hhasegawa(@hhasegawa)さんの人気ツイート(新しい順)

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カール・レーフラー騒動の再来になりつつある? 『図書新聞』の書評を読む限り誤訳の次元を越えて原著者が書いてもいない文章が載っているようで、翻訳を名乗っている以上は「訳者の作品」と擁護するのも苦しそう。 / “『戦時の手紙』をめぐって 鈴木創士|Web河出” htn.to/dAzdjwA9Ce
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スーパードライのような薄味の(ゆえに苦味だけが強調される)品目を「キンキンに冷やして」「味あわず喉越しを頼りに」流し込むというのは世界的には相当な奇習であって、そんなものを大学や職場の上下関係と一緒に強制されればビール嫌いになる方が当然で、むしろ味覚がしっかりしている証拠だろう。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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内容自体は「いつものアレ」で論評にも値しないが、この令和の御代、2020年代にもなって「欧米は『行き詰って』いて日本はそうではない」なる判断を前提にしている時点ですでに貴重である。普段なにを見ているのか。 / “京大総長・山極壽一67歳がフランスで感じた「一神教…” htn.to/3x58VmS7T7
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それにしても、その『シュピーゲル』の記者も書いているように、せっかく自動車や航空機より環境負荷の低い交通手段として鉄道を推してくれている以上は社としてそれを利用しない手はないのに、逆に腐すツイートをしてしまったとは、案の定ドイツ鉄道の広報も我らがラノベ作家や登山家と同水準らしい。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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(承前)で、本邦では、一等車の切符を持っていたトゥーンベリが床に座って嘘をついたのを鉄道側が暴いた、と素朴に信じる者が多いのか。これは、むろん彼女へのヒステリックな反発があるためにしても、それ以前に予約した列車が突然運休するのは想像の範囲外という事情もあろう。あちらでは日常だが。
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ドイツ鉄道とトゥーンベリの悶着をいまさら把握した。本人のツイートと『シュピーゲル』の記事(spiegel.de/lebenundlernen…)を総合すると、当初予約していたバーゼル発のICEが運休で、しかたなく別便を確保したら満席ゆえ床に座って途中まで行き、ゲッティンゲンでようやく席につけたのが経緯とわかる。
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最年少准教授氏が周回遅れなのは、いまだに「ポリコレ」をサヨクのものと思っているところで、それはすでにグローバル資本主義の戒律である。一種の共犯としてガス抜きが許されるのは国際ビジネスから離れた領域にすぎず、純粋に国内向きの商売(整形医療など?)でなければ差別では食えないのである。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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ポリティカル・コレクトネスは68年左翼の産物であると同時にグローバル資本主義のイデオロギーに回収されたものでもあり、だからこそ最年少准教授氏を真っ先に切ったのは寄付講座の出資企業だった。ゆえに、自分を資本主義の側と誤認する当人を越えて、「東大闘争2.0」の標語は不気味な輝きを帯びる。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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東大教養学部の全学自由ゼミのなかには学生の発案で講師を招き単位認定もする正規の授業として開講するものがあり、典型的な68年の遺産である。当時はまさか、そこで得た「東大非常勤講師」の肩書を使いオイタをする者が現れるとは思わなかっただろう。まあ、それを含めて大学解体というならその通り。
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ヨーロッパで、商品を渡せりゃいいだろ、と言わんばかりの最低限の接客に遭遇すると、ああ労働者の権利が守られているんだな、と思う方なので、国鉄のサーヴィスがJRになって向上したと喜ぶ心性は理解し難いものがある。むしろ、鉄道や郵便が民営化されてもあの水準でやっているあちらの凄みを感じる。
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某大「最年少准教授」を名乗って差別発言などをしているという人の現職を調べると、寄付講座の特任准教授とのことらしい。産業が大学に密接に関わるようになればなるほどこの手の人士は増えるのであり、68年のテーマが「産学共同」であった意味も明らかになろう。この機会に過去ツイートも掲げておく。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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戦後の啓蒙言説を読むと、保守派が復活させたがる記紀ベースの歴史教育は現代人には荒唐無稽にしか感じられず拒否されるだけ、といった楽天的な予測があり、サブカルでファンタジーに慣らされた層がまわりまわって神話にまつわる君主の演出を進んで受け入れるようになるとは夢にも思わなかっただろう。
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災害時に顕著なように、現政権の過去の各政権との違いは、国民の便宜のため尽力するポーズをとるかそれをこれ見よがしに放棄するかにあって、自分のことを尊重してくれる人がいるとナメくさり、逆にパワハラ傾向の指導者には嫌われぬよう尻尾を振る「普通の日本人」への人間理解度では群を抜いている。
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いまさら古文だの漢文だのを学ぶ必要はない、自然科学と国際言語としての英語だけでやっていけばよい、と居直ってすめば最高であるとしても、どこかで必ず民族的、文化的アイデンティティが欲しくてたまらなくなる時期が来るのであり、そのときどういうものに飛びついてしまうのかはもはや自明である。
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漢文の授業に意味がない、と主張する人物の書いた詞が「この身体に流れゆくは/気高きこの御国の御霊」(bit.ly/2oYGV7K)と考えると非常に腑に落ちるのであった。一年後の伏線回収。 / “「RADWIMPS」野田洋次郎の「漢文不要論」ネット上で議論に - ライブドアニ…” htn.to/BriRNN7pBZ
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環境問題への取り組みを訴える欧州の若者を見ると本邦のツイッター(の一部?)が発狂してしまうのも、そこに「享楽の盗み」を見るからではないの。自分の短期的利害とは直接に関係しない長期的構想を練るなど、その日を生きるのに汲々としている哀れなる日本人には許されていない「享楽」なのである。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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実際は内需依存国なのに輸出大国だと信じている人間が多い(円高が無暗に憎悪され円安誘導策に支持が集まった理由の一つであろう)のは、学校教育のせいもあろう。小学校などでは「加工貿易」のような用語を覚えさせ、これぞ日本の国策と教えていた記憶があり、これはいまでも続いているのであろうか。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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オタク劣化論では「第一世代」は「深い知識や教養」を持っていたとされているが、同書を読む限りでは、聞きかじりの雑学と俗流日本文化論(日本スゴイにつながる)でメインカルチャーに挑んでいるにすぎない。知性派といえたのは高畑宮崎世代までで、むろん彼らは集団としてのオタクには警戒的だった。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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いま『オタク学入門』(amazon.co.jp/dp/4102900195/…)のような著作を読むと、メインカルチャーに対する強烈な疎外意識と偏見が目につき、いつまでたってもそういうものが払拭されないまま一大勢力になってしまったがゆえに昨今の異常さがあるといえよう。すべてを用意したのは「第一世代」なのであろう。
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最悪のシナリオは、すでに「よくやった」と「日本が近代国家だと思ってたのか」と言わんばかりの声に包まれている元次官に減刑嘆願が殺到し、実際の判決はともかく、その事実自体が似たような中年引きこもりを抱える親への圧力となるというものである。これがないとはいえない国に生きているのである。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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「迷惑をかけない」ための責任として父親が息子を殺すとしたら封建時代の発想で、そんな理由で罪の軽減が認められるなら本邦の近代以前ぶりも極まれりという話にもなり、司法がどう動くのかには注目せざるを得ない。 / “長男刺した元農水次官 「この父親は悪くない」と情…” htn.to/zSvjPn1s1P
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元事務次官による子息殺害事件からは、本邦の社会状態は、「上級国民」が云々というネット世論とは逆に高級官僚でも不肖の子に有利な地位を斡旋してやれない程度には公正であるとも、親が「世間に迷惑をかける」子を殺すまで追い詰められるほど封建的水準にあるとも言え、現状の両面がよく現れている。
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またどこぞの政治家による「国民は子供を3人つくるべき」発言があったようで、もはや万国共通の定型表現になりかけているのが笑えるくらいである。前にも書いたように、エルドアン(トルコ大統領)もフラウケ・ペトリ(ドイツのAfD元党首)も同じことを述べており、国境を越えた普遍性すら感じさせる。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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これについては、いま自国のこと、特に歴史、古典文学、伝統芸能といった分野に関心を持つと、ほぼ自動的に日本美化に誘導される仕組みが出来上がってしまっているのではと推測している。それで、例えば現代の問題の起源を探るために過去に遡及するような、冷静な態度がとれなくなっているのであろう。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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今回の件に対する馬鹿の一つ覚え的な反応に、いわくつきの人物を放置した学界の「不健全」を批判するものがあるが、不正行為のあとすぐ書評で疑惑の指摘がなされ、有志が数年間検証して尻尾をつかんでから告発、大学に調査委員会を設けて処罰という流れが健全でないならなにが健全なのか逆に聞きたい。