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これから2月にかけて日本にも流入してくると予想され、感染者数に影響を与えるかもしれません。免疫逃避能が高く、再感染リスクも高まるでしょう。2価ワクチンを未接種の方には接種をお勧めします。また感染者数増加中は、マスク装着(特にKN95やN95)や換気も有効な感染対策になると思います。
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過去に感染した人がワクチン接種を受けることで、免疫の「幅」も広がることが示唆されています。
この「幅」によって、感染による免疫が働きにくい新たな変異ウイルスが登場した際にも、そのウイルスに対応できる可能性が高まるのです。
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ご参考までに、私は約2週間前にブースター接種を受け、幸い副反応は肩の痛みのみで、発熱などは見られずに経過しました。
新型コロナワクチン ブースター接種の副反応の頻度は2回目と同程度という海外からの報告(忽那賢志)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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その研究によれば、ワクチン接種後の1週間に通常の日常活動を行うことができない状態に一時的になったのは、ファイザーのブースターとインフルエンザワクチンを同時に受けた人で15.5%に、モデルナのブースターとインフルエンザワクチンを受けた人で22.2%に報告されています。
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一度感染した人でもワクチン接種を受ける意義があります。
新型コロナウイルスに一度感染した人でも、獲得した免疫が時間とともに減衰したり、新型コロナウイルス自体が次々と新たな変異を獲得したりといった変化のある中で、不運にも再度感染してしまう可能性があることが知られているからです。
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コロナの感染者数が増加傾向にあり、街中での感染リスクが増加しています。
屋内、特に人混みでは、フィットしたサージカルマスクやKN95マスク、また、サージカルマスクの上から布マスクを装着するなどの工夫で感染リスクを「低下」させることができます。
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現在NY州で流行しているオミクロンBA.2.12.1は、日本で流行しているBA.2と比較し、さらに20-25%程度伝播性が増加していると考えられており、免疫逃避しやすいことも示唆されています。
現在のところ入院診療には大きな影響を与えていませんが、徐々に増加傾向にはあり注意は必要です。
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「ちょっと熱っぽい」と思ったら、可能な限りそれに気がついた日から休みをとりましょう。
何事もバランスではありますが、仮にそれが勘違いでの休みだったとしても、その勘違いが許されるような雰囲気もまた、作っていきたいものです。
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これらの数値は、コロナワクチン単独で受けた人の数値よりも、それぞれ僅かに多いという結果でした。
また、入院治療を要するような重い副反応を示したのは0.02%で、ほとんどが中等症までであったことも報告されています。
これらの結果から、同時接種は大きな問題のない選択肢と判断されています。
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★4回目接種のオミクロンに対する効果
• イスラエルの60歳以上の大規模データの報告
• 感染予防効果は約4週間で低下
• 重症化予防の追加効果は観察期間の6週間維持を確認
→60歳以上の重症化リスクの高い層には勧められるも、重症化リスクのない若い世代には今のところ4回目の十分な根拠なし
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ただし、病毒性の変化については分かっていません。また、ワクチンの効果にどの程度の影響があるのかも分かっていません。しかし、オミクロンから派生したものであり、依然としてオミクロンに対応した二価ワクチンの接種は有効であると考えられています。
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「アストラゼネカまたはファイザーワクチンとインフルエンザワクチンを併用しても、安全性に関する懸念の増加はなく、両ワクチンに対する抗体反応を維持することができていた。」「COVID-19とインフルエンザワクチンの両方を併用することで、負担が軽減され、タイムリーなワクチン投与が可能となる。」
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NY市内で”high COVID alert”が出されました。これは感染者数および入院患者数の増加に基づくもののようですが、「屋内でのマスク装着」が再び推奨される状況と説明されています。なお、マスク義務については検討はされているものの、出されてはいないようです。
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実際、米国でも2週間程度で全体の40%以上がXBB.1.5に置き換わり、一部地域ではすでに70%以上まで達しています。それに伴い、そうした地域では感染者数、入院患者数も増加傾向です。
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ファイザー社が6カ月から4歳のお子さんのワクチンの有効性を発表。
接種量は大人の1/10で、2回接種で十分な反応が得られず3回接種としています。
一方、モデルナは大人の1/4量で2回接種というスケジュールで進行。
まだ両者とも使用許可は得ていません。
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過去のワクチン開発の歴史から、ワクチンによる副反応のほとんどは接種から6週間以内に発症することがわかっています。それは、コロナワクチンも例外ではないようです。未来の感染症、ワクチンに向けても覚えておきたいことです。
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コロナワクチンの3回目接種はなぜ重要なのでしょうか。
BA.5に対するデータは不足していますが、BA.1流行時のデータでは、COVID-19による入院に対して、2回接種でのワクチンの効果は61%でしたが、3回目(ブースター)接種後の効果は85%〜92%に増加していました。
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「植物由来」のワクチンが話題になっていますが、「植物由来だから体にいい」みたいなことではないので注意が必要です。あくまでデータに基づいて判断する必要があります。
newspicks.com/news/6740114/?…
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新型コロナウイルス感染症が今後どのような動向を示すかは必ずしも明らかではありません。予防は「予め防ぐ」と書いて予防です。予防の重要性は分かりにくいものですが、多くの方の理解の程度以上に重要なものです。様々な変異が生じても、重症化予防効果は高く維持されることが知られています。
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★BA.2流行に備えて
• お住まいの地域の感染流行状況にアンテナをはる
• 品質の高いマスクを自宅に備えておく
• 自己検査キットを自宅に備えておく
• 職場や旅行、イベントのプランでプランBを持っておく
• ブースター接種を受ける
• 重症化リスクのある方は自宅に酸素飽和度測定器を備えておく
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サル痘ウイルスは、今までのところ98.8%が男性、しかも比較的若い男性に集中しています。幸い多くが軽症なのは、この世代に流行しているからという理由もあります。
性交渉に関連した感染伝播が大半で、感染はコントロールしやすいなど楽観的な見方もできますが、そう単純でもありません↓
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未接種の方は、年内に最低でも2回接種を受けておかれることを強くお勧めします。