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文化・情緒面のバリアは、必要な情報が他の人と同じ様に得られない情報弱者の人を作っちゃうバリア。
字幕や手話通訳や点字の提供がなかったり。電車のアナウンスや防災無線、言葉の壁なんかもそうだね。自閉症や知的に障害がある人が口頭の説明だけでは理解し辛い状況のもこれにあてはまるんだよね。
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障害のある人の「障害」は、社会との関係性の中で生まれる「生きにくさ」
こんな風に「生きていく上で社会の障害(バリア)に困らされている人」と捉える事で、取り組むべき主体が「社会」になるんだよね。
逆に「障がい」という「”害”はその人にある」という考え方は自己責任論につながっちゃうよ…
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制度的バリアは、障害がある事によって資格や参加が社会のルールや制度によって制限されること。障害のある人がその人の能力に関わらず均等な参加機会を奪われちゃうことなんだよね。
入試や就職の機会が障害のない人と同等に与えられなかったり、障害を理由に入店や入居を断れれるのも制度的バリア。
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教育とかスポーツとかで子供と関わる仕事をする人が色んな理論や知識を得たり、スキルを身に着けるのも大切だとは思うけど、そんなの関係なしに子供と関わるのがうまい人っているよね。
そういう人ってだいたい「子供をその気にさせる」のがめっちゃうまいなぁ~って思う。しかもわざとらしくもなく。
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アメリカの小学校の支援級と1年生のクラスではプリントは全て白以外の紙で用意されてた
理由をきくと「白黒のコントラストがきつすぎてそれが原因で文字が読めない子がいる。他の子もそうかもしれない。誰かに有効なのは皆にも有効かもの発想からの試みよ」と。特別を普遍にする事で救われる子がいる twitter.com/ogatti21/statu…
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例えば「登校後、自分のロッカーに鞄を入れる」というのを「ここがあなたのロッカーよ」と言えば次から一人でできる子もいれば、その手順を10にも20にも細部に分けて一つずつプロセスを教え誰かが付きっ切りで毎日毎日繰り返し練習し、何年かしてようやく一人でできるようになる子だっているんだよね。
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USJ のやつ、「外国では…」的な意見も垣間見るけど、
「しつけ」においてアメリカンの親が「他の人の目が…」ってよりは
「静かにするか出て行くかどっちを選択する?」的に「選択を提示して子供自身が判断する力」を養おうとする場面に遭遇する。
「静かにしなさい」一択じゃ無いのは見習いたい。
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多分僕みたいな自閉症や知的障害のある子はどうやって友達を作っていいのかわからないし、友達を作った経験がないから一人がいいって思ってた部分もあると思う。優しい大人に囲まれてる事もそれはそれで心地いいけど、やっぱり友達がいるのとは全然ちがう。友達作りを助けてもらうのは絶対必要だよ」と
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深刻な悩みを打ち明けられると「大丈夫だよ」「元気出しなよ~」と励まそうとしがち
でもそれは、話を遮ってるだけなのかもしれないし「つらい」を無いものにしようとしてるだけかもしれない。だからまずは一緒に「つらい」に向き合うのが大切なんだろうな
「つらいよね~」でもなく「つらいんだね」
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生理を個性って言っちゃう花王ロリエも
現実離れした描写でテレワークでハッピーを謳う東京都も
困ってる人の視点が全く欠けているんだよね。
ちょっと意識すれば・手を伸ばせば困ったが解消される人よりも、もっともがき苦しんでる人を対象に物事を考えないと、根本的な解決は無理だと思うんだよね。
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息子が幼かった頃、障害への偏見と闘う&息子を守る為、私が障害の事を勉強して”知識武装”するしか選択はなかった
そんな中で知ったのは、”味方を増やす”大切さ。障害の知識はなくても、私たち親子の事を気にかけて「今日はいいお天気ね」なんて会う度に声をかけてくれる”味方”の存在は心強かったな~
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子育てでも、教育でも、療育でも
うまくいかなくなった時にまっ先にした方がいいことは、
子供から学ぼうとすること。
「この子はやる気がない」「頭が良くない」「私は悪くない」って一方的に子供のせいにしてたら、袋小路から抜け出せないよ。
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だからね、子供の体が心配で偏食を改善したい気持ちはわかるけど、その為にはまず「安心できる環境」を作ってあげることが大切じゃないかな
そんな「食べられる物だけを楽しく食べていい安心な環境」の中で「挑戦してみよう」という意欲がわいた時が次のステップに進む時だと思う。無理強いじゃなくね
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「人は人、自分は自分」という線引きに冷たい印象を抱く人が多いかもだけど、この線引ができないと「自分が大変と思う事だけが大変」と判断して自分に置き換えられない事には無頓着になりがち。
それより「あなたが困ってるというなら(私にはわからないけど)困ってるのね」の方が優しさが広がるよね
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「偏食に関しては一切無理強いしない。食事の時間は楽しく過ごそう~」と約束してから息子は食事に前向きになれたんだよね。以前は食事の時間を怖がってた…
そのうち「それ一口だけ食べてみていい?」って息子が自ら挑戦することが増えてきた。”一口”をいつ始めるかには本人の意思が尊重されてほしい
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息子は成長するにつれ「障害があるなんて見えない」と言われる事が増えたんだけど、それは「治った」ではなく、息子曰く「自分のアスペルガーの特性との付き合い方がわかってきたし、周りの人にも”こんな事が困ってて、こうして貰えたら助かる”を理解して貰えたから困ることが減った」と。支援と理解。
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場の空気や言葉の行間を読むのが苦手な自閉症の人に「空気が読めない!」と揶揄する人は残念ながら後をたたないんだけど
「だったらあなたが空気を読んで相手に伝わる方法で伝えればいいじゃない」って思うんだよね。
「空気を読め」って結局は相手を下に見下した時にだけ発動するちっぽけなマウント
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日本の支援学級や支援学校の存在って
「障害のある子は他の子と同じ様に出来っこない」がベースになりがち
でも本来なら
「障害のある子は他の子と同じ方法では難しいけど出来る」のはず
こう考えることで「じゃぁどうすればいい?」に繋がる
障害のある子の成長の可能性をまずは信じてほしいな。
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これは私の持論だけど
メンタルの健康を崩してる人は
「理想・こうありたい・こうあるべき自分」と
「現実の自分・(周りから見たらそうじゃないんだけど)その人には悲観的にしか捉えられない自分」
とのギャップに苦しんでるからなんだろうなぁと。その溝を埋めるのが健康を取り戻す手がかりかな
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大学の時250人のクラスで度々アプリ(リモコン)を使って全員が4択の問題に答え、正誤のデータを直後に表示してくれる教授がいた
正解率が悪いと「教え方が悪くてごめん。もう一回説明するわ」と。こんな風に授業中の生徒の反応は「生徒にちゃんと教えたいことが届いてるか?」の確認に使ってほしいよね
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日本で未だに発達障害の子が見た目の行動だけで悪い評価をされたり、「問題行動をする悪い子」と決めつけられるのは、こんな風に接する大人の想像力の足りなさや子供の視点に立った考えができず、子供を「一つの標準的な基準」に当てはめて教育しようとするからなんだろうな…。
変わるべきは大人。
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ある時ADHDの中学生の子が教えてくれたんだよね。
「いつになったらちゃんとできるの!?」と怒られるのは自分を見捨てられた言葉にしかきこえない。だっていつになっても「ちゃんとできる自分」になれるとは思えないから。自分を否定されるのは辛い。どうやったらちゃんとできるか教えてほしいって。
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肌着禁止のトンデモ校則におかしい!人権侵害だ!って、女の子の親とかの当事者じゃなくても他人事なのにあちこちから声があがるのに
障害のある子が他の子と同じ様に教育が受けられないことを訴えるような話題にはモンスターペアレント扱いや辛らつなコメントばかりなのなんで?
同じ人権侵害だよ。