26
息子が幼い頃、ミニカーを一直線に並べるのが大好きで、寝転がって横からタイヤを眺める息子は本当に楽しそうだった
でもある時支援者に「適切な用途でおもちゃで遊べない」と指摘され傷ついた…。今ならわかる、その「適切な用途」って誰視点なの?
息子にしたら「適切な用途」で遊んでたんだよね。
27
障害ゆえの特異な感覚の過敏さに由来する偏食ってね、「食べたくない」じゃなく「食べられない」
息子にある時きいてみた。「食べられない物だけを与えたら食べたか?」って。
「ママは空腹が耐え切れなくなったらゴミとか砂とか食べる?食べられないでしょ。僕の偏食はそういうこと。食べられない」
28
今はっきり言える事は、GW明けにCovid-19のパンデミックがぱったり治まって、元の生活に戻れる事は無い。
そしてこの先、学校は登校可/不可を繰り返していくはず。
そんな中で従来の対面授業のみの教育にしがみついていたのでは、子供の学びは保障されないと思う。大きな決断をして動き出さなきゃ。
29
日本で有名な先生のアスペルガーの子への関わり方講演に行った時に
「アスペルガーの子には”これ知ってる”っていう予習的な機会を作ってあげる事が大切。不安を減らし自信につながるから」ときいて息子にもそれを伝えてそうする様にしてきたんだけど
「俺これ知ってるで」に何度も救われたと言ってる
30
小学校の時忘れ物をしても叱られず先生が用意してた物を借りられた息子
高校の解剖の授業に買ったマスクを持参する時「これ全部持って行っていい?忘れた子にあげる」と持って行った
帰ってきた息子「他の子も忘れた子の為に予備を持ってきてたから余った」って。優しくされた経験が優しさにつながる
31
大学院の教授の息子さんは、重度の知的障害と左半身麻痺の身体障害、そして自閉症があった。その息子さんは病気で25歳で天国へ旅立った。お葬式には会場に入りきれないほどたくさんの人が参列されたそうなんだけど、
その中に彼の”友達”は一人もいなかった。それを教授は今でもずっと悔やんでると…。
32
発達障害のある子を「困らせる子」と考えると「排除」に向かう。
発達障害のある子は「困ってる子」ととらえると「配慮」に繋がる。
後者のように考えてくれる人がもっともっと増えてほしいな。
33
家事や育児の愚痴を言うと「じゃぁ結婚しなければよかったんじゃ?」「子供産まなければよかったのに」と言われることがあるんだけど
ここはほら「そういうしんどさが軽減される社会になったらいいのにね」に考え方をシフトしていかないとずっとみんな苦しいままで、その結果が今の苦しみなんだよね。
34
書類の申請の仕方がわからない人に「甘えないでそれくらい自分でやれ」じゃなく付箋を貼って書くポイントを示したり一緒に書く時間をとってみたり
支援は相手の立場にたって考えることがスタート。「困ってるなら行動を起こせ」「行動しないなら困ってないとみなす」態度は強者のおごりでしかないよね
35
感覚過敏を動画で体験した人が息子に「これ、ずっとだったら大変だね」と。そこで息子が言った言葉にハッとさせられた
「ずっとだったらってIFの仮定じゃなく、”ずっとだから”大変なんです」って
障害は一時的に「今ちょっと困ってみよう」の様な自分の都合や選択で体験するものじゃない。エンドレス
36
「忘れ物をして自分が困れば直すはず。だから放っておく」っていう人は、自分が「困るのは嫌だから直す」ができる人。
忘れ物を繰り返す人って、先を見通して計画的に行動を起こすのが苦手な人なんだから「困るのは嫌だから直す」の様に先を見越した行動をそもそも起こせないから困ってるんだよね…。
37
TLに障害あるけど・車椅子だけど「ありがとう」と感謝するってツイが流れてくる。私の身内も「車椅子でも出かけられる事に感謝する」だし、私も息子と出かける時は「ありがとう」を欠かさない派
でもこれが「ありがとう、すみません」を言い疲れた障害のある人を否定していい事にはならないんだよね…
38
「この子は〇〇ができない」じゃなくて
「ここまでならできます」「こういう方法でならできます」「こういう環境ではできます」って見方を変えるだけでかわることって多々あると思うの。
それにその子だって「できない」「できない」ばっかり言われたくないよね。
39
「福祉事務所に相談すれば?」じゃなく
「福祉事務所に事情を話してみました。お母さん一人じゃ説明が難しいでしょうからSWに同行を依頼しましょうか?」
「息子さんの得意な事や向いていそうな仕事、必要な支援を書き出したので相談に持っていって」だと事件のお母さんも救われたんじゃないかな…。
40
セルフレジはお店によって操作方法は様々で迷いますよね
その分「汎化」のプロセスは難解になります。でも将来の自律の為に「実際のお店で体験し習得する事」はとても大切な事なんです
なのでもしそういった場面に出会った時に「汎化」の事を思い出してもらえてらなと思います。よろしくお願いします
41
嘱託殺人の大久保容疑者の奥さんのブログ。奥さんが大変な思いをしてきた事は伝わるんだけど「アスペルガーの夫を支え続けた結果」というタイトルに反して、ブログから見えてくるのは「追い詰めた結果」なんだよね…
夫を「アスペルガー」ではなく「人」として見ずただただアスペルガーを見下してる…
42
そんなのが得意な親ばかりじゃないしね。ちゃんと子供の障害の説明が上手くできた親の子にしか理解や支援を得るチャンスがないのもそもそもおかしいんだよね。
でも結構、親の障害に対する知識や行動力で子供が支援にいきつけるかどうかの差がでてしまう。これっておかしいよね。見直されてほしい。
43
感覚過敏等の理由で食べたくても食べられない偏食がある子に対して「一口だけ」といった関りをする人って多いけど
大人は「その一口をきっかけにそれ以上」を期待するけど
偏食の子にとってその一口は「強制から逃れる為の我慢」という苦痛でしかないんだよね
それくらい無理ってこと知られてほしい
44
障害のある子に「将来自立できる見込みがないなら、愛される人を目指しなさい」は、なんか違うと思う。
「支援を受けたければそれ相応の人になれ」「一生誰かの顔色を伺いながら生きろ」「愛想がないなら支援しない」という上下関係のある支援はそもそもおかしい。
可能な限りの自立を妨げかねないよ
45
自閉症や不安状態のポスター以外にも、ディスレクシア、身体・運動障害、ロービジョン、難聴・聴覚障害、スクリーンリーダーの利用者の為のバージョンも日本語で提供されています。こちらのサイトからPDFバージョンをダウンロードできます→github.com/UKHomeOffice/p…
46
困ってる人やSOSに対して大切なのはアウトリーチと具体的な支援だと思う。困ってる人の多くは行動にうつせないから困ってる
「こうしてみたら?」といった提案はあくまでも強者視点。それを普段仕事でしてる人には簡単でなんでもないことでも、初めての人にはハードルはとてつもなく高くなるんだよね
47
「汎化」と言って、練習を繰り返したトイレで用が足せるようになったスキルを他のトイレでも使えるようにするといった新たな練習です
トイレによって水の流し方、鍵のかけ方、操作ボタンがありすぎたり…、こんな仕様の違いを乗り越えてどこのトイレでも使えるようになるには経験を積むしかないんです
48
「もう終わったな…」と呆然としてた時に副園長が声をかけてくれ親身に話を聞いてくれた。そして話をきくだけでなく具体的な提案をしてくれた
「今週の土曜日のシフトを変えて私が入るようにするからチャビ君連れておいで。大丈夫、私が責任取るから。お母さん、気兼ねなくゆっくりしたらいいよ」と。
49
息子がパニックして大声で泣き叫びながら学校から電話してきた。話を聞こうにも全くだめ…
だからまず「話を聞きたいから落ち着いてほしい。まずは意図的にすごくゆっくりソフトな声で話してみて」と提案。そうやって話してるうちに自分を取り戻し「ありがとう、センソリールーム行くわ」と。よかった
50
アメリカでは子供を一人にしちゃいけないと法で定められてるのもあってか、朝の学童保育が7時頃からあって、朝食の給食も希望者に提供してる
共働き、シングル…色んな家庭環境の子がいるっていう前提のもとに”家庭”じゃなく”学校側”を社会のニーズに合わせて変えていく視点が政策に必要じゃないかな twitter.com/megane654321/s…