山口周(@shu_yamaguchi)さんの人気ツイート(リツイート順)

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大人にこそキッザニアって必要なんじゃないか、と。適性診断も含めて色んな仕事を疑似体験してみるのって面白いと思うんだけどなあ。
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スロヴェニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは「現代人は足りないものを教えくれる人を渇望してる」と言ってますね。だから広告がこれほど求められる、というのがジジェクの主張ですが、最近はむしろ「あなたは足りてる」と言ってくれる人が求められてるような気もします。どうなんでしょうね。
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自分の行為が「周囲5メートルの人々」の判断によって決定されるのだとすれば、自分の人生のクオリティは「周囲5メートルの人々」によって大きく影響されることになります。その人たちが劣化したオッサンだと悲惨な人生を送ることになる。だからこそ「エグジット」が大事なんです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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Leicaとコンデジ。エアコンと暖炉。クオーツと機械式。ミニコンポと真空管アンプ。共通項は「便利なモノほど安い」ということ。「便利さ」で競争優位を作ろうとする企業が日本には多いけど「便利さの追求は利益ゼロに至る袋小路への道」です。「便利さから豊かさ」へのシフトが必要。
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戦略という言葉は「戦いを略す」と書きます。「戦いに勝つための作戦」が戦略だと勘違いしている人が多いんですが、本来は「戦わない」ために考えるのが戦略。だから本当に戦略的な人ほどプラプラ遊んでいるように見える。必死に戦って目立ってる人というのは「戦略的には全然ダメ」だということです。
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兼業禁止っていうのは、一生面倒見る から他の男と付き合うなって言うのと同じことですよね。昔はまあ言える会社もあったのかも知れないけど、いま本気でそう言える会社なんてあり得ないわけで、だったらクビになった時の保険のために兼業しますよ、というのは極めてフェアな話ですよね。
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一日が終わる時、どんなことがあっても「今日は素敵な一日だった」と 言ってみる。「落ち葉がハラハラ綺麗だった」とか「タクシーの運転手さんが面白かった」とか、どんな日でも良いことって必ずありますからね。それを拾い集めるようにして生きられると良いかな、と。
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「OR発想」から「AND発想」へ。例えばアフターコロナは都市か地方か?という議論でヒートアップしてますけど「どっちも」でなぜダメなのか。僕は葉山の海辺に暮らしてますけど都会の夜遊びも大好きで人生には両方必要だと思ってます。「AかBか」という発想そのものを解除していきましょう。
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原理的に言えばニュースをたくさん観てる人ほど世の中に対する認識の歪みが大きくなりますよね。なぜならニュースは常に「異常なこと」を知らせるから。犬が老人を噛んだ、だとニュースにならないけど、老人が犬を噛んだ、だとなるとニュースになるわけでね。気をつけないとどんどん歪んじゃう。
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無教養な専門家は、われわれの文明にとって最大の脅威である。専門化と細分化、職能主義、効率主義、短期利益主義などの飽くなき追求によって失われていく人間の基本的価値を再構築するため、私たちにはいまこそ「教養」が求められる。 ロバート・ハッチンス
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幸福感受性の回復が全てに優先すると思うんですよね。「自分が幸せかどうか」を感じとる感性が鈍磨してるというのは効果測定システムがバグってる状態で生きてるということですから。戦略や努力の前にまずは効果測定システムとしての幸福感受性の回復させないと。
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新しい職業には名前がない。名前をつければそれは必ず「過去」になります。名前がないということはそれを材料にして思考できない、ということなので、だからこそ新しいことをやろうとしてる人ほど思考より直感が大事だということになりますね。
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個人の知的成長もシステムで考えるとわかりやすい。見る→感じる→考える→表現するの4モジュールで考えると、論理思考は「考える」に該当するけど、そこだけ鍛えても「見る」「感じる」が少なければ意味がない。だから「見る」力が大事という。
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最終的に成功した人のキャリアを棚卸しすると「不遇の時代」を経験している人が多い。不遇のままで終わるかどうかはその人次第で、たとえばセントヘレナ島に流されたナポレオンは、監視人がたまたまイギリス人だったので、この人を教師にして英語をマスターしてます。不遇を機会にしるんですね。
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先の読めないVUCAの時代に自分のキャリアビジョンを描くのに意味があるのか?という問いに対して。「意味はある」と思います。恐らくビジョンは実現しないと思うけど、ビジョンを持って生きることで人生の瞬間の密度が上がります。その密度の積み重ねが人生の質を大きく変えていきます。
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多すぎる情報が葛藤や迷いを生み出す。現代人はいつも迷ってるでしょ?「あっちの方が良かった?」「こっちの方が良い?」「みんなどうしてる?」。でも「迷う」ってものすごい脳のパワー食いますからね、そんな状態でパフォーマンスなんか出るわけありません。ゾーンに入れないんですから。
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カッコいいですねえー sumatome.com/su/13174111604…
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「論理では勝てない、正解にはもう価値がない」と指摘すると「ではどうすればいいんですか?」という質問をされます。いわゆる受験エリート組が多いんですけど、まずは「よくわからないけど、まずは”どうすればいいんですか”とすぐ人に聞いちゃうメンタリティを止めてはどうですか」と答えてます。
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余計なことをする。これが「不幸になる人」の特徴だと最近気づきまして。
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文化を意味するカルチャーはもともとカルティベート、つまり「耕す」から来てます。何を「耕す」のかというと「人間のこころ」を耕すわけです。その「耕されたこころ」という畑から「文化という実り」が生まれて、それが人の心をまた耕すということです。
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僕の音楽に力なんてないですよ。役に立つこともない。役に立ってたまるか、とすら思います。 asahi.com/and_M/20200522…
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贈与は「贈与された側」が贈与に気づいた時に初めて立ち現れる。しかし僕たちはなかなか「死者」と「自然」から受けた贈与に気づけません。この二つに気づかず「自分でなし遂げた」と考えてしまう人々のことをオルテガは「慢心した坊ちゃん=大衆」と表現したのですね。
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格差や貧困で泥沼のアメリカ、日本などの「先進7カ国」って本当に「先進」なの?と昨晩ツイートした矢先のこの記事。つくづく、もう「小さな米国」を目指すのはやめませんか?と思ってしまう。
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自分の人生って自分が主人公の文学作品みたいなものでしょう?なのに他人に脚本を書いてもらって、しかもその脚本にグジグジ文句言ってる人がとても多い。「自分がコントロールできるもの」と「自分がコントロールできないもの」を峻別する。他人はコントロールできません。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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つまり「責任論を持ち出して他者を糾弾する」というのは社会を萎縮させてるということです。ひとたび失敗すれば責任を厳しく追及されるような社会で誰がリスクを背負うものですか。失敗はチャラにできる、つまり「無責任」だからこそ活発な経済活動が起きるわけでね。