101
反抗期の長男がブリーフパンツに反抗を始めたのでトランクスタイプを買い与えたら、お風呂上がり「チンコが自由で涼しい!自由で涼しい!」とやかましかった。今までの色々なことから自由になり、未知の不自由と出会うのだ。ゆっくり楽しんでくれたまえ。
102
昨日の朝、いつも冷静沈着で物静かなダンナにTLで見かけた「安室奈美恵の息子が20歳」という情報を伝えたら「...安室奈美恵より年上じゃん!」と動揺していた。
103
次男から「コーラス部って何する部活?」と質問された長男が顔色ひとつ変えずに「何でもかんでも凍らせる実験する部活」と息を吐くように嘘ついてて血のつながり感じたし「溶かす部活はトーカス部」まで続いたとこで次男が「そういう嘘ついてるとままちみたいな大人になるよ」と的確なコメントしてた。
104
運動会のダンスでね、遠くから次男を見つけられなかったんです。毎年ずっと次男はワンテンポというかツーテンポくらい周囲と動きがズレてるから遠くから見ても一発でわかったのに、今年どこに次男がいるのか演技の最後のほうまで見つけられなかったの。それに気がついて、成長ぶりに思わず泣きました。
105
今日の昼パート先のエラい人が女性職員を集めて「個人的な相談なんですが、結婚30年を記念してボーナスで妻にプレゼントを贈るとして、女性は何をもらったら嬉しいかな」と照れ臭そうに質問してきたのに職員の皆さん「私なら現金」「現ナマ」「お金ですかね」と満場一致してエラい人すごい凹んでた。
106
パート先のエラい人とエラくない私は滅多に話す機会はないのですが、エラい人のスーツやシャツはいつもピシッとしてて仕事中にそばを通るとアイロンかかった布地の清潔な香りがします。たまたま飲み会で隣り合わせた時そのことを伝えたら「家内にお礼を言います」と照れておられた。きっと仲良し夫婦。
107
102歳の祖母はモロゾフのプリンが大好きで、施設に差し入れると毎回「こんなに美味しいものが世の中にあったの知らなかったねえ」と大喜びして、食べ終わった後もしばらくカップを拝んでますが、そこらの安プリンを食べさせようとするとスプーンぶん投げて拒否するそうです。血のつながり感じます。
108
こないだエラい人の講演会を聞いてたら講師のエラい人が「精神の健康状態を確認するため&健康を損なわないために信頼している精神科医に月1でカウンセリングを受けている」と話してた。悪くなってから行くだけでなくて予防やチェックに行けるのいいなって思った。歯とか内臓と同じノリで精神のケア。
109
さっき長女と散歩して、見つけたヤマモモに夢中になりすぎて熟した実をもいでたら二人して手と口が真っ赤に染まって、着ていたTシャツも点々と赤く汚れて大変なことになりました。そのままゲラゲラ笑いながら帰ってきたんですけど、玄関先でシリアルキラー母娘と鉢合わせた義父が後ずさりしてました。
110
思春期で反抗期の長男が上機嫌で「あのね、好きな人と本の貸し借りしてるの」と本が詰まったカバンを見せびらかして「いいでしょ?」と自慢してきました。悔しい。本の貸し借りでドキドキできるの、本気で羨ましい。
111
好きな人と本の貸し借りしてドキドキするのが羨ましいって話をダンナにしたら「貸そうか」って本棚から妖怪画談とか分解科学図鑑とか恐ろしいグリム童話とか毒の本とかサメの本とかかワクワクどきどきプログラミング入門とか選んでくれました。ありがとう。でもドキドキする本を借りたいんじゃないの。
112
悪筆の次男が学校から持ち帰ってきたプリントの余白に、ぎっしりひらがなの「れ」が並んでいた。こないだ個人面談で担任から「れ」だかアルファベットのRだかわからないと指摘されたばかり。さっそく練習してエラい!と褒めたら「れとRの完璧な中間を完成させようとしている」と打ち明けられて脱力。
113
認知症についての講義を受けてたら講師のエラい人が「認知症の方は子供と違ってプライドがあるので子供扱いしてはいけません」と仰った。子供だってプライドあるじゃろが!とビックリして思わずキョロキョロしちゃったけど、まわりの人は誰もビックリしていないようでした。プライドがない人っている?
114
私がボンクラな子供だった頃、家の中で悲しいことや辛いことがあると閉じこもって一人で気持ちを消化する場所がありました。それを父親が「おスネ場」と呼んで嘲笑するのがとても嫌だった。プライドなんて言葉は知らなかったけど、ボンクラな子供なりに小さなプライドがあって大切にされるべきだった。
115
わりと山奥に住んでいます。ここらにはヤマビルっていう厄介な吸血ヒルが出現します。って聞いたことはあったし注意喚起の看板なんかよく見かけるものの実際に遭遇したのは先週でした。山から降りてきて足がムズムズするな?とズボンの裾めくったら、細長いナメクジみたいなのが脛を這っておりました。
116
塩梅の悪いことにズボンの裾をめくった場所がその日オープンしたばかりの、小洒落たカフェのテラス席でして。お団子ヘアの店員さんに「ヤマビルいたんで塩お借りできますか!!」と叫んだらば、しばらくして渡されたのがミルつきの岩塩だった。地面のヒルに向かってゴリゴリ塩を挽きました。シェフか。
117
私ほぼ毎朝ダンナが出社する時「嫌になったら帰ってきちゃいなさい」って声かけてるし、ダンナは私が仕事で凹んでると「しんどかったら無理しないで」って言う。世の中が甘くないなら家の中くらいは甘いほうが頑張れる。
118
お祭りからラムネ片手に帰ってきた長男に「瓶ちゃんと捨てといてね」と声をかけたら「ビー玉取ってから捨てる」と返されたから「中学生になっても欲しいんだね」って言ったら「うるさい」とモジモジしてたし、その隣でダンナが「カブトムシいっぱい見つけたから虫かご買っていい?」とモジモジしてた。
119
いわゆるムズカシイお年頃の長男に対しては言いたいことも聞きたいことも100のうち1か2くらいにとどめるよにしている今日この頃なんですが、雷雨の中ズブ濡れで帰宅した長男に玄関先で「大丈夫だった?」って聞いたら「パンツ3枚とも濡れた」という答えで、着替え見てたら本当に3枚履いてたよ。
120
次男が「怖い話を読んだ後は心配だから壁に背中をくっつけてる」と言ってたので「へえ、次男くんは壁の中に何もいないと思ってるんだね」と答えてビビらせた。ごめんね。
121
使い終わった爪楊枝をそこらに転がしとくと、畳のヘリからチンチ小袴という小さなお侍さんたちが現れて、夜な夜な爪楊枝を刀にして剣舞する。チンチ小袴を見た人は原因不明の病に苦しむのです。だから爪楊枝は必ず折って紙にくるんで捨てなくてはいけないんです、というのをダンナに力説して笑われた。
122
初デートでサイゼリヤがダメって田舎を馬鹿にしてますよね。田舎のデートは海とか川とかでしたよ!何したらいいかよくわからなくて、ただ一緒に駅から海やら川やら目指して歩いて、喫茶店でも入ろうものなら「○高の生徒が男女で店に来ている」って高校に電話されて翌日の全校集会で晒されるんですよ!
123
全身しまむらでしまむら行くのがなんとなく恥ずかしかったんだけど、昨日ズボンのウエストのゴムが切れちゃって、慌てて全身しまむらでしまむらに駆け込んだら店内に全身しまむらっぽい人がたくさんいて嬉しかった。勇気づけられてしまむら服をしこたま買い込んできました。毎日しまむら全身しまむら。
124
ここんとこ毎朝ニュース番組で高校野球の小ネタみたいなのやってて、今日は「この○○高校野球部では紅一点のマネージャーが選手のために食事作りもしてます」「彼女自身も小学校3年生まで野球選手でした」っていうのを化粧しながら鏡越しに見ました。無性に腹が立って悲しくなって口紅が折れました。
125
同じ年齢で同じ地域で同じスポーツをしていた高校生の、女だけが小学生のうちにユニフォームを脱いで、エプロンつけて選手が暮らす寮で食事の世話っていうのが美しい良い話みたいに語られるの、そのマネージャーさん自身が今どう感じているかとは別に、私は猛烈に悔しくて腹が立って正視できなかった。