ノババックスのワクチン ▶︎タンパク質を用いたワクチン ▶︎3週間あけて2回接種 ▶︎臨床試験で発症予防効果89.7%と報告 ▶︎副反応は既存のワクチンと同様で注射部位の痛み、頭痛、筋肉痛、倦怠感。発熱は1回目2%、2回目4.8%と少ない印象 ▶︎臨床試験内でADEやアナフィラキシーは観察されず
今日はここNYのある患者さんから「この国では、赤ちゃんのための粉ミルクを買うのは難しいのに、銃なら簡単に買える」という悲しいセリフを聞きました。何も返事ができませんでした。
★4回目接種について • 日本ではまだ開始されていない • 米国ではゴーサインがかかり、3回目から4ヶ月以上経過した50歳以上または特定の免疫不全を持った方に推奨となった • それに該当しない方への4回目接種については十分な根拠を欠く状態にあり、さらなる知見の蓄積を待っている段階
まだコロナワクチンを受けていない12-39歳の男性は、1回目と2回目の接種の間隔を2ヶ月に延ばした方が良いかもしれないと、CDCが記述の変更を行なっています。効果が高まり、心筋炎のリスクを下げられるかもしれないとのことです。 cdc.gov/vaccines/covid…
【5-11歳でのファイザーワクチンの臨床試験の速報(ただし未査読です)】 ▶︎5〜11歳の2,268人の参加者 ▶︎21日間隔で2回接種 ▶︎10マイクログラムを使用(12歳以上の人の用量よりも少ない) ▶︎血中の中和抗体レベルを調べ、大人のデータと比較 ▶︎2回目1ヶ月後の強い免疫応答と安全性を確認
ニューヨーク市のコロナ陽性者の動向(ワクチン未接種者=紫vs 接種後=オレンジ、判明分)
病院で重症のコロナ肺炎をみることはかなり少なくなりました。予防接種が広がったこと、多くの方に接種を受けていただいたことによる恩恵は非常に大きいです。しかし、インフルエンザについては、そこまで予防接種が広がっているわけではありません。ぜひインフルエンザも予防接種を。
NYにおけるBA2.12.1の感染流行では、自己検査キットの配布(外来でではなく政府から自宅へ)→診療は全て遠隔診療へ誘導→処方薬は郵送という流れが現場の医療者の感染リスクおよび負担を大きく軽減しました。日本国内でもそれに近い取り組みをしている自治体もあるようで、良い流れだと思います。
各国にとっての水際対策も重要ですが、迅速な対策には、迅速な情報共有が鍵になります。しかし、今回の各国の対応は、今後の情報共有が躊躇されることに繋がりかねないという点にも意識的でなくてはいけないでしょう。
本日ファイザーのコロナワクチン3回目の追加接種の予約をとりました。明後日接種予定です。米国では現在、ファイザーの2回接種を6ヶ月以上前に受けた高齢者や重症化リスクのある方に加え、医療従事者なども3回目の接種対象とされています。また経過を共有させていただきます。
濃厚接触者の待機期間が5日間に、2日間の検査陰性が確認されれば3日間で解除という方針になりました。 この待機期間に最も大切なことは、症状が出現しないかを慎重に観察することで、症状が出現した場合には、みなし陽性で感染者としての「隔離」が必要になります。
冬を目前に、コロナのワクチンをきっかけとして、他に接種しておくべきワクチンがないかとリクエストしてくださる方が身の回りで増えています。今日も破傷風、インフルエンザ、帯状疱疹などのワクチン接種を進めました。特に今の時期、インフルエンザワクチンは大切ですね。
医療現場にとっては、隔離、検疫期間の短縮も重要でした。現在米国ではともに最短5日間になっており、もちろん再検査も不要です。これが以前のような10日や2週間であれば、現場は全くまわっていなかったと思います。そのぐらい急速に医療スタッフの感染、濃厚接触が発生してきました。
ニューヨーク市内のコロナの状況はかなり改善してきました。こちらはニューヨーク市が報告するマンハッタン内の陽性率などの推移ですが、年始以降、陽性率、陽性者数ともにキレイに減少してきています。日本でもこのような状況が早く訪れますように。
N95マスクを一日中装着して仕事をすることには慣れたのですが、私の耳たぶだけはそれに慣れてくれず、皮膚が切れてしまっていてとても痛いです。ガーゼを挟むなどしているのですが、イマイチしっくりくる方法がありません。どなたか良いアイデアをご存知でしたら、ぜひ教えてください。
何度かご質問をいただいたので、改めてNYでの外来コロナ診療の様子。 •クリニックの発熱外来はオンライン移行 •遠隔診療は電子カルテシステム内で完結 •コロナは自己検査、必要なら自宅で採血 •薬剤確認は電子カルテ内で自動化 •パキロビッドは当日自宅配送 •(条件付きで)薬剤師も処方可能
私の住むニューヨーク州での検査の陽性率が約1ヶ月ぶりに10%を下回りました。まだ陽性になる方の数は多いですが、明らかに状況は改善したと思います。約1ヶ月かかっていますが、1ヶ月頑張れば、とも言えるかもしれません。
ノババックスのワクチンに期待する最大のポイントは、既存のワクチンと同様の技術を用いており、mRNAワクチンなどの技術を用いていない点です。 すでに安全性への懸念は十分クリアされたものの、mRNAワクチンの「新しさ」にご不安を抱える方が存在するのも事実です。 newspicks.com/news/6167490/b…
マウントサイナイの新型コロナによるICU入室患者さんは現在97人。減っていません。新規感染者数が減っても、重症になられた方は長い闘病生活が続きます。私たち医師は仕事が大変でも良いですが、本当に大変なのは、入院している患者さんたちです。
ニューヨーク市内の入院患者数の動向です。明けない夜はない。このままおさまりますように。
40歳や50歳で「もう歳だから」頭が働かないと諦めていませんか?実は、20代の頃よりも向上する脳の機能が複数あることが知られています。また、その後も様々な代償が働き、仮に衰えがあっても能力は維持されることが多いです。歳だからと嘆くのはまだ早いかもしれません。 #最高の老後
1年以上大切に温めてきた書籍がお披露目できる時がやってきました。 「最高の老後」 講談社から出版します。 300を超える論文をもとに、悔いなく健康に生きるコツを「5つのM」というフレームでまとめました。 老後というタイトルですが、歳を重ねる全年齢の方に読んでいただきたい自信作です。
人の話を鵜呑みにしてすぐに拡散してはいけません。それにより、多くの人の誤解を導く可能性があります。 「これはすごい発見!」と思ったら「本当かな?」とまず立ち止まる。 著名な政治家の方でもミスを犯してしまうということを知ると、これは容易に自分にも起こりうるものと学ぶことができます。 twitter.com/hatoyamayukio/…
これはマンパワーが比較的豊富なアメリカでも地域により真実だと思います。年末からNYの医療機関で入院診療を担当していますが、インフルエンザやコロナが重なり、現在制限を超えた数の患者対応をしています。それでも救急外来にはまだ入院ベッド待機が常に20-30名以上いる状態です。 twitter.com/mph_for_doctor…
医療従事者の4回接種vs 3回接種。4回目がブレークスルー感染予防に有効な可能性。4回目接種した人の方が感染予防行動も注意深く行ったなどの可能性もないわけではないですが、日本での医療従事者4回目を(特に現在の感染流行の大きさも考えると余計に)支持するエビデンス。