増田聡(@smasuda)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「いい大人なら自分のルサンチマンくらい自分で面倒見れや」というと反感を感じる人は多いと思う。しかしその自分の「反感」をこそ疑うのが知性の仕事である。学者や知識人でもその自分の「反感」を正しく文脈づけ批判的に用いることができる知性は少なくなり、皆「自分のしんどさ」に全面降伏している
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このツリー以下、松本さんによる兵庫県知事選に関するツイートが新聞記事以上のもはや立派な詳細ルポ記事。兵庫県民だけやなく全国民が必読 twitter.com/MatsumotohaJim…
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むしろ感情を無視した定型的かつ非人情な儀礼こそがホロリと決定的に感情を揺さぶることが人生にはままあり、それを教育課程の仕上げとして最後に教えるのが卒業式の役割なのではないのかな。今日はうちの大学の学位記授与式。泣かせるようなことは一切喋るつもりはない。卒業生、最後にガンと呑むぞ!
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「マスク2枚配ったらパーっと不安は消えます」「オリンピックで金メダルがバンバン決まれば支持率も上がります」とか適当なことゆうてたらしい幇間はちゃんと粛清されたんかな。そういういい加減な姿勢で政治に関与してる連中が政府に巣食って、結果も明らかなのに排除されてないなら統治がマジヤバい
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いろんな指摘があり面白かったのですが「若者が批評を忌避する理由」について(自己)分析したレポートがあって興味深かった。それによれば「自分の好きな作品への批評を忌避する」若者の心性の背景には「多様性の尊重」という理念があるとのこと
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時代の試練に耐える音楽を―「落ちこぼれ」から歩んできた山下達郎の半世紀 news.yahoo.co.jp/articles/be612…「僕はドメスティックな人間なんで、ハワイとか香港とかマレーシアに行く暇があったら、山形とか秋田のほうがいい。そこで真面目に働いている人々のために、僕は音楽を作ってきたので」とても良い記事
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投票率低ければ政治家は国民舐めていい加減なことしても平気やとおもうよね。どこでもええんよ。「見ている」というのを示し続けるのが主権者の責務やとおもうねえ。投票権ない人々もこの国には大勢暮らしている(外国籍の市民や子供たちなど)。オレその人たちからの責務も委託されていると思っている
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今年度前期、私が担当する以下の三つの講義を一般に公開します。自由にモグってください。 火2「ポピュラー文化論」(大阪公立大杉本、10:45-12:15) 水3「音楽の諸相」(大阪公立大杉本、13:15-14:45) 木2「音楽著作権」(大阪音楽大、11:15-12:45) 参加したい方はDMを。教室など連絡いたします twitter.com/smasuda/status…
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「多様性の尊重」のためにはそれを保障するための原理的土台があって、というのがリベラリズムの理念なのだが、それもまた「他人と違う自分の考えを否定される謂れはない」という彼ら彼女らの個人史に強固に染み付いた「(自分の)多様性の尊重」という身体的理念の相対化には足りないのかもなと思った
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換言するなら、この発言にせっせとクソリプつけに来てるような「品格を欠いた反権威気取り」は、品格ある対話ではなく「文句ゆうて自分がスッキリする」といった類のチンケな「実質的なこと」にしか関心がない。そういう人を抱え込んだ社会でオレたちは生きています
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査読って手を抜こうと思えばなんぼでも手を抜ける(し、それによって公然と批判されない匿名制)が、むちゃくちゃ丁寧にやっても得することはない。査読者の学問的良心と分野を支えるコミットメントだけが支えている制度で、業績主義が蔓延する昨今の学術業界ではその土台はやがて侵食されていくと思う
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大学を世界トップの研究基盤へ“経営に自由裁量を“政府調査会 | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/2021…「学長が交代しても経営方針が維持されるよう、最高意思決定機関を合議体にする必要があるとしています」えー大学には教授会という合議体がありますのでそれを昔のように意思決定機関に戻せばええんちゃうかな
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情報発信するときにこれはSDGsの何々に該当します、と回答しないとウェブサイトに情報掲載もできない、ってことですね。なんだよこの出来の悪いディストピアSFみたいな仕様。オレたちは想像を超えたスピードでダメな世界に突入してしまっている感が半端ない。もう帰ろう…
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安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること/児玉真美 - SYNODOS - synodos.jp/opinion/societ…「尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある」
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私が最初に「音大関係者」から聞いた「噂」の時点からすれば、ずいぶんと大学側の姿勢は丁重となり、資料への尊重の姿勢を表明するまでに変化しました。この間に内部で様々な検討があったのでしょう。外部からの指摘を容れて対応くださったことに敬意を表します
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しかし、今回多くのネットでの関心が集まったことは、大学が持つ学術資料(それは金銭的価値を持つものの、それで測られるべきものではありません)が、社会の公共財として見られている事実を示しています。大学はその公共財を保全する責務がある。だからこそ私立大学にも公金が支出されているわけです
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「そんな細かいことはどうだっていいだろう問題は中身だ」。いかにもその通りです。でもねえ中身以前にそういう「儀式的配慮」をどれだけ達成できてるか、が割と卒論教育の評価では重要で、しかも残念なことに表記が行き届いている学生の論文ほど中身も面白いのです。ほぼ例外なく
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例えばさっき「AirPods見つからん」と書いたら親切な方が探し方教えてくれた。でもそこで仮に相手が「金払え」とか言い出したら(まあそんなん言わない方だから親切に教えてくれたわけですが)それはないやろ、となる。「知の享受には必ず金銭の対価が伴うべき」と制度化するのは違うやろ、ということ
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大学では毎年大量の卒論が書かれている。その多くは本人と指導教員以外にごくわずかな読者しか持たないまま大学で死蔵されていく。しかし学生が4年間かけて書いた知的成果ですから、オレできるだけ広く読まれるべきやと思うねん。入試問題が新聞に載ってるけどむしろ卒論こそ新聞に載せるべきだと思う
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思想っていうのは「自分が直接知らないことに思考を届かせるための媒体」みたいなものだよね。固い思想というのは人を小突き回すのには使えるけど、「自分の手が届かない世界の片隅まで思考を行き渡らせる」のには役立たない。水のような柔軟な思想が必要になるわけ
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「民族楽器については学外の展示施設に移譲を打診。不調に終われば、学内で保管場所を確保する方針だ」と表明していることで、大学側は責任もって民族楽器資料を扱うことを社会的に確約したことになります