まめそま(@mamesoma)さんの人気ツイート(リツイート順)

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義実家同居解消してからフレグランスとかネイルとか入浴剤とか映画とか小説とか日本酒とか、好きだったのに疎遠になっていたあれこれをまた少しずつ楽しめるようになってきた。見失っていたパーツを取り戻して磨き直して組み立てているような、流れが絶えて干上がった川底の土に水が蘇ったような感覚。
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真っ暗な寝室からボソボソ声が聞こえて、おそるおそる覗いたら子供たちが頭くっつけてしりとりしてた。「寝てる?」と少しドア開けたら「寝てるー」「寝てます」「寝言だよ」と即答。そこで「お母さんは?」と問いかけると「美しい」「可愛い」「優しい」と寝言が返ってきたので教育が行き届いている。
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永遠に続くように思ったから明け方の歩道橋でボロボロ泣いていたのに、過ぎてしまえば今度は辛かった時期もほんの一瞬だったように思えるから不思議なもので。似た境遇を先に乗り越えた人が、今が大変な人に「大変なのは今だけ」「あっという間よ」みたいな言葉をかけてしまうのも、なんでかわかった。
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祖母は入所先の施設を病院だと思ってて、祖母の中では働き口が見つかったら退院することになっているそうです。施設職員さんが毎日「今いい仕事を探してますから、決まったらバリバリ稼ぎましょうね。それまでここでのんびりしましょうね」と声をかけてくだすっている。おかげで祖母はいつも笑顔です。
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迷子になって隣の市まで大冒険した次男が「迷子はカッコ悪くて嫌だという気持ちが強すぎて迷ったと認めるのに時間がかかって状況が悪くなった」「助けてもらう力がついた」と分析してて晴らしかった。判断ミスの原因と結果まで反省できてて上出来だし、他人に助けてもらう力は、ほぼ生きる力と同じだ。
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疲れすぎて今日は晩ごはん作る気力ないやって時にパート先の近くのカレー屋さんタンドリーチキン丼を子供たちの数だけテイクアウトします。それを店員さんに話したら「お弁当できるまで休んでから帰ってね」と熱々のチャイをサービスしてくれたもので、半泣きで飲みました。甘くて温かくて、沁みた。
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長男が小6〜中1にかけて不安定な時期に、学校からパート先に電話かかってきて急におむかえしなくちゃいけなかったことが何度かありまして。美人ボスへ「家に送り届けて職場に戻ります」と申し出ると毎回「いいから一緒にいてあげて。それは私ができなくて後悔してることだから」と帰らされたのでした。
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不登校長男の面談、爽やかスポーツマンな担任が長男に「学校来れないのってなんで?先生は学校とか部活とか大好きだったからさ、来れない気持ちわかんないんだよ」と話してて、隣で聞いてて思わず笑っちゃった。わからないよね。頼りないけど、でも気持ちはわかるとか言われるよりずっと気分よかった。
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昨日サイゼリヤで晩ごはん食べてた時ダンナがTwitterで炎上してみたいと言い出したから「嫁が給料日に奢ってくれるって言うから来てみたらサイゼwww」って完全燃焼プランを提案したのに「誰も幸せにならない面白くないやつは嫌です」とか日和ってて覚悟も熱量も足りてなかった。焼け野原になるんだよ!
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嫌味ではなくて、自分を責めて悩んで苦しんでクソ真面目に一人で抱え込むタイプの人よりも、さっさと「助けてー!!」って言えちゃう人のほうが圧倒的に早く状況が良くなるし予後も良いよ。実例いくつも見てわかっててもいざ自分が助けてもらいたい状況ではなかなかできないもんですよ。羨ましいです。
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羨ましい気持ちを腐らせてはいけない、というのは私が心がけていることでもあって。羨ましいと思ったら少しでも近づくように生きればいいし、近づけないくらい羨ましくても素直に盛大に羨ましがる。羨望って溜めておくと腐るっぽいから、さっさと言葉に出して忘れるか心の額縁に飾って愛でたりもする。
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私は毎年この時期、このグラデーションの観察に夢中になり、狂気めいた値段のかまぼこに圧倒されるあまり四六時中かまぼこのことを考えては普段あまり食べないかまぼこが無性に食べたくなる。しかしながら狂った値段のかまぼこを買うのがどうしても悔しくて、一人わさびのチューブ握りしめて泣くんだ。
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塩梅の悪いことにズボンの裾をめくった場所がその日オープンしたばかりの、小洒落たカフェのテラス席でして。お団子ヘアの店員さんに「ヤマビルいたんで塩お借りできますか!!」と叫んだらば、しばらくして渡されたのがミルつきの岩塩だった。地面のヒルに向かってゴリゴリ塩を挽きました。シェフか。
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最近メキメキ大人っぽくなってきた長女にアクセサリーやら服やら化粧品やらわりかしねだられるまま買い与えては一緒に「きれい」「可愛い」「似合う」を楽しんでいる。その時期に自分で選んで手にしたあれこれの幸せや、手に入らなかった不幸せが、その先ずっとずっと心の底に残るって知っているから。
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猫を溺愛している老婦人が「この子は賢いから絶対に噛まないのよ」と言いながら猫を撫でていて、その手に猫がガブガブ噛みついてるのに「愛情を持って育てたから人の心がわかるの」と言い張っていたので、色々な思いを押し殺して「そうですか」と私も猫の頭を撫でて、やっぱり思いっきり噛まれました。
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その頃はランドセル背負ったよその子が巨人かってくらい大きく見えたし、ふにゃふにゃの我が子をそのサイズまで成長させる自信も実感も全然なくて、ふにゃふにゃで小さくて重くて可愛くて弱っちくて、思い通りにならなくて意味がわからない生き物との戦いが永遠に続くような気がしていたんだよ。
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「あなたがたのうち日頃から掃除をしている者だけが年末に大掃除をしなさい」イエスがそう言うと、私たちは戸惑い、一人また一人と使い慣れない掃除用具を放り出して、こたつやおふとんやTLへ戻り、ルンバだけが残った。
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そんなことが何年か続いたので、今年は狂う直前のかまぼこを買っておいたんだ。文句のつけようがない絶妙のタイミングだった。そしたら今度は全然かまぼこ食べたくならないもんだから冷蔵庫を開ける度にかまぼこ見て(何これ)って思うんだよ。かまぼこよりも先に私が狂ってしまった悲しい結果である。
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公立中学校の入学準備、制服一式と指定ジャージ上下体操服に上履き体育館履きでアルマーニじゃなくても10万円くらい平気でかかって頭が痛い。懐が寒い。家がボロい。うちは貧しい。そなたは美しい。せめて体操着とか上履きとか消耗するやつだけでも自由にしてくれりゃ安いのいっぱいあるのにって思う。
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お散歩中して近所の桜の開花具合を調べていたら、長男が「桜の木から出てる樹液、べっこう飴っぽく見えるけど超苦いんだよ」と教えてくれた。そんなもん食うなよ…と思っていたら「昆虫ゼリーより苦いよ」と続いた。そんなもん食うなよ。
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子ども会のナントカ会長の仕事で有給を取ってエラいお年寄り方とのナントカ会議に出席したのですが、どの議題にも要約すると「今の若い親はダメ、俺たち頑張った」「今の子どもは弱い、昔の子どもは強かった」というような意見しか出されずに得たものといえば入れ歯のニオイと軽い殺意くらいでした。
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ダンナが身なりを気にしないタイプなのをいいことに私にはダンナに変なTシャツばっかり選んで着せるという趣味とも呼べない趣味があって、でもくたびれてヨレヨレで汚れた変なTシャツは絶対に着せたくないから洗濯アイロンものすごい頑張ってる。ほんで毎日パリッと清潔で変なTシャツ着てもらってる。
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昨日、路上の迷いウコッケイを囲んで困っている中学生男子の集団に呼び止められて、車を停めてウコッケイ抱っこしたら「すげえ!素手で持った!」「ヒーローじゃね?」「なんで俺らだと暴れるの!」と盛り上がってもらえた時、いつもあまり役立たずに生きている私の小さなヒーロー願望が成仏しました。
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税金で賄わなければいけない医療施設の運営を善意の募金でどうにかしましょうどうにかしましたって話については、世の中捨てたもんじゃないと喜んでる場合ではなくて、世も末というのが正しいのではないのかな。私は暗澹たる気持ちになりました。
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今日は外出中に荷物を抱えた生協の配達員さんに「すみません、セミ平気ですか」と呼び止められました。つむじにはてなマーク浮かべて硬直してたら「虫が嫌いで特にセミが怖くて大嫌いなんですけど、届け先の玄関前に生死不明のセミが横たわってるから近づけないんです。助けて」というSOSなのでした。