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わりと山奥に住んでいます。ここらにはヤマビルっていう厄介な吸血ヒルが出現します。って聞いたことはあったし注意喚起の看板なんかよく見かけるものの実際に遭遇したのは先週でした。山から降りてきて足がムズムズするな?とズボンの裾めくったら、細長いナメクジみたいなのが脛を這っておりました。
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私がボンクラな子供だった頃、家の中で悲しいことや辛いことがあると閉じこもって一人で気持ちを消化する場所がありました。それを父親が「おスネ場」と呼んで嘲笑するのがとても嫌だった。プライドなんて言葉は知らなかったけど、ボンクラな子供なりに小さなプライドがあって大切にされるべきだった。
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認知症についての講義を受けてたら講師のエラい人が「認知症の方は子供と違ってプライドがあるので子供扱いしてはいけません」と仰った。子供だってプライドあるじゃろが!とビックリして思わずキョロキョロしちゃったけど、まわりの人は誰もビックリしていないようでした。プライドがない人っている?
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悪筆の次男が学校から持ち帰ってきたプリントの余白に、ぎっしりひらがなの「れ」が並んでいた。こないだ個人面談で担任から「れ」だかアルファベットのRだかわからないと指摘されたばかり。さっそく練習してエラい!と褒めたら「れとRの完璧な中間を完成させようとしている」と打ち明けられて脱力。
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好きな人と本の貸し借りしてドキドキするのが羨ましいって話をダンナにしたら「貸そうか」って本棚から妖怪画談とか分解科学図鑑とか恐ろしいグリム童話とか毒の本とかサメの本とかかワクワクどきどきプログラミング入門とか選んでくれました。ありがとう。でもドキドキする本を借りたいんじゃないの。
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思春期で反抗期の長男が上機嫌で「あのね、好きな人と本の貸し借りしてるの」と本が詰まったカバンを見せびらかして「いいでしょ?」と自慢してきました。悔しい。本の貸し借りでドキドキできるの、本気で羨ましい。
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さっき長女と散歩して、見つけたヤマモモに夢中になりすぎて熟した実をもいでたら二人して手と口が真っ赤に染まって、着ていたTシャツも点々と赤く汚れて大変なことになりました。そのままゲラゲラ笑いながら帰ってきたんですけど、玄関先でシリアルキラー母娘と鉢合わせた義父が後ずさりしてました。
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こないだエラい人の講演会を聞いてたら講師のエラい人が「精神の健康状態を確認するため&健康を損なわないために信頼している精神科医に月1でカウンセリングを受けている」と話してた。悪くなってから行くだけでなくて予防やチェックに行けるのいいなって思った。歯とか内臓と同じノリで精神のケア。
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102歳の祖母はモロゾフのプリンが大好きで、施設に差し入れると毎回「こんなに美味しいものが世の中にあったの知らなかったねえ」と大喜びして、食べ終わった後もしばらくカップを拝んでますが、そこらの安プリンを食べさせようとするとスプーンぶん投げて拒否するそうです。血のつながり感じます。
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パート先のエラい人とエラくない私は滅多に話す機会はないのですが、エラい人のスーツやシャツはいつもピシッとしてて仕事中にそばを通るとアイロンかかった布地の清潔な香りがします。たまたま飲み会で隣り合わせた時そのことを伝えたら「家内にお礼を言います」と照れておられた。きっと仲良し夫婦。
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今日の昼パート先のエラい人が女性職員を集めて「個人的な相談なんですが、結婚30年を記念してボーナスで妻にプレゼントを贈るとして、女性は何をもらったら嬉しいかな」と照れ臭そうに質問してきたのに職員の皆さん「私なら現金」「現ナマ」「お金ですかね」と満場一致してエラい人すごい凹んでた。
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運動会のダンスでね、遠くから次男を見つけられなかったんです。毎年ずっと次男はワンテンポというかツーテンポくらい周囲と動きがズレてるから遠くから見ても一発でわかったのに、今年どこに次男がいるのか演技の最後のほうまで見つけられなかったの。それに気がついて、成長ぶりに思わず泣きました。
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次男から「コーラス部って何する部活?」と質問された長男が顔色ひとつ変えずに「何でもかんでも凍らせる実験する部活」と息を吐くように嘘ついてて血のつながり感じたし「溶かす部活はトーカス部」まで続いたとこで次男が「そういう嘘ついてるとままちみたいな大人になるよ」と的確なコメントしてた。
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昨日の朝、いつも冷静沈着で物静かなダンナにTLで見かけた「安室奈美恵の息子が20歳」という情報を伝えたら「...安室奈美恵より年上じゃん!」と動揺していた。
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反抗期の長男がブリーフパンツに反抗を始めたのでトランクスタイプを買い与えたら、お風呂上がり「チンコが自由で涼しい!自由で涼しい!」とやかましかった。今までの色々なことから自由になり、未知の不自由と出会うのだ。ゆっくり楽しんでくれたまえ。
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「お互い無駄に嫌な思いをしないために何かルール決めようか」と提案すると、長い長い沈黙の後に「イルカだっこしてる時は話しかけないっていうのは?」とノってきました。努めて冷静に「いいよ」と答えると「じゃ、さっそく」とデカいイルカを抱えて突っ伏してました。馬鹿め、反抗期なのに可愛いぞ。
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長男の反抗期が本格化しました。どうも不機嫌だから心配してあれこれ聞いてみたら、不機嫌な時に心配されてあれこれ聞かれるのが嫌だと言うので、たった今「イルカのぬいぐるみを抱えてる時は絶対に話しかけない」というルールを取り決めて参りました。これで不機嫌でもお互い安心だし、可愛くて最高。
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SNSや情報番組やグルメ雑誌に見向きもされないような、古ぼけた海辺の元和菓子屋の店舗で隠れるように焼いて黙々と細々と売られるパン。予約を受けるのは食パンだけなんだけど、時々よもぎ入りとかレーズン入りが並んで筆談で購入できたり、予約の食パン以外にあんパンやクリームパンがついてくる。
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なんとも頼りない儚い感じの経営ではあるのだけど、超絶シャイな店主の焼く食パンはきめ細やかでなめらかな食感で、焼きたての時なんか手でむしってそのままワシワシ食べるとどうにも止まらないくらいに美味しいし、翌朝トーストするとサクサクでまた美味しくて、他のパンが食べられなくなってしまう。
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超絶シャイなパン屋さんの店主、常連には「いつもありがとうございます」と、かそけき声でお礼を言ってくれるらしいのだけど、私は顔を覚えられていないので引き戸をガタガタやってる間に店の奥に隠れてしまった。行儀よく並んだパンを眺めていると小さな老婦人が奥から現れて「すいませんね」と笑う。
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今は老夫婦が知り合いから電話で注文を受けた分だけ息子さんがパンを焼いて売っている。人見知りすぎて受け渡しは無言。薄暗い元和菓子屋のショーケースに予約のメモを張ったパンが並んでいて、シャイな店主を驚かせないように静かに指差して、お金をカルトンに入れると引き換えにパンを渡してくれる。
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地元のパン屋さんの話。パン屋さんは元は夫婦で営んでいた小さな和菓子屋さん。店を継ぐはずの息子が商売向きの人でなくて和菓子屋さんは廃業してしまったんだけど趣味で焼いてたパンが美味しくて評判になって、一時期はパン屋さんとして営業したものの息子が客と話せないためにすぐに看板をしまった。
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JK姪っ子に最近の流行をたずねたら「流行ってるのはね、やっぱ今は壁かな☆」と即答されました。意味がわからなすぎて固まってたら「いい感じの壁を背景にして自撮りしてInstagramとかに載せるんだよ☆」と解説してくれた。解説されても全然わからなかったけど、わかったような顔しといた。
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ツンデレ魚屋さん、買ったマグロお刺身の他に帆立とかタコとか金目鯛とか山盛り入ってるのは「おめーじゃなくて子供にやるんだよ、ちゃんと子供に食わせろよ!」だそうで、その他に夏みかんをいくつも押しつけてよこすと「待たせたからこれ持ってけよ、電話してから来れば早えんだよ!」と怒鳴ってた。
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お店が開いてるのに「市場が休みなんだから売るもんねえよ!盆暮れ連休は電話よこしてから来い!」と怒鳴られて、おそるおそる「ここの、このアジは...」と食い下がってみたら「古くて美味くねえよ!子供用にマグロだけ切ってやるからそこら歩いてろ」と命令されて、おとなしく店の回りを歩いてる。