76
障害の特性もあって失敗する経験が多いその子にとって、失敗を避ける方法は「やらない・続けない」で、これは彼女が失敗で傷つく自分を守る方法だったんだろうなと
だからこそ衝動的な(に見える)行動を叱るんじゃなく、成功を導く様なプロアクティブな関りをするのは心の健康の為にも大切なんだよね
77
「忘れ物をした子には手を差し伸べず困らせればいい。困ることで次から忘れなくなるから」っていう指導が未だにあるらしいけど
学校は罰を与える場所じゃなくあくまで何か今までできなかった事を学ぶ場だよね。だからこそ追い詰めるんじゃなく、どうすれば困らなくてすむのか模索してほしいなって思う
78
コロナワクチン、私はアメリカ市民権がないから順番は後回しなのかな?有料なのかな?って思ってたら「移民の人も保険ない人もどんなステイタスの人もアメリカにいる人は全員無料で接種できますよ、早く予約して接種してね」って連絡がきた。
というわけで予約完了!
79
個人的には一年365日のうち250日は唐揚げあげてる自閉症の偏食ある息子の母である私から言わせてもらうと
唐揚げが手抜き云々のくだりより、0歳と3歳のお子さんがいるのに、奥様とってもおしゃれしててバッグ小さくて…そんなゆったりした子育てって実在するんだなぁの方がインパクト強かったです。
80
この教授は院の支援教育の授業で事ある毎に
「どんな障害がある子も友達を作ることがとても大切。一人でもいい。いつも家族や支援者という大人に囲まれて、自然になりゆきで友達を作ることが難しいこの子達が「友達っていいな」っていう経験ができるかどうかはあなたたち先生次第なんだよ」と訴えた。
81
息子は自閉症の特性で一斉指示に注意を向けるのが難しいから全体への指示の前に「チャビ君」と呼びかける等の支援がIEPで保障されてたんだけど
小学校のある先生が「いつも、誰でもそうしてくれるわけじゃない。だから声掛けなしに一斉指示に注意を向けられる練習をしよう。もう声はかけないね」と→
82
「発達障害だからできません」は、理解を求めてる言葉ではあるけれど、でも実際は周りとの距離を広げちゃう言葉に思える
でも「発達障害の〇〇という特性で△することが難しいんです(けど□ならできます)」だと距離を縮める言葉になって「じゃぁどうしよう」につながるきっかけになると思うんだよね
83
自転車の練習にしても算数のプリントにしても突然ほうり出してどこかに行ったり他の事を始めることが多かったんだけど
そうなる前の困ってる時点でコツやヒントをだして「できる!」をサポートしてできるようになれば、逆にずっと続けてる。自転車に乗れるようになってずっと鼻歌歌いながら乗ってた♪
84
学生の時に車いすでトイレを使用する体験をした。まず身障者用のトイレの場所を探し、たどり着くまでにスロープやEV…と遠回り、ドア開けづらい、とにかく時間がかかる…
体験を終わって学生が口々に「疲れた、もういい」って。で、教授が言った「障害のある人は”もういい”ってやめられないのよ」って
85
頑張る前から、「所詮おまえなんか」「どうせ私なんて」と頑張る意欲をくじかれる人たちもいます→
86
するとその先生が「その自分の強みを忘れるな。将来きっとよく似た配慮をお願いする機会があるはず。そういう時に”僕はアスペルガーだから”なんて言うな。
こういう事が苦手で、でもこうすれば皆と同じかそれ以上の事ができる。その為にその配慮が必要だ”と説明するんだよ」と。息子は大切な事を学んだ
87
それにね、ハーネスを否定する人ってほんの数分他人事として見ただけ。自分事じゃないから「親が命がけで子供を守れば」って言えるんだろうな。
でも実際ハーネスを使ってる子の親って、24時間365日子供を命がけで守らないといけない現実に向き合ってる。5分ならともかく、体力も注意力もたないよ…。
88
そういえばさぁ、日本の謎マナーでこれはもうやめようよと思うの
目上の人とか男の人が食べ始めないと女の人は箸を付けちゃいけないってやつ、あかんでしょ
できたてのおいしいのを食べたい人も、ちょっと冷ましてから食べたい人も、おなかすきすぎてる人もいるんだし、食事はそれぞれに楽しもうよ~
89
発達障害の診断もグレーゾーンの子への支援介入にしても「とりあえず様子を見ましょう」を”結論を先送りにする”という意図だけで使われると問題が深刻になるまで放置されちゃう…
「様子を見る」は”注意”を向けて経過観察するであって、”とりあえず”ではなく「どんな風に様子を見る」であってほしいな
90
発達障害の特性ゆえに困ってる事が「その子に合った方法」で軽減されるように、発達性協調運動障害(DCD)の子も合う方法や教え方があればそこそこできる様にはなるからまず理解が広がってほしいな。
一つ言えるのは、ダーッとかシューッとかいった長嶋茂雄さん流な教え方とは壊滅的に相性が悪い傾向
91
場の空気を読むのが苦手なアスペルガーの人に対して、その苦手さをわかった上で「空気読めない」とバカにする人もいたりするんだけど
空気をよむのが難しいアスペルガーの人の思いを察知して、あなたが空気を読んで対応して下さってもよくってよ、よくってよ~っていつも思う次第です。よろしくです。
92
バリアフリーっていうと、多くの人が段差や狭い通路、背の低い人には届かない自動販売機といった物理的なバリアだけを思い浮かべるんじゃないかなって思うんだけど
バリアには物理的なバリアの他に、制度的なバリア、文化・情緒面のバリア、意識上バリアがあるんだよね。その辺りを少し説明します。
93
アンジェルマン症候群という重い知的障害を伴う障害のある子と関わった事がある。5歳位だったかな。何とか自分で歩けるんだけど、発語もなく、食事や着替え、排せつ等にも手取り足取りの支援が必要だった。
上司が言った「何年かけても”トイレで用をたせるように”がこの子の自立の最大目標だ」って。
94
教育とかスポーツとかで子供と関わる仕事をする人が色んな理論や知識を得たり、スキルを身に着けるのも大切だとは思うけど、そんなの関係なしに子供と関わるのがうまい人っているよね。
そういう人ってだいたい「子供をその気にさせる」のがめっちゃうまいなぁ~って思う。しかもわざとらしくもなく。
95
自閉症の子達の偏食の事は本当にたくさんの人に知ってもらいたい。
味覚・嗅覚・噛んだ音への聴覚等の感覚過敏の問題もあれば
「同じ物」に絶対的な安心感を抱く特性も相まってある企業のある製品しか食べないケースもあるのを食品会社の方にも知って頂き突然の廃盤等に考慮して頂けたらと願います。
96
息子が幼かった頃、障害への偏見と闘う&息子を守る為、私が障害の事を勉強して”知識武装”するしか選択はなかった
そんな中で知ったのは、”味方を増やす”大切さ。障害の知識はなくても、私たち親子の事を気にかけて「今日はいいお天気ね」なんて会う度に声をかけてくれる”味方”の存在は心強かったな~
97
障害のある子と関わった事がない人は、”頑張りや努力”で解決を求めてくる傾向にあるよね。
でも障害のある子が頑張りや努力で困ってることを無くすことができず特別な支援や道具が必要なように
その親もまた頑張り以外の工夫や道具が必要なんだよね。それはズルでも手抜きでもなく“無いと困る”もの。
98
「発達障害は治らない」が最近多くツイートされてて確かにそれはそうなんだけど
「治らない」という現実を突き付けられて傷ついている人の存在にも思いを馳せてほしいなって思う。
「治らない」と共に「だから理解が必要」「環境調整・支援で生きやすさを改善できる」等という言葉を添えてほしいな。
99
「子供用ハーネスに対して否定的な意見や批判を使ってる人に伝える・伝わる事がその人の判断に与える影響が多大」ってことは知っててほしいな
ハーネスは「命綱」
世論の圧力によって使用を仕方なくやめる事で起こるかもしれない最悪の事態を想像したり責任を持てないなら、安易に批判しないでほしい
100
「通常級で算数につまずいてる子→発達障害かも→だから支援級へ」と
「算数につまずいてる子に必要な工夫や配慮を考える→その工夫や配慮が支援級で個別に行った方が困ってる事が解消され学べそう→だから支援級へ」は全然違うよね
障害の有無じゃなく”その子に合う学び方”で学ぶ環境を考えてほしい