851
自分を大切にしてくれない人に執着することは、自分を大切にできてない
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いい男もいい女も基本的に全人類に対して敬意を持って誠実に関わっているけど、恋人には特に誠実だし優しい。そして優しさの差別化をしてくれるから安心する。彼らは“あなただから”というメッセージを伝えるのが抜群に上手い。
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結局のところ、見返りを求めてしまうってことは、その行為に何かしらの損失を感じてしまっているってことだから、相手のことが大して好きじゃないのだと思う。相手への気持ちが愛に溢れていたら人は見返りを求めない。美しい花に水をやる時に花から見返りを求めないようにね。
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「尽くしすぎはよくない。相手と同じくらい尽くべき」とかよく言うけど、上手くいってるカップルはそんなこと考えてない。そもそも「尽くす」とは何かしらの犠牲を伴う行為であり、彼ら彼女らは好き好んでやってるわけだから犠牲の意識はなく、したがって尽くしてはいない。愛情は調節するものではない
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心配事の97%は起こらないらしいので、起こってほしくないことは心配すればいい。
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自己肯定感を高めるために意外と効果的なのが「孤独に浸かる」こと。何故なら、自己肯定感が下がる時は、なんらかの形で人の言動に左右されている時だから。したがって、一人の時間を多めに確保して、確実にできることや確実に楽しめることだけを徹底的にやる。それだけで結構変わる。
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相手を優しいと思うのはあなたが優しいから。
相手を賢いと思うのはあなたが賢いから。
相手を素敵だと思うのはあなたが素敵だから。
対象が美しいのではなく、その対象に美しさを見出したあなたの心が美しいのです。
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優しさとは、理不尽な要求を受け入れることではない。
賢さとは、知識を得て傲慢になることではない。
強さとは、自分の弱さに蓋をすることではない。
信じるとは、思考停止をして思い込むことではない。
愛とは、自分を犠牲にして相手に尽くすことではない。
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「私といたらあなたは絶対に幸せになれる」みたいな自信を持ってる女性は愛されている。こういう人って無意識的に人を喜ばせていて、相手から何かをしてもらいたいって発想がない。いつも笑っていて、言葉がポジティブで溢れていて、知性的で、そこにいるだけで温かくなる存在。愛されないはずがない。
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かなり前に上司から言われた「暗い所と低い所で考え事をするとネガティブになるからやめた方がいい」って言葉が今でも覚えている。つまり、夜寝る前に布団の上で考え事するのは最悪なのだ。考え事は、よく晴れた日にどこかの高台に行ってすることが望ましい。
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人間関係で我慢ばかりしていくと何が怖いかって自分の気持ちが分からなくなることだと思う。常に他人の顔色を窺い、自分の気持ちを押し殺して他人に合わせる。それが継続され習慣化されていくと、脳が「生きていく上で自分の気持ちは必要ない」と判断する。結果、自分が何をしたいかが分からなくなる。
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クズ男はあなたに不安を与える。いい男はあなたに安心を与える。クズ男はあなたを醜くする。いい男はあなたを美しくする。クズ男はあなたを所有する。いい男はあなたと共有する。クズ男はあなたの自己肯定感を下げる。いい男はあなたの自己肯定感を上げる。
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自分を偽ったり嘘をついたりしてしまうのは自己肯定感が低いから。ありのままの自分を自分が受け容れていないから、相手にも受け容れてもらえないのではないかと不安になり、本音や本性を見せることができない。大切なのは「本来の自分を見せて嫌われるなら仕方ない」と思えることです。
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恋愛が上手くいく人が共通して持っているスキルは「スルースキル」です。要するに、気にしない、考えても分からないことは考えない、終わったことに執着しない、みたいなことです。
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いい女もいい男も人に愛されようと思ってない。彼らはあらゆる人から好かれるための土台を持ちながら、絶えず人を愛し社会に貢献しようとする姿勢を持ち続けている。だから結果的に人から愛される。つまり、愛される人は人を愛している人で、愛されない人は人を愛さない人。
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人の気持ちが分かる人は、人の気持ちが最初から分かるのではなく、何が分かっていて何が分からないかを理解する能力が高い。つまり、相手についての未知な情報を把握し、質問をして確かめて検証していくことができる。一方で人の気持ちが分からない人は、人の気持ちを勝手に分かった気になってしまう。
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「寂しいから会いたい」と「あなたと共有したいことがあるから会いたい」には大きな差があります。後者の場合は、その想いに誠実に向き合ってくれますが、前者の場合はだんだんと会ってくれなくなります。何故なら「寂しさを埋めるためなら誰でもいいのか」と捉えられてしまうからです。
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恋愛が上手くいかない人にありがちなのが、全て我慢することが優しさだと思っているという点だ。彼女たちは、自分の尊厳が傷つけられても、何故かそれに耐えようとする。でもあなたが我慢している限り、相手はその我慢に一生甘えることになる。それは優しさじゃない。我慢の始まりは、破綻の始まりだ。
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信頼関係を築ける人の最大の特徴は「失うことを恐れない勇気をもっている」です。何も失わず、何も諦めなければ、互いに傷つくことはないだろうが、その距離感から前進することはない。
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付き合う前のコミュニケーションの量と質が付き合った後の関係性を決めます。すぐに別れるカップルのほとんどが、付き合う前のコミュニケーションが不足しています。相手のことを深く知らずに付き合うから「こんな人だとは思わなかった」と幻滅したり幻滅されたりするのです。
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上手くいっている関係ほど、最初に嫌なことや許せないことを伝え合っています。そうすれば、お互いが嫌なことを避けられ、気持ちよく生活できるからです。一方で、上手くいかない関係は、後から嫌なことを伝え合います。そして、その度にお互いが嫌な気持ちになっていき、関係が悪化していきます。
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「ついカッとして怒った」という言い方があるが、怒りは自然的なものではない。本当は「つい」ではなく、一瞬で怒りの感情を出すかどうかを判断している。つまり、その人が怒るということは「この人には怒ってもいい」と思っている。人は尊敬している人や大好きな人に怒りを向けることはない。
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好きと依存は全然違う。好きは相手を尊重できるが、依存は相手を尊重できない。好きは喜びに満ちているが、依存は大きな苦しみが伴う。好きは相手の幸せを願えるが、依存は自分のことしか考えられない。好きと依存は対極な関係にある。
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言いたいことが言えない、聞きたいことが聞けない関係は信頼関係ができておらず、その関係に未来はない。
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恋愛が上手く人は「自分は一人でも生きられる。それでも二人でいた方が、同じ経験を共有する喜びを持つことができる」という考え方で恋愛をしている。お互いにこの考え方があれば、依存関係ではなく、理想的な愛の関係を築くことができる。