめな換気や人数制限は引き続き重要になりそうです。
今日はここNYのある患者さんから「この国では、赤ちゃんのための粉ミルクを買うのは難しいのに、銃なら簡単に買える」という悲しいセリフを聞きました。何も返事ができませんでした。
mRNAワクチンがパンデミックで突然出てきた「新しい技術」ではなく、1960年代から研究に研究を重ねられて然るべき時に登場した「歴史のある技術」であることがよくわかるまとめです。英語を読める方はぜひどうぞ。 twitter.com/EricTopol/stat…
1年以上大切に温めてきた書籍がお披露目できる時がやってきました。 「最高の老後」 講談社から出版します。 300を超える論文をもとに、悔いなく健康に生きるコツを「5つのM」というフレームでまとめました。 老後というタイトルですが、歳を重ねる全年齢の方に読んでいただきたい自信作です。
COVIDの患者さんが相変わらず増加中のNY市内ですが、パクスロビド投与後の再燃の問い合わせや受診も増加しています。全く稀な事象ではなくなりました。BA2.12.1で増えている可能性もあると思います。体感はとても2%ではなさそうです。投与期間の見直しなど、早急にエビデンスの構築が求められます。
ファイザー社が6カ月から4歳のお子さんのワクチンの有効性を発表。 接種量は大人の1/10で、2回接種で十分な反応が得られず3回接種としています。 一方、モデルナは大人の1/4量で2回接種というスケジュールで進行。 まだ両者とも使用許可は得ていません。
NYではインフルエンザが興味深い動向を示しており、遅れて感染流行が起こりつつあります。最近になり、コロナへの警戒レベルが上昇したNYですが、こちらの意味でも、混雑する室内などでマスクを装着する意義は高まっていると考えられます。
NY市内で”high COVID alert”が出されました。これは感染者数および入院患者数の増加に基づくもののようですが、「屋内でのマスク装着」が再び推奨される状況と説明されています。なお、マスク義務については検討はされているものの、出されてはいないようです。
米国FDAが5-11歳の新型コロナワクチン(ファイザー)のブースター接種を許可しました。 これで、米国では5歳以上の全ての方が3回目の接種まで、50歳以上の方は4回目接種までを受けられます。 オミクロンの感染流行で米国では小さなお子さんの入院が増加したことが指摘されていました。