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子供はなんとな~く周りの人の言動を見てるうちに社会性を身につける。でもそれがオートマでは難しい子達への支援の一つがSST
でも「多数派が正しいと思う行動の仕方を身につけよう」的に使われがちだけど【どうふるまうかを決めるのはあくまでもその子】っていうのが軽視されてる事が多いんだよね…
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でも実際にセラピーや支援教育で「様子を見る」が必要な場面があるのね
そういう時は「どれだけの期間・どんな頻度で・どんな事に注目をして観察するか。どんな事が起こった時に観察を中断して即介入すべきか」を決める。
だから「様子を見ましょう」と言われた時にこれらの事を詰めるといいと思う。
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息子は自閉症の特性で一斉指示に注意を向けるのが難しいから全体への指示の前に「チャビ君」と呼びかける等の支援がIEPで保障されてたんだけど
小学校のある先生が「いつも、誰でもそうしてくれるわけじゃない。だから声掛けなしに一斉指示に注意を向けられる練習をしよう。もう声はかけないね」と→
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これ、特別支援教育だけじゃなく家庭にも同じ事が言える。
家庭では「お母さん」のみに障害のある子の育児が支えられていることが多いよね。だからお母さんが病気をしたり、出かけたりすると途端に破綻する事はよくある話で…。
だから学校でも家庭でも「チーム」として担う事が大切なんだと思う。 twitter.com/zubattored/sta…
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私達が当たり前に生活できてる毎日を支えているのは、個人の努力の成果ではなく恵まれた環境のおかげなんだよね。そこに私たちはすでにタダ乗りして甘えている。
でもその環境だけでは不十分な人がいる。その違いを知ってほしい。そしてその違いを埋めるべく環境に働きかける大切さに気付いてほしい。
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息子の感覚過敏からくる偏食を「かわいそうだ」と言う人は多いんだけど
息子いわく「食べられないものがあること自体はかわいそうじゃないよ。”それは食べられない”って言ってるのにそれしか用意されてなかったり、食べられた方がいいから食べろって強制される状況は僕をかわいそうにしてるけどね」と
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今回の台風10号で、自腹でホテルに避難した人が多くいたと知ったんだけど、一方で避難所のキャパが超えて避難できなかった人もいたと知った。
「自助・共助・公助」がTLを賑わせているけど、災害時等の公共の「助けが必要」な時ほど社会的弱者は十分な「助け」にありつけないんだよね。自己責任社会。
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ADHDの学生さんの勉強サポートをしてた時、体をびゅんびゅん動かし始めた
「ふざけてるわけじゃないけどとめられない…」と申し訳なさそうに言うから
「ADHDの人の中にはWMに負荷がかかった時そうなる。課題に取り組もうとしてる証拠だよ」って伝えたら「それ知って自信もてそう」ってキラキラしてた
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息子曰く
「自分は自閉症の特性もあるからか”謙遜”の意味はわかってても、見えない心の中よりどうしても表面上の言葉に引っ張られるから、僕が褒められて”大した事ないですよ”ってママが返したら本当にママがそう思ってるって不安になるし自信もなくなる。見えてる事が事実として記憶に残るから…」と
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新今宮のホームレスの人の話のnote読んでみた。率直な感想は
「自閉症って特別な才能があるんでしょ」
と同じ構造だなと
社会の構造のせいで誰かが苦しい思いをしているのを、まるで何もそんな事は存在してないような言葉で蓋をする感じ。問題から目をそらそうとしてる人が仕掛けたトリックだよね…
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ソーシャルスキルトレーニングだけでなくどんな療育や支援でも、
その子を「あなたは間違ってる」「おかしい」「それではあかん」と「その子自身を否定する」ことからスタートした時点で、
もうそれは支援や療育ではなく、大人の都合を押し付けてるだけの矯正なんじゃないかなって思う…。
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そもそも「障害のある子だけが困ってる」「診断名のある子だけに特別な手立てをする」と考えてる所から変わってほしい
本来は「子供一人ひとり皆それぞれ得意・不得意な学び方があって個々に手立てを考える必要があり、その延長に障害のある子の支援がある」はず。ラベルじゃなく”その子”をみてほしい
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息子を褒めてもらった時私が「めっちゃ勉強/練習頑張ってたんですよ~」とか言うと「ちゃんとママ見ててくれてたんやなぁってわかって嬉しいしこれからもまた頑張ろうって思える」とも言ってた
謙遜する事はそれまでの頑張りを否定したりこれからの頑張りの芽をつぶすし、子を不安にさせるだけかもね
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だから「厳しい社会での理不尽に耐える力を学校にいる間に身に着けさせる」じゃなく
失敗の経験から失敗を減らす仕組みを考えたり、適切に助けを求めるスキルを身に着けたり、誰かを助けたりといった経験から、今ある「失敗が許されない社会」ではない社会を子供達が築く手助けを大人がしてほしいな。
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ハーネスを使う必要がない人が描く子供像や親子像と
ハーネスを子供の命や安全を守る為に使ってる人が直面してる現状が、あまりにもかけ離れてるから批判がおこるんだろうなと思う。
だから事情を詳しく理解できないならせめて「何か理由があっての事だろうな」と見守ってもらえたらありがたいです。
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子がパニックを起こすと周囲の大人は慌てちゃって声を大きくして落ち着かせようとしがちだよね。でも息子が言うにはそれは火に油を注ぐ行為で、その刺激がもっとパニックを大きくしちゃうと。周囲の焦りはもっと自分を焦らせるとも
だからどっしり構えて静かに寄ってきて静かなトーンで話してほしいと
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息子はずっと散髪をいやがった。理由は感覚過敏だと思ってたんだけど、最近息子が本当の理由を教えてくれた
「幼い頃は過敏のせいで髪を触られるのが痛いのもあったけど、小4くらいまでは散髪後の自分の顔を鏡で見ると吐き気がした」と…。理由は、あまりにも醜かったから。だから散髪が怖かったと。
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肌着禁止の理由が「皮膚の鍛錬」「体を丈夫にする為」とか「我慢こそが君を鍛える!」と子供を支配して満足しないでよ
「寒かったら重ね着」「汗かいたら着替える」「体の成長に応じて肌着もアップデート」って「自分で考えて行動する」を教えないでどうするの
この支配からの卒業!尾崎よほんまそれ
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”厳しい社会”を作ってる一つは「厳しく対応したい人」。そしてその人達に従う事によってその”厳しい社会”は更に強靭になる…
そんな厳しい社会をやわらかくしていくには、ミスを防ぐ工夫やリカバリーの仕方を知ってる事や、一つの解にこだわらず多様な選択「それもありだね」を増やすことじゃないかな
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もっというと、障害のある子を育てたことがない人にとって「そんなはずはない」「嘘だ」「大げさ」って反応したくなるような事が
障害のある子を育てていると毎日現実に起こってるっていうのを知ってもらうだけでも、救われる人たちはいます。「知ってもらえた」安心感がに孤独から少し救ってくれます
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意識上のバリアは、障害がある人や高齢者等の社会的弱者に対する偏見や差別、無関心、そして「かわいそう」と哀れむ対象としてだけみること
バリアフリーに対する認識不足もそうだし、点字ブロック上に物を置いたり身障者専用駐車場への駐車といった無関心&無知による行動もバリアを作ってるんだよね
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クラスで使うパワポの資料とかを授業が終わってからしか配布してくれない先生がいて、息子は板書が苦手なのもあるし、一字一句逃さず書かなきゃってタイプでもあるし、「これ知ってる」が有効なのもあるから先に配布してほしいとIEPでお願いしてOKになったら、クラスメイトも助かったって評判だったよ
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ディスレクシアのある子が、読む(見た文字を音に変える)のに必死で読んでも意味がわからないっていうのは、英文をたどたどしく読んだ後に全く意味がわかってないのと似てるんだろうな。
文字(漢字とか英単語とか)を音に変えて更に意味も理解するって、その過程でつまずきがあれば苦痛でしかない…
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子供の発達障害の診断がでた後に親は「助けて」と言える先がない、又はどこに言えばいいのかさえわからない。
虐待を受けている子やDV被害者はそれが「助けて」という状態なのかさえ判断できない。
なのに社会福祉は訴えがないと重い腰をあげない。
ベクトルが違う。アウトリーチ。こっちに来てよ!
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小学校から電卓で使う事が当たり前だから、書字障害のある子がiPadを使うのも、障害のある子が合理的配慮のもとに自分に必要な支援を受ける事にも日本のように「ズルい」と目くじら立てる人がいないんだろうな。
困ってる事が代用でどうにかなるなら、それを頼る選択がもっと当たり前になってほしい。