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こういった障害のある人やその家族が抱えてる、出かける為の「心理的なバリア」ってなかなか経験した事のない人には理解できないと思うんだけど、
目に見える段差とかのバリアフリーだけじゃなく、こういった見えないバリアの存在も、知ってもらうことで少しずつ減っていけばいいなぁと願ってる。
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合理的配慮って「あいつだけ得して…」と思われがちだけど、障害等の特性によって他の人と同じ出発点に立てない状況をフェアにしようとする為の事
だからもしあなたが「ずるい」と思っても、必要な人から取りあげようとしないで
でもあなたがもし困ってるなら、あなたも助けてもらっていいんだからね
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「発達障害ある人にわかりやすい方法は他の人にもわかりやすい」を納得してくれる人は多いんだけど、でも中々その方法は採用されないんだよね
それは多分「楽してできた事より苦労してできた事にこそ価値がある」っていう”苦労崇拝”の文化だからだろうな。楽して生まれた余力を他に使った方がいいやん
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きかんしゃトーマスが大好きだった息子。アメリカに越してきた頃、英語がわからないのに英語版を好んで観てた理由を教えてくれた
「日本語版は機関車毎に声優が違うけど、英語版は全部の声をリンゴが声を変えてやってた。それが誰かに絵本を読んでもらってる感じがして心地よかったから」と。ほほぉ~
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日本の支援学級や支援学校の存在って
「障害のある子は他の子と同じ様に出来っこない」がベースになりがち
でも本来なら
「障害のある子は他の子と同じ方法では難しいけど出来る」のはず
こう考えることで「じゃぁどうすればいい?」に繋がる
障害のある子の成長の可能性をまずは信じてほしいな。
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だからね、子供の体が心配で偏食を改善したい気持ちはわかるけど、その為にはまず「安心できる環境」を作ってあげることが大切じゃないかな
そんな「食べられる物だけを楽しく食べていい安心な環境」の中で「挑戦してみよう」という意欲がわいた時が次のステップに進む時だと思う。無理強いじゃなくね
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障害のない人・マジョリティが”前提”とするものはマジョリティへの”配慮”
がよくわからない方。”バリアフル”レストランについて考えてみてほしい
「車いすが健常者・二足歩行が障害者」の世界が体験できるレストランに行ってきた もう理不尽すぎて泣きたい nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/20… @itm_nlabより
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発達障害は「発達しない」でも「発達できない」 わけでもなく、発達が発達障害ではない人と「違う」という事でその違いに困ってる人
だからまわりの環境が発達障害の人たちの「違い」にマッチしたら、発達障害の人の障害は障害では無くなる
発達障害は周囲との「関係性」によって困難が現れる障害。
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ソーシャルスキルトレーニングだけでなくどんな療育や支援でも、
その子を「あなたは間違ってる」「おかしい」「それではあかん」と「その子自身を否定する」ことからスタートした時点で、
もうそれは支援や療育ではなく、大人の都合を押し付けてるだけの矯正なんじゃないかなって思う…。
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全盲の方に回転寿司はロシアンルーレットってツイで思い出したけど、手話の師匠が「耳が聞こえない人はドライブスルーを利用できない」と教えてくれたのを思い出した
「当たり前」として障害のない人が深く考えずに利用できてる事に「障害がある」というだけでこんなに機会格差がある。無くして行こう
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息子はずっと散髪をいやがった。理由は感覚過敏だと思ってたんだけど、最近息子が本当の理由を教えてくれた
「幼い頃は過敏のせいで髪を触られるのが痛いのもあったけど、小4くらいまでは散髪後の自分の顔を鏡で見ると吐き気がした」と…。理由は、あまりにも醜かったから。だから散髪が怖かったと。
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発達障害のある子への個別支援や、学び方の違う子にその子のわかる方法で教えてほしいと学校にお願いすると「クラスにはこの子だけじゃなく他の子もいるから…」と断られることってよく見聞きするけど
いや、そもそも「”この子もクラスの大事な一人”っていうことを忘れちゃいませんか?」って思う。
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発達障害のある子への理解が少しずつ日本では進んではきてるけど、まだまだ親の”知識武装・交渉力”に支援の量や質や環境が左右されてるよね
でも本来は、選択肢の中での「その子にとって最適な学びの環境」っていうのは”勝ち取るもの”ではなく全ての子に権利として等しく保障されるべきものなんだよね
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例えば書字障害がある子が補助具を使って一生懸命努力してようやく字を書く事ができた時に「それでは自分で字が書けたとは言わないよ」なんて言うのおかしいよね。
みんなそれぞれに自立や目標が違うんだから、一つのモノサシを当てはめて頑張りを否定するのは間違いだって知ってほしいなって思う。
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「様子を見ましょう」の多くは
「なんかよくわからないし面倒くさそうだから、”様子を見ましょう”の一言で一旦その場から逃げ出したい、そしてあわよくばフェイドアウトしてほしい」っていう「関わりたくないサイン」なんだよね。
だから「あの件どうなりました」と言うとたいてい嫌な顔される…。
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失敗から学ぶ事は多い。だから大人が失敗の目を先回りして摘むよりも、子供のうちに失敗を経験してそこから成功につなげる経験は大切だと思う。
でもね、世の中には「失敗は成功もと」にならず「失敗は更なる失敗のもと」になる人がいる。発達障害のある人がそう。失敗の連鎖は彼らを闇に突き落とす…
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息子曰く
「自分は自閉症の特性もあるからか”謙遜”の意味はわかってても、見えない心の中よりどうしても表面上の言葉に引っ張られるから、僕が褒められて”大した事ないですよ”ってママが返したら本当にママがそう思ってるって不安になるし自信もなくなる。見えてる事が事実として記憶に残るから…」と
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そもそも「障害のある子だけが困ってる」「診断名のある子だけに特別な手立てをする」と考えてる所から変わってほしい
本来は「子供一人ひとり皆それぞれ得意・不得意な学び方があって個々に手立てを考える必要があり、その延長に障害のある子の支援がある」はず。ラベルじゃなく”その子”をみてほしい
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これ、ALSの子が悪いわけでも同級生の子達が悪いわけでもないんだよね
「態度に関わらず、他の子が自由に移動できるのと同じ様に移動できる為の合理的配慮の保障が必要」って事なんだけど
解決策を「感謝すれば?態度を改めれば?」「障害のある子には優しくね」にしちゃうから話がややこしくなる… twitter.com/6d745/status/1…
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自分たちの立場の主張をお互いが言い張るだけじゃ、いつまでたっても誤解はとけないからね。でもまぁその歩み寄りの努力が、困ってる人側に大きく委ねられてるけど地道に理解を広げていくしかないんだろうな。
ハーネスの問題は何年も繰り返されてきてるけど、少しずつだけど以前より進んできてるしね
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息子を褒めてもらった時私が「めっちゃ勉強/練習頑張ってたんですよ~」とか言うと「ちゃんとママ見ててくれてたんやなぁってわかって嬉しいしこれからもまた頑張ろうって思える」とも言ってた
謙遜する事はそれまでの頑張りを否定したりこれからの頑張りの芽をつぶすし、子を不安にさせるだけかもね
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障害のある人に、その人にとって必要な支援を許可しないっていうのは
「ずっと苦しんでてね」って言ってるのと同じなんだよね…。
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深刻な悩みを打ち明けられると「大丈夫だよ」「元気出しなよ~」と励まそうとしがち
でもそれは、話を遮ってるだけなのかもしれないし「つらい」を無いものにしようとしてるだけかもしれない。だからまずは一緒に「つらい」に向き合うのが大切なんだろうな
「つらいよね~」でもなく「つらいんだね」
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先生の「良い子」基準が”自分”が困るかどうかだと、大人しくて困ってる事が言い出せない子は良い子として放っておかれがち…。自閉症の女の子に多い静かなパニックは特に…
40人学級で「わからない・困ってる」を言葉や行動で表せない子を見逃さない為には、まずそういう子もいるって知ってほしいな。