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いつも楽しげに活発なやりとりが交わされているPTA役員のライングループ、深夜に投稿された「すみません!昨夜から下の子が発熱してしまって、明日のプール監視当番どなたか代わってもらえないでしょうか」にまだ既読すらつかない。
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そういうことならとそこらの棒で死にかけのセミどかそうと試みたのですが、お約束の大暴れこいて配達員さん方面に飛ぶじゃないですか。配達員さん絶叫。もう転職しなよ。と思ったけど、セミが去った後「暑いのも重いのも全然平気なんス。虫だけなんス」とガッツポーズしてた。人それぞれ色々あんのね。
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今日は外出中に荷物を抱えた生協の配達員さんに「すみません、セミ平気ですか」と呼び止められました。つむじにはてなマーク浮かべて硬直してたら「虫が嫌いで特にセミが怖くて大嫌いなんですけど、届け先の玄関前に生死不明のセミが横たわってるから近づけないんです。助けて」というSOSなのでした。
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辛いニュースでHP/MPが減るんじゃ。カルガモの親子で道路が大渋滞、狭いとこに詰まった犬猫の救出劇、暑い時はリンゴ入りの氷に喜ぶシロクマ、寒くなったら温泉に群がるサルやカピバラ。年末にはデッキブラシで背中をワシワシ洗われるワニ。わしは、もう動物ほのぼのニュースしか見とうないんじゃ....
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ダンナが帰宅直後まず「アレクサ、今日のニュースは?」などとスマートスピーカーに話しかけるのが気に入らないから毎日ニュースの見出しチェックしてダンナの興味ありそうなニュース2つ3つアレクサより早く言えるようにしてあるし、ダンナが「Hey,Siri」って呼びかけたら素早く尻を出して見せてます。
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桃狩りの帰りに固い桃か柔らかい桃かの話になって、いつも温厚なダンナが「そんなに固いのが食べたいなら大根でもかじっとけば」と暴論を繰り出したので、固い桃が好きな私は「果物の汁だけジュルジュル吸うなんて人間じゃなくて虫けらだよ」と暴言を吐き返し、夫婦間でかつてない緊迫事態に発展した。
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今、整形外科の待合室です。若くて美人な作業療法士さんが「○○さん、調子どう?」とか「前回すごく頑張ってましたね」とか「ご無沙汰ですね!来てくれてよかった」と明るい声をかけて、いくつか言葉を交わすだけで、ご高齢の常連さんたちが黙って座ってる時とは別人のように元気になる。魔法みたい。
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不登校長男の面談、爽やかスポーツマンな担任が長男に「学校来れないのってなんで?先生は学校とか部活とか大好きだったからさ、来れない気持ちわかんないんだよ」と話してて、隣で聞いてて思わず笑っちゃった。わからないよね。頼りないけど、でも気持ちはわかるとか言われるよりずっと気分よかった。
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ダンナに似て数学の好きな次男が「ふたつのサイコロを同時に振って、どちらか片方または両方の目が1になる確率を求めるための計算式」を嬉々として話してるのを、またコイツはめんどくさいこと言ってるなって顔して聞いて「んなの何回かやってりゃそのうち出る」とぶっこんで黙らせる長女が私似です。
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長男がズダダダダっと階段を駆け下りてきてバァン!とドアを開けるなり「歌丸さんが死んじゃった!!」と目を真ん丸にして叫んだので、私は長男の驚きかたに驚いて「好きだったの?」と思わず聞いてしまったのだけど、長男は「うちのばあちゃんと歌丸さんは死なない人だと思ってたから」と真剣でした。
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こないだ数学の中間テストで98点を取ってピーピー悔し泣きした次男と「期末テストで学年1人の100点だったら1万円」って約束したら、見事に学年1人の100点を取って帰ってきました。最低賃金パートタイマーの私マジ泣きです。
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我が家では私が一切の家事放棄してサッカーTV中継を観る時「今日は知らないおばさんです」と宣言するのが定着してて、今朝W杯日本代表戦の気配を察知した子供たちが「知らないおばさんごはん買ってきてくれる?」「ケンタッキーだと最高」などと知らないおばさんになりそうな私にリクエストしてきた。
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こないだ大雨の日に次男を学校まで送ったら、校門のあたりで歩いてるガールフレンド見つけた次男が「止まって!ここでいい!」と言うや否や鉄砲玉みたいに車から飛び出してった。持った傘を開かずに走ってく次男がどんな表情をなのか、見えなくてもわかった。次男のまわりだけ快晴のような空気だった。
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長女がクラスメイトから執拗な接触プレーを受ける件は担任からマイルドな指導があった後も状況が改善されなかったようです。学校から帰った長女の様子が明らかにおかしくて「今日はどうだったの?」と話しかけるも首を横に振り静かに涙を流すものだから、私は娘を泣かすヤツ残らず殺すマンに変身した。
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昨日さあ、都内湾岸部の公園で長女とトイレに行ったらさ、誰もいないのに人の気配がすんの。で、穴の開いた怪しげな板を蹴っ飛ばしたり個室内チェックしたり「お母さんここで待ってるね!」って個室前で叫んだり色々やって、それでも心配で、ダンナ呼んで建物裏を見てもらったら「オッサンいた」って。
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同性だろうが異性だろうが、好意であろうとなかろうと合意のないボディタッチはダメ。大人の世界で当たり前の感覚でも小学生ではまだ知らない子もいるよね。しっかり伝えてもらって、誰も嫌な思いをしないようになってほしいものです。とっても大切なことのはずなのに長女に我慢させちゃったの大失敗。
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小柄でおとなしく見える長女。同性のクラスメイトから抱きつかれたり頭ナデナデされたりするのが好意とわかっててもすごく嫌、と話したのを「可愛いからねー」と軽く流してたら、とうとう登校を渋るようになってしまった。対応の遅れを謝って即学校に連絡、担任から指導してもらえることになりました。
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「親から大切にされてるとか可愛がられてるとかってあんまりわからないかもしれないけど」と話しかけたら子供たち全員「わかる」と口を揃えたので、伝えたかった「おまえたちが本当に大切で可愛い」は中止して「わかってるならチューさせろ」と叫びながら追い回し、子供たちが逃げ回る遊びをしました。
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最近メキメキ大人っぽくなってきた長女にアクセサリーやら服やら化粧品やらわりかしねだられるまま買い与えては一緒に「きれい」「可愛い」「似合う」を楽しんでいる。その時期に自分で選んで手にしたあれこれの幸せや、手に入らなかった不幸せが、その先ずっとずっと心の底に残るって知っているから。
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長男の担任が「僕、正直こういう長期不登校児は経験なくて、どうすればいいのかわからないんです」と仰ったので「私も経験はないしわかりませんので、どうか一緒に支えてください」と返した面談でのやりとりを長男に伝えたら「では、わしが育てる」と胸を張っておりました。育ててもらおうじゃないの。
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私が朝お化粧してるとこを鏡越しに観察する長女が可愛くて参っちゃうのですが、サービス精神で「この茶色いやつを、こうやって、こう!」と頬のシミをコンシーラーで隠す手順なんか解説すると「わー、パッと見わかんないけど近くで見るとむしろ目立つ」などと強烈なリターンエースくらって参っちゃう。
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さっき、冷たい雨の中お荷物を届けてくれたヤマトの配達員さんが玄関先で我が家のブサイクな黒猫クロマメに「今日お休み?ちょっとだけ手伝ってくれない?人間好き?濡れるの嫌い?」と小声でスカウトかけている一部始終を着払い代金の小銭ゴソゴソしながら盗み聞きさせてもらいました。お疲れ様です。
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長女が真剣な顔して「おもちゃの部屋で、ままちにしかできない仕事をお願いしたいからちょっと来て」と珍しく手を引っ張ってきたからデレデレしながらついてったら素早く閉じ込められ「敵を倒すまでここを出られない」と告げられました。視線を上げると壁に立派なゴキのブリがいて、オー人事オー人事。
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今、名古屋の喫茶店できしめんに小倉とバニラアイスのっけて黒蜜かけた名物?を食べてるんですけど、隣の席で裕福そうな老婦人と紳士的なオッサンが7000万くらいで売れそうな豪邸の処分の相談をしていて「住んでくれる人がいるならあげたっていい」とか言ってて不思議デザートの味がよくわかりません。