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人生のクオリティを決定する三大要因の一つが「どこに住むか」です。それが企業の都合で決められていた時代が終わろうとしてる。コレはスゴいことです。あとの二つは「誰と住むか」「何をするか」ですね。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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よく「若手の育成が課題」という声が経営陣から出ます。さて、GAFAの創業者の創業時の年齢の平均は24歳。ハタチ過ぎの若者が世界を変える会社を作りました。一方で御社の過去十年の時価総額は殆ど伸びていませんね。こんな結果しか残せていない皆さんに若手が育成されて大丈夫なんですかね、という。
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GAFAのうちアマゾンを例外として残りの三社に共通している要素があります。それは「好奇心や遊びからスタートしており、最初は事業化を考えてなかった」ということです。新規事業がうまくいかないと悩んでいる人は事業化を考えず、まずは「こんなことができたら面白くない?」からスタートしてみては?
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ピクサー社長のエド・キャットマルはいわゆる企業ビジョンが嫌いということで知られていますが、なぜ嫌いなのかというと「それが答えのように見えるから」だそうです。誰も考えなくなってしまうと。だからもっと曖昧で謎かけのようなものにするべきだ、と言うんですね。これはとても面白い指摘です。
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こだわる人が多いようですけど「勝つか負けるか」はどうでもいい問題だと思っています。そもそも争っている時点で負けですね。
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後ろ向きっていう批判がありますが、そうじゃない、あなたと向いてる方向が逆なだけで、こちらはこちらで前向きなんですよ、という。
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転職や転居について「勇気がない」ということを言う人がいますけど、勇気の問題で動けないならむしろ動かない方が良いと思います。それはただのギャンブルですから。動く人は「勇気があるから動く」のではなく「確信があるから動く」わけで、だから良い結果を得るわけですよね。
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要するに企業も人と同様に「モテる」「モテない」が重要な時代になった、ということです。「役に立つ」は論理とサイエンスで追求できますが「モテる」にはセンスとアートが必要です。マニュアル読んで「モテる」ことを目指す人ってだいたい「モテない」でしょう?
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よく「偽善だ」と批判する人がいますけど、偽善で何が悪いんでしょうか。「批判するだけで何もしない人」より「偽であっても善をなす人」の方が遥かに社会にはありがたい。偽善すらできなければ人類に救いなんかありません。
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成長の止まった世界では時間に価値がなくなります。いまは金利が事実上ゼロの時代ですが、これはつまり時間の価値がゼロの時代、「時が金にならない時代」が来たということです。こうなると時間を分母にして計算される全ての指標が意味を失うことになります。たとえば労働生産性とか…
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呪術は必ず言葉を使います。なぜ言葉が使うかというと、人は言葉によって自分の動きを封じるから、です。つまり呪いというのは「その人からオプションを奪う言葉、考えることを停止させる言葉」のことなんです。そう考えると、今の社会がいかに呪いにまみれてるか、よくわかりますよね。
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危機感が足りないと経営者が叫んでる会社ほど最後はダメになってる。なぜか?危機感というのは利己主義だからです。だって「自分の危機」にしか関心を向けてないんですから。価値は「社会の問題」を解決して初めて生まれますから、経営者が「自分の危機」しか関心なければツブれるのは当然です。
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オリジナリティを気にしてる人が多いようですが、そもそもオリジナリティという言葉そのものが相対性を前提にした概念ですよね。だからオリジナリティということを意識するほど他者を意識しなければならなくなって「素」で居られなくなる、結果本質的な意味での独創性は失われるというジレンマ。
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先の読めないVUCAの時代に自分のキャリアビジョンを描くのに意味があるのか?という問いに対して。「意味はある」と思います。恐らくビジョンは実現しないと思うけど、ビジョンを持って生きることで人生の瞬間の密度が上がります。その密度の積み重ねが人生の質を大きく変えていきます。
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エンブレム盗作騒ぎに始まり、体型を揶揄した「五輪ピッグ」ネタによる演出統括者の辞任、そして今回の小山田圭吾氏にまつわる騒動。これだけ不祥事が連発するというのは、運営組織・・・まあ電通なわけですが、の意思決定に決定的な欠陥があるということだと思います。完全にズレてる。
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いま「呪い」というテーマで本を書いているのですが、「呪いにかかりやすい人」と「呪いにかかりにくい人」の差は何なのかを考えてみると、『「あたま」が「こころ」に先行してる人』が「呪い」にかかりやすいんだな、と。
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最近感じるのは「世間というのは5月の海に似てる」ということです。飛び込む前は「冷たいんだろうな」という気がしてなかなか踏ん切れないけど、いざ飛び込んでしまうと意外と暖かい。
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経営者にとっては、自分の会社って命がけのものですけど、働いてる人にとってはたまたまそこにあった自動販売機と同じですよね。一定の労力を入れると一定の給料が出てくるという自販機。そういう温度差の違いがいろんなところで摩擦の原因になるのは当たり前だよなあ、と。
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この多様性の時代に「男系後継者に限定する」のは時代遅れだ、という意見がありますね。ではこういう反論はどうでしょうか。この多様性の時代に「男系後継者に限定する」という独自文化を否定し、グローバルの価値観を一方的に押し付けることこそ画一的であり、まさに多様性の否定ではないか、と。
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成長そのものを否定してるわけではないんです。ただ、全体のパイが増えない領域で成長を望めば「他者から奪うことでしか成長できない」ことになる。これが社会を生きづらい場所にしてしまう要因になってるんです。ホッブズですよ、誰もが成長を目指して互いにド突き合いをしてるんですから。
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モテることを目指してる人はだいたいモテないわけですが、これって成長そのものを目指してる組織はだいたい成長できないというのとよく似てますね。
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日本では企業に雇用を守ってもらうというのが政府の考え方なので企業を守ることで雇用を守るという考え方が通用しますが、これからの時代においてそのような考え方が通用するのか。個人的には「企業は守らないけど個人は守る」というセキュリティの考え方にシフトするべき時期に来ていると思います。
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193ある国連加盟国のうち1945年以降戦争を経験していないのはアイスランド、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、スイス、ブータン、 日本の8か国しかありません。この事実はもっとプライドをもって語られても良いと思うんですけどね。
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余計なことをする。これが「不幸になる人」の特徴だと最近気づきまして。
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社員意識調査のギャロップ社によると、日本で仕事にやりがいを感じている人はなんとたったの6%しかいません。人生を無駄遣いしている人がそんなにいるのか・・・そんな仕事すぐ放り出して面白おかしいことをやればいいのにと僕は感じるわけですが、みんなワガママじゃないんですよね。