米国の変異ウイルスの分布。もはやBA.5は主流ではなくなりました。この先もBQ.1、BQ1.1への置き換えが進みそうです。良いニュースは、これらのウイルスに対しても、オミクロン対応ワクチンがオリジナルワクチンよりも有効と考えられることです。
オミクロンの症状の特徴がよくまとめられています。一点、NY市内で最大の入院患者を抱える医療機関で勤務していますが、病床の逼迫までは経験せず、ピークを超えました。回転が速くなったことなどが理由として挙げられると思います。それ以上にスタッフの不足が問題でした。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
ニューヨーク市内のXBB.1.5の割合はすでに80%を突破。すごいスピードで置き換えが進んだことがよくわかるグラフです。年末から置き換えが進んでいるものの、いまだに入院患者数が(多少増えましたが)急増するような状況にない点はポジティブにも捉えられるかと思います。
英語で多い誤解に、”OK”のニュアンスも挙げられます。”OK”は日本ではポジティブな意味と捉えられがちですが、(言い方にもよるものの)実際には「まずまず」「ギリギリOK」のニュアンスで使われることが多い言葉です。”This steak is OK.”と言ったら、おそらくそのステーキはあまり良くありません。
【モデルナ臨床試験の追加報告】 ▶︎30415名を5.3ヶ月追跡の結果 ▶︎無症候性感染予防63.0%、発症予防93.2%、重症化予防98.2% ▶︎有効性は人種、年齢、持病の有無で変わらず一貫 ▶︎安全性に関する追加の懸念は認められず nejm.org/doi/full/10.10…
時にはTwitterの情報が専門家集団の学会の発表の信頼性を上回ることもあるという事例。どこから健康情報をとれば間違いが少ないかを伝えるのは、本当に難しいと感じます。1つの情報源を過信しすぎない、は大切なのでしょう。 twitter.com/kosuke_yasukaw…
まとめ •インフルエンザワクチンとコロナワクチンの同時接種は、十分安全な接種法と考えられます。時期が重なれば、同時接種で良いと思います。 •ただし、コロナワクチンの単独接種よりわずかに副反応の割合が高い可能性があります。 •特にモデルナとの同時接種で割合が高い傾向がありそうです。
知念先生がおっしゃるように、インフルエンザシーズンがきたら、インフルエンザの予防接種もお忘れなく。 日本国内でも、インフルエンザの予防接種は、コロナワクチンから特に期間をあけずに接種を受けることが可能です。タイミングを気にする必要はありません。 twitter.com/mikito_777/sta…
ここで言いたいのは「屋外での運動時にもマスクをした方がいい」ということではないです。マスクは屋外の運動時にはそもそもリスクが低いので外せば良いと思います。ただ、熱中症対策は「マスクを外せばOK」では間違うので、マスクと切り離して対策をすることが大切です。
熱中症のニュースが増えてきました。熱中症の予防法について、改めておさらいしておきましょう。マスクと熱中症を結びつける記事が目立ちますが、様々な角度から予防することが大切です。 1. なるべく涼しい環境を 自宅が暑ければ、扇風機から冷房に、運動は夕方以降や早朝の涼しい時間に。
医療スタッフの欠員も響いています。感染力が強く、院内の思わぬところで院内感染も問題になります。我々の医療機関では、隔離期間を最短5日に短縮し、一人あたりの勤務時間も延長しての対応となりました。
「ほとんどの子どもは軽症だが、合併症で命を落とすこともある。ワクチンで予防してほしい。周りの大人が接種することも重要だ。」 5~17歳のワクチン接種を推奨 小児科学会、重症者増で | 2022/8/10 - 共同通信 nordot.app/93002156860696…
オミクロンを前に、今必要とされることは、「分からない」や不安を断定的な誤った情報で埋め、分かったつもりになることではなく、不確かさを受け入れることではないでしょうか。
軽症コロナと思いきや、合併症で入院、心筋炎で途端に悪化みたいなケースはまだまだこちらNYでも経験されます。 3回目接種から5ヶ月以上経過した12歳以上の方は、ぜひアップデートワクチンを。
人が密集するマンハッタン。ニューヨーク州全体での大きな感染流行が起こってもマンハッタンの中は、高いワクチン接種率やマスクに助けられ比較的落ち着いていたのですが、今回ばかりはそうはいかないようです。ブースター接種がまだ十分進んでいない、マスクの装着率低下なども原因かもしれません。
mRNAワクチンがパンデミックで突然出てきた「新しい技術」ではなく、1960年代から研究に研究を重ねられて然るべき時に登場した「歴史のある技術」であることがよくわかるまとめです。英語を読める方はぜひどうぞ。 twitter.com/EricTopol/stat…
2020年春のように、テントを貼ってセントラルパークにもベッドを準備しなければならない状況には全くなっていません。しかし、戦力ダウンも相まり昨冬より確実に厳しい冬を迎えています。
NY州の感染者数急増に伴い、医療機関の状況もかなり悪化してきてしまいました。COVIDとCOVIDによる持病の悪化の入院が急増しており、現場の私たちも時間外労働が必須となってきました。市内の外出時はとにかくお気をつけて。今はどこでも感染しうる状況です。
我々の医療機関では、本日から一部の内科の病気の患者さんを外科に入院とし、我々を含む内科はより多くの新型コロナ患者さんを受け入れることになりました。我々の診療科もすでに過半数はコロナの入院患者さんになりました。ニューヨーク市は今が踏ん張り時です。
NYではインフルエンザが興味深い動向を示しており、遅れて感染流行が起こりつつあります。最近になり、コロナへの警戒レベルが上昇したNYですが、こちらの意味でも、混雑する室内などでマスクを装着する意義は高まっていると考えられます。
検査陽性→旅行はキャンセル 検査陰性→それでも感染している可能性もあると考え、検査を受けていない場合と同様に感染予防行動をとりましょう
米国FDAが5-11歳に対するファイザーのコロナワクチンの緊急使用許可を出しました。 ニューヨーク市は、これから48時間以内に接種が可能になるよう準備しているとしています。 twitter.com/US_FDA/status/…
「患者による高品質のマスク(N95/KN95マスクなど)の使用は、サージカルマスクと比較して、約4000名の医療従事者の間での新型コロナ感染を大幅に減少させた。」 twitter.com/erictopol/stat…
オミクロンの情報の不確かさが不安を生み、それが過剰反応や報道のパニックに繋がっている点は、パンデミックが始まった頃を想起させる連鎖です。
検査の陰性確認よりも、まずは濃厚接触がなかったか、体調の変化はないか、旅行先で万が一体調を崩したら?などを考えていただくことが大切です。