まめそま(@mamesoma)さんの人気ツイート(新しい順)

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「毎日ブラックのコーヒーを我慢して飲んでたんです。あれがなくなって、女性職員は自分の仕事に集中できるし、それぞれ好きに飲めるでしょ。これに関しては今いい時代ですね」と、おそらくミルクと砂糖たっぷりの缶コーヒーを片手にエラい人が笑ってました。面倒くさいやつ疑ってスミマセンデシタ。
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パート先のエラい人に「まめそまさん、20年くらい前まではね、毎日10時と3時に女性職員がお茶やコーヒーを入れて全員に配ってたんですよ」と話しかけられたので、面倒くさいやつキタ!と身構えたら「だから僕はね、本当はコーヒーに砂糖とミルク入れたいのに恥ずかしくて言えなかったんです」と。
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ダンナに「察する」能力が無いことがわかってからというもの、ダンナに対して何か腹を立てた時にはその理由と希望の解決策や和解案をセットで提示するようにしていて、おかげで自分が腹を立てた時に理由を分析できるようになったし、無駄に争わずに済んでいる。発達障害も悪いことばかりじゃなかった。
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ダンナと一緒に歩いていて文明堂の前を通りかかったので「私あの金色の箱のカステラ大好き」と好物のカステラ紹介したら「高い!」と値段にビックリしてたのに「でもあのカステラがあれば機嫌がいい」と補足したら「えっ、じゃあ安い!まとめ買いしておこう」と正反対に転んで資本主義の真理に触れた。
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タクシーに乗って、運転手さんから「お客さん、外国暮らし長かった方ですか」とか「帰国子女ですか」と聞かれることが時々あって、ある時「どうしてそう思うのですか?」と聞き返したら「車に乗ってきて、まず挨拶してくれるのは決まって外国の人か海外生活が長い人だから」とのお答えでした。不思議。
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しばらくしてから兄にその話を詳しく聞こうと「お砂糖の上を歩く、なんだか幸せそうなアルバイトしてたの?」と聞いたら、地獄を見てきたような表情で「あれな、甘くなかったぞ」と言ったきり黙り込んでしまったので、なんだか気の毒でそれ以上は聞けなかった。お砂糖なのに、とも言えなかった。
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昔、北海道へ貧乏旅行に出かけた兄に電話したら「今?お砂糖を踏んでいるよ。大きな倉庫で、朝から晩まで固まった砂糖の山の上を歩いてる」「あと何日かお砂糖を踏んだら農家さんからお金がもらえる。それで帰る」と話して、あまりの訳わからなさに北海道は私が知らないファンタジーの大地だと感じた。
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まだ新婚の頃、出勤間際のダンナに「たまには花でも買って帰ってきたらどうか」と言ってみたら、すごく困った顔して出てって、深夜になって最寄りのスーパーで仏花と菜の花と、あと生牡蠣を買ってきたんだよ。ダンナが考えつく精一杯の花と、私の好物。可愛くないですか。可愛いでしょ。可愛いんです。
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とうとう中学受験まで1ヶ月きった長男ですが、今日は私のパート代を全て突っ込んで通っている塾から飛び出してきて「ねえねえ、金曜ロードショーって何時から何時まで?夜更かしOK?ナウシカ観ていい?バルスまでいい?やったあ!バルスバルス!!」と目を輝せてたから見ろ、塾代がゴミのようだ!!
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すみれ色のセーターを着た母に「似合うから、そのまま帰ったら?」と言っても「何を言われるかわからないから」と悲しく笑い、わざわざ駅のトイレで焦げ茶色の服に着替え、スーツケースに明るい色を閉じ込めて田舎へ戻った。誰もが何歳になっても、ささやかな「好き」や「楽しい」を諦めず暮らせたら。
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母が好きな、すみれ色や若草色や真紅のセーターやカーディガンを時々プレゼントする。母は「こんな素敵な色、もっと若い頃に着たかったなあ」と言う。そして都内に出てくる時スーツケースに明るい色の服を詰め込んで出てきては「おかしくない?」と気にしながら、嬉しそうに鏡の前でクルクル回るのだ。
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私の母親は、若い頃に東京から田舎の漁村へと引っ越して、田舎では珍しい真っ赤なコートを着ているという理由で「子持ちのくせに派手な身なりして」「都会から来て女優気取り」「客でも引いてるのか」と陰口を叩かれハブられて以来、目立つことを極端に恐れ、地味な色しか身につけなくなってしまった。
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「可愛くなりたい」が可愛くて大好きなんです。だから化粧品の仕事してたの。生まれ持った容姿のことはひとまず置いといて「可愛くなりたい」って願望がもう可愛いじゃないですか。可愛くなりたい人はみんな可愛い。モデルさんや女優さんに比べてどうだとか生まれつきはどうだとかは言いっこなしです。
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エラそうに言ってる私も子供がいない頃は赤ん坊の泣き声に平気でしかめっ面するような子供嫌いの若きブスだったからさ、だから自分が母親になったら周囲に迷惑かけてないか気になってしょうがなかったの。あれは異常だった。今は赤ん坊の泣き声に舌打ちする人いたらメンマ投げるくらいのことはするよ。
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別に店内の他の客も店主も迷惑がってなんかなかったんだよ。でも普段の住まいで公共の場で、毎日そうやって都会の親子は暮らしてるんだよね。まだ箸も満足に使えない悪態のひとつも知らない幼子が火傷するかしたかで泣いてる時に母親が子供よりも周囲を気にしなくちゃいけないのって悲しすぎませんか。
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年越しそば的ラーメン食べた地元の中華屋さん人気店らしくて大変な混雑でした。あの時、隣の席で2歳くらいの男児が膝にラーメンこぼして大泣きしてさ、しっかり者そうな母親が手当よりも先に「迷惑でしょ!!」って口塞いだ。もう忘れたけどきっと私もそうだったんだろうなって悲しくなっちゃってさ。
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「あなたがたのうち日頃から掃除をしている者だけが年末に大掃除をしなさい」イエスがそう言うと、私たちは戸惑い、一人また一人と使い慣れない掃除用具を放り出して、こたつやおふとんやTLへ戻り、ルンバだけが残った。
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今朝ダンナに「昔から誰かと飲みに行く時には相手の終電を調べておいて乗り遅れないように声かけるようにしてる」って話をしたら、不思議そうに「僕にもしてくれたっけ?」と言われたんですけど、そりゃもちろん終電なんか逃して一緒にいたい人に対してそんなことするわけないじゃんね。鈍感野郎めが。
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そんなことが何年か続いたので、今年は狂う直前のかまぼこを買っておいたんだ。文句のつけようがない絶妙のタイミングだった。そしたら今度は全然かまぼこ食べたくならないもんだから冷蔵庫を開ける度にかまぼこ見て(何これ)って思うんだよ。かまぼこよりも先に私が狂ってしまった悲しい結果である。
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私は毎年この時期、このグラデーションの観察に夢中になり、狂気めいた値段のかまぼこに圧倒されるあまり四六時中かまぼこのことを考えては普段あまり食べないかまぼこが無性に食べたくなる。しかしながら狂った値段のかまぼこを買うのがどうしても悔しくて、一人わさびのチューブ握りしめて泣くんだ。
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年末年始の狂いゆくスーパーは、商品を買う人も陳列する人もレジ打つ人も狂ってはいないのに、毎日ほんの少し棚に隙間を作ってはそこに狂気めいた正月ムードが割り込んで当然のようにきっちり並んで、いつの間にか狂っている。ケからハレへ、正常から狂気への、恒例で一過性の不思議なグラデーション。
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この時期スーパーの食品売り場が徐々に正月モードに変わる様が本当に好きで、用もないのにスーパーをはしごして帰ります。かまぼこがね、先週の金曜までは100円とか200円だったのが、今日は正月専用かまぼこ400円スタートだったりしてね。かまぼことかハムあたりから少しずつ狂っていくよね。
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上司のヤギさんがエラい人の愚痴を言ってて「死ねばいい」と言い放ったので、つい「いくら腹が立ってもそんな物騒なこと言うもんじゃありません」と諌めたら小さな溜め息をついて「そうだな、ミミズだけ食って生きればいい」と言い直してから「それから苦しんで死ねばいい」と付け足してた。闇は深い。
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私、折り紙って嫌いで鶴も折れないくらい不器用なんですけど。断れるはずもなく、必死で彼女の手元を見て、真似してチラシ折ったんです。四苦八苦しながら同じものを作ろうとしてもやっぱり間違えてヨレヨレになって。すると老婦人の手が正しく直してくれる。ふと顔をあげたら老婦人が笑っておられた。
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仕事で関わるその老婦人は長く私を拒み、いつも目を逸らしたまま手元のチラシを折り続けていました。ひたすら足を運び、仕事を済ませては彼女の作品や技術に賞賛を送って1年以上が経った今日。できあがった小鳥をうっとり眺めているところに彼女から無言でチラシを差し出されたんですよね。