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アマチュアというのは随分と誤解されている言葉ですが、元々は「プロになれない人」という意味ではなく「プロになりたくない人」「やってるコトを金で汚したくない人」「プロになる必要のない人」のことを言うわけですね。だから「キミ、アマチュアだな」なんてね、もう最高の褒め言葉ですよ。
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好きなことをやってるのがアマチュア。仕事だと思ってやるのがプロ。だからプロはアマチュアに勝てない。好きなことをしてる人が結局は一番強いですからね。diamond.jp/articles/-/211…
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見田宗介は全共闘に対して「大学解体も体制変革も良いけど、その先にあるポジティブな世界像を提示してみろ」と一括している。結局、彼らはそれを提示できなかった。「仮想敵を否定する衝動」で人を束ねるのは簡単だけれど「ポジティブなビジョン」で人を束ねるのはとても難しいからです。
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すでに誰かに言われている可能性を気にし出したら何も言えなくなってしまいます。だいたい、世の中で言われていることで「本当に新しいこと」なんて滅多にあるもんじゃありません。もしそれが本当に新しいのであれば、それはあまり価値がないということでしょう。
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Twitterなんか見てないで本を読みましょう。
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ダーウィンの自然淘汰では「適応」が重要な概念として登場します。適応度は繁殖率と生存率の積なので、生存率が落ちる環境では繁殖率を高めることが有効です。個人も同じで、つまり「いろんなことに手を出して上手くいきそうなものを残す」という戦略です。
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教養はないのに権力だけはある、というオッサンたちと戦うために。
東洋経済で「武器になる哲学」の記事がアップされました。
toyokeizai.net/articles/-/224…
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勝ち馬に乗るな、負け馬に乗れ。これが荒俣宏先生から学んだ最終奥義ですね。考えてみれば、僕の人生で出会った「勝ち馬に乗ろうと一生懸命やってる人」って、だいたい「この人、何が楽しくて生きてんのかな」っていう感じになってますもんね。桑原桑原。
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ラグジュアリーブランドなどの高額商品を「格差社会を助長している」と批判する向きもありますが、一方でラグジュアリーブランドが職人文化の存続、職人の社会的ステータスや報酬水準の向上に寄与しているのも事実です。これを批判すれば工芸は補助金に依存して細々と生き残っていくしかありません。
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自分の人生の脚本を描くのは自分であり、自分は自分という主人公にどのような振る舞いをさせるかについて「完全な自由」を持っているのだと考えてみるとなかなか楽しくないですか?確かに他人はコントロールできません。しかし他人からされることにどう反応するかを選ぶことはできます。
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アート関係者は往々にして、どうやってもっとミュージアムやギャラリーに来てもらえるか、という論点を立ててしまいかまちですが、そもそもなぜここまでアートに関心のある人が居ないのか?という問いを考えないと、根本的な打ち手に繋がらない気がします
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年収が上がるなら貧しくなってもいいの!健康になるなら病んでもいいの!アタマが良くなるならバカになってもいいの!モテるなら愛されなくてもいいの!経済成長するなら国が滅びてもいいの!と考えてる人のなんと多いことか…
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3年前の自分を思い返して「あの頃は何と愚かだったのか」と思えないとしたら、この3年間で何も学べなかったということです。
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少し前に「共感しすぎて動けない」という状態に陥ってしまったことがあるのですが、本書を読んで危険な状態だったんだな、ということがよくわかりました。「共感には罠がある」ということをわかりやすく説いています。支援や奉仕に関わっている人は必読だと思います。
amazon.co.jp/Compassion-%E3…
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「役に立つ」より「意味がある」方が高く売れる。これは人についても同じです。論理思考も話し方も「役に立つひと」を目指す戦術だということをお忘れなきよう。diamond.jp/articles/amp/2…
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グローバル化の見逃されがちな影響の一つがニッチ市場のメガ化です?日本国内で出現率1%の市場に向けてビジネスをやれば潜在顧客は百万人しかいません。仕方なくみんな大衆向けに焦点のぼけた商品を開発していますが、世界には70億人の人がいるので同じ出現率でも七千万人の潜在顧客を持つ。
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本を読んでいて眠くて仕方がないとき、どうすれば良いか?僕自身も随分と悩んだ問題なのですが、結論から言えば「体が『要らない本だ』と教えてくれてるのだから素直に従えばいい」と考えることにしました。それから随分と無駄なインプットがなくなったように思います。
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最近は「プロ」が大安売りになってますね。プロのデザイナー、プロの著述家、プロのミュージシャン等々。たとえ貴方が素人でも「これダセエな」と思ったら堂々とプロに向かって「これはダセエ」と言えば良いのですよ。殆どのプロは吹けば飛ぶような実績しかないのですから。僕は全てアマチュアです。
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アウトサイドインからインサイドアウト。裁くのではなく、光を照らす。批判するのではなく、模範になる。問題をあげつらうのではなく、解決策を提案する。環境に影響されるのではなく、環境に働きかける。
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今回のオリンピックに関して白紙撤回されたケース。国立新競技場の設計、大会エンブレムのデザイン、弁えろ発言の組織委員会会長、そして今回の開閉会式の音楽担当。こうやって並べてみると国家イベントの仕切りとしてあり得ない手際の悪さだなと思います。根本的に何かがおかしい。
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手段と目的とモノサシの混同はよく起きます。GDPはモノサシですが目的ではありませんし、DXは手段ですが目的ではない。どんな社会を作りたいのか?についての考察がないままにモノサシや手段ばかりが議論されているように思います。
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もう高原に着いたのだから経済成長という山を登るのをやめませんか、と。businessinsider.jp/post-215273 @BIJapan
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NHKの番組の準備でいまエンデの「モモ」を再読しているのですがやっぱり面白いですね。灰色の男が現れるのは「退屈してるとき」なんですね。これはケインズやラッセルが指摘してたことだよなあと。「退屈」という社会問題を解決するために「消費」という環境問題が生み出されるトレードオフ。
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最近になって気がついたんですが、日本には「国」と「世間」はあるけど「社会」はないんですね。この三つの言葉のうち、昔からあったのは「国」と「世間」で「社会」は明治時代の新造語です。概念として存在しなかったし、いまだに日本には存在していないと思います。
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日本はエンゲージメントの数字が低い、つまり夢中になって働いている人が少ないということですが、逆に言えば「夢中になれる仕事」を見つければラクに勝てるということです。競争戦略で考えれば現職でコンピテンシーを高めるより若い時に色々試してできるだけ早く夢中になれる仕事を見つける方がよい。