山口周(@shu_yamaguchi)さんの人気ツイート(いいね順)

651
昨晩の遠山さんとのディープな議論、最後は酔っ払ってなにも覚えていないんだけど、前半で言われた「コンサルと代理店が知的に惰弱になるのは当たり前だよ。だって「課題」と「お金」が、お客さんから与えられるんだから」というのが言葉がアタマから離れない。
652
先日、カヤックの柳澤さんと話したことなのですが、マクロでは東京への人口集中が起きてる一方で「ある種の人たち」による鎌倉や葉山や軽井沢への移住、「脱センター化」とでもいうような流れが急激にいま来てる。真逆のことが同時に起きてるという事態をどう解釈するか。
653
小人物は問題を解き、大人物は問題を提案する。論理思考などの「問題解決スキル」は「優秀な担当者のスキル」ではありますが「リーダーの要件」ではありません。現在の日本でこれだけ「担当者のスキル」が礼賛されているのは、この国が「一億総担当者化」していることを示しています。
654
ダンテの神曲の「地獄編」を読むと、地獄に落ちるのは「悪いことをした人」じゃないんです。地獄に落ちるのは「ただボンヤリと生きちゃった人」なんですね。ダンテからすると、それは積極的に悪事をなすよりもっと悪いことだ、というんです。放っておいてくれ、と言いたくもなりますけどね。
655
経営者は自分が交代するまでの数年先までしか考えていない人が殆どですが、新入社員は自分が管理職になる数十年後まで考えます。今日、もっとも長期的な視野で企業の行く末を思考してるのは実は組織の若手層なんですよね。
656
無教養な専門家は、われわれの文明にとって最大の脅威である。専門化と細分化、職能主義、効率主義、短期利益主義などの飽くなき追求によって失われていく人間の基本的価値を再構築するため、私たちにはいまこそ「教養」が求められる。 ロバート・ハッチンス
657
一世を風靡した論理思考は「モノゴトにシロクロつける力」ですが、今はむしろ逆の能力が求められてると思います。19世紀英国の詩人、ジョン・キーツは起きてしまった不可解なコト、理不尽なコトを受け入れるチカラ、シロクロ付けずにやっていく力を「ネガティブケイパビリティ」と名づけていますね。
658
「オトナの事情」とか「オトナの配慮」といった言葉が出てくる状況では、だいたい「コドモっぽい事態」が発生してる。成熟したオトナが居る状況には「オトナの事情」も「オトナの配慮」も必要ありませんこら。
659
今回の事件は「暴力には社会を動かす力がある」ということを図らずも証明してしまいましたね。これだけ酷い状況について何らの告発も行なってこなかった言論機関・報道機関の責任は重いと思います。
660
グーグル、アップル、IBMが採用条件から大卒を外しました。大きなモノガタリの完全崩壊ですね。一方でこの国は未だに昭和の第四楽章みたいなことやってて、夜の飲み会で駿台模試の順位とか自慢してる残念なエリート気取りが多い。 axios.com/google-apple-c…
661
仮想空間シフトが進むことで「情報財」を扱っている人の生産性がメチャクチャ上がっている一方で「物理財」を扱っている人の生産性がものすごく下がっている。これは言うまでもなく格差の拡大を招くことになるので、やはりベーシックインカムのような社会的セイフティネットの導入が必要だと思います。
662
仕事とは「何かを生み出す営み」と考えられてきた中で「何かを無くす営み」に莫大な価値が生まれてる。コンマリさんのことを僕はポストモダンの象徴だと思ってたけど、それがグローバルな普遍性を持つに至ったことに再度驚き。Spark joy!
663
自分の周りの状況は自分の内面の反射である、ということに気づくかどうか。
664
最近「多様性」は疑義を許さない絶対教義みたいになっていますけど、そもそも「多様性がなぜ組織のパフォーマンスを上げるのか?」と訊かれて答えられる人がどれくらいいるのでしょうか?多様性と組織行動のメカニズムを理解しないままにただ多様性を高めれば組織のパフォーマンスはむしろ低下します。
665
僕は去年出した「ニュータイプの時代」で「予測は必ず外れるので止めておきなさい」と指摘して一年経たずにそれが証明されました。いまBCPが流行ってますけどこれも可笑しな話で「予想もできないことが起きたらどうするか」を予想してるんですからね。当事者はその概念矛盾に気付かないのかしら。
666
タイやフィリピンは物価が安いから給料も安いと思ってる人がいるようですが、すでに十年ほど前から部長・役員クラスの給与は抜かれてます。記事にもありますが、日本は職位が上がるほど報酬の相対水準が低くなる。若い人は本当にこの国で働き続けるのか考えた方が良い。 diamond.jp/articles/-/278…
667
どんなゲームも共産主義で始まって資本主義で山場を迎え虚無主義で終わる。モノポリーは全員同じ所持金で始まり大貧民は同じカード枚数で始まる。誰かを貧民に陥れるところで座は盛り上がる。そして逆転が不可能になって虚無主義で終わる。世界は今、どのあたりですかね?
668
最近「社会的課題の解決」がビジネスの世界でも叫ばれているけど、これはつまり実際にその課題が解決したらその会社の存在意義もなくなるということです。目的を掲げながら目的の達成を喜べない。ここにビジネスという営みの本質的な破綻が潜んでいます。
669
環境変化が起きると蓄積した「スキル」「経験」「知識」の価値が毀損します。これを一番蓄えているのは年長者=オッサンなのですが、一方で何が問われるかというとリベラルアーツです。定石が通用しない、むしろ判断を誤らせる状況において正しく意思決定していくためにはリベラルアーツが必要です。
670
多くのCEOは「人財=人が最大の資産」と美辞麗句を宣います。もし本当に思うのであれば、その資産の状況を経営報告に載せて欲しいと思うのはステークホルダーとしては当然のことです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
671
エーリッヒ・フロムは「悪について」の中で、暴力には「遊び」「防衛」「復讐」「補償」の四つがあるとした上で「社会的パワーを持たない人にとって暴力は生産的行為の代用になる」と言ってますね。格差が拡大して社会的パワーを持たない人が増えると、暴力が社会参加の一つの手段になる、と。
672
「敵をデザインする」ことを考えてみる。前向きなビジョンがあればもちろん素晴らしいけどなかなか難しい。そういう時は「世界から無くしたいもの=敵」を考えてみるといい。敵ができるとものすごく「やるべきこと」がはっきりします。モチベーションも湧きますしね。
673
この記事、ものすごく実感と符合します。最近、ラジオの仕事や大学の関係で20代の人とやり取りすることが多いのですが、みんなFacebookやってないんですよね。彼らからすると「オジサンとオバサンが互いにイイネしあってるイタイ世界」に見えるようです。そりゃそうだよね。nikkei.com/article/DGXZQO…
674
自分の行為が「周囲5メートルの人々」の判断によって決定されるのだとすれば、自分の人生のクオリティは「周囲5メートルの人々」によって大きく影響されることになります。その人たちが劣化したオッサンだと悲惨な人生を送ることになる。だからこそ「エグジット」が大事なんです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
675
「自分は○○の人間だから」とか「自分は□□の立場ですから」という風に自分のアイデンティティを規程してそこからはみ出すことをしない、分を弁えることばかり気にしている人がいるけど、端から見ていて「どうしてそんなに窮屈な状況に自分を縛るんだろう?」と思ってしまう。