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他界した父の武勇伝。クリスマスの夜のできごと。酔っ払う→線路に転落→救急搬送→大怪我入院→(当時携帯はなく)→愛人が来宅→実母(妊娠中)と対面→世間体考え洋間に通す実母→コーヒを運び扉がしまる→「ガッシャ」っと大きな音→「泥棒猫〜っっ!」とかん高い実母の声↓
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70代母、高齢になって振り返る。子育て中にいつも夫くんから言われていた言葉『絶対に比べないこと』。「幼児教室」「お稽古事」といつも私は周りの子と我が子を見比べている時があった。『できている、できていない』。我が子はニコニコ笑いながら一生懸命に小さな手を動かし絵を描いていた→
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70代高齢女子の友。定期健康診断を受けた友から、癌が見つかったと電話がきた。健診を受け持った医師から専門病院を紹介された。「電話で外来予約をしなければならない」「でも自分では予約の電話をかけられない」とうつむきながら来宅した。電話予約完了。翌週受診→
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自己紹介。70代の高齢女子。メイドインジャパン。新卒は半世紀以上前。一部上場会社のOL。数年後、夫くんと結婚。子育て完了後、夫くん発病。在宅ワーク開始。ライティングスクールで落ちこぼれながらも5冊電子出版。Amazon1位ベストセラー。Twitterは52日で2万人。熱中しすぎて腱鞘炎と腰痛悪化。
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今も思い出す、父の日の話。
娘のバリキャリさんが3歳頃のこと。
夫くんの父親、おじいちゃんのことがとてもお気に入りだった。
田舎に行くと
「おじいちゃん、大好き!」
の嵐である。
食卓の枝豆に娘が手を伸ばすと
「薄皮が体に良くないから、おじいちゃんが取ってあげよう」↓
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70代になってわかったこと。デパ地下で男の店員さんを無視してしまう。
「何gにしますか?」と聞かれても「おいくらですか?」とお財布を出し、見当違いな答えを言ってしまう。
「お客様、何gでしょうか?」と再び聞かれ、初めて尋ねられていると分かる。… twitter.com/i/web/status/1…
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昨夜、夫くんをマッサージしながら質問した。
りん「私のこと妻だと思っている?」
夫くん「思ってない」
りん「何だと思っているの?」
夫くん「大黒柱」
顔を見合わせて笑った。
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断言しますが、今すぐ「この言葉」を使うのをやめてください。「もうこんな歳だから…」「記憶力も落ちているから…」「お金も時間もないから…」わたしはこの言葉を封印したことで、70代から新しい収入源ができた。家族との時間も増えた。新しい夢もできた。自分の可能性をつぶしているのは自分自身。
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70代になってわかったこと。この先希望通りに生きるなら何もしないではいられない。「健康診断は必ず受ける」「予防接種は早めの予約」「歯の定期検診で歯茎をケア」「歩き方の練習で靴選びと癖直し」「毎日の小さな運動で可動域を確保」「歩く前には簡単ストレッチ」寝たきりになったら何もできない→
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昨日沢山の方にお越し頂いたので自己紹介。70代の高齢女子。Made in Japan。新卒は半世紀以上前。家族構成は夫・仔犬の3人家族。好きなものは「喉に詰まらない、歯を持っていかない食べ物」そして「中村倫也」。夢は夫くんより長生きすること。座右の銘「今日が一番若い日。何歳からでも遅くない」
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70代高齢女子、バスの降車ボタンを押す。止まってから降りようとするが、扉が閉まってしまうことがある。モタモタしていられない。バスの中で転んだだけで「これは交通事故扱いなんですよ」と言われる。バスに乗るのは一苦労、降りるのは命がけ。注意して外出する毎日。行った姿で帰れるのはほぼ奇跡
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かつて娘のバリキャリさんが独立する時「煮物を教えてほしい」と頼まれた。正直「どの煮物?」と思ったが、沢山教えても覚えられないと、彼女の一番好きな『鶏ひき肉の鍋肌の煮物(我が家流)』を教えた。メモも取らずに材料を指差し確認。『厚揚げ1、こんにゃく1、里芋1袋、にんじん1本』→
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高齢女子のわたしが結婚に悩んだとき。祖父に「見た目がいいのは苦労のはじまり」「今、稼いでいても先はわからない」「人柄が良くて尊敬できるのなら結婚したらどうだろうか」と言われた。夫くんはすべてに二重丸だった。今思う、顔が『中村倫也』だったら…おじいちゃんごめんね。
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高齢女子、病院帰りにお腹が空いた。ランチタイムも終わっている時間。店には私だけだろうと思いドアを押した。4人テーブルに1人で座った。しばらくして隣のテーブルに初老の紳士が座った。彼もクリスピーピザを注文。「やっぱり薄い方が食べやすいのよね」運ばれてきたピザとジュースを楽しんだ↓
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70代高齢女子、買い物帰りにファミレスで友とランチ。後ろの席から聞こえるやや甲高い若い女性の声。「あの人のあそこが嫌なのよね」「ああ、私あっちのほうがもっと嫌い」「わかる〜ラスボスだよね」ゲームのキャラクターだろうか?ラスボスの倒し方をあれこれと解説している→
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70代高齢女子、ネット通販の宅配に腰痛が止まらない。定期便の麦茶、1箱2L 9本入りが月に1回やってくる。今までの配達員さんは特にお願いしなくても玄関の中へ入れてくださった。そして私はあらかじめ用意したお水1本を「いってらっしゃい」と言って手渡しするのがいつものことであった↓
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70代高齢女子、大学病院の外来の会計の前で「邪魔だ、どけ」と言われた。「ごめんなさい」と言いながら振り返ると、夫くんと同世代の男性がわたしの杖を邪魔そうに手で払う仕草をした。たしかにわたしは動作が遅い。でも、病院で邪魔扱いされたことはなかった。わたしは杖だ。けれど↓
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70代から在宅で自営業をはじめた。家族や友人からは大反対。でも、どんな仕事も一生続けられる保証はない。銀行で口座開設。病気の夫を背負って生きていく覚悟がこの通帳に記載されると思った。始めた仕事はようやく軌道にのってきた。ただ1つ誤算だったのは腱鞘炎の悪化。壊れていく体が唯一心配
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70代高齢女子。現状維持している人は、挑戦している私を嫌う。自由を選んだ友は、枠の中で生きることを嫌う。人生後半戦、これからは好きに生きよう。
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70代夫くんは大黒柱の席を譲ってくれた。その事実に卑屈にならず「僕は余生だから」と私の働きを喜んでくれている。好きなお菓子を買ってきてくれる。「脳疲労にはこれがいいよ」と渡してくれる。今までがんばってくれた夫くんの代わりに働ける自分を幸せ者だと思う。あとは顔が中村倫也だったら…
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70代でTwitterを始めたら「何の意味があるの?」とバカにされ、1万人を目指したいと言ったら「絶対無理」と笑われた。一生懸命にやる人を嘲笑うようにバカにする人たち。そんな人は受け流して気にもとめない。スルースキルで心を守る。その結果52日で2万人と繋がれた。自分を信じられるのは自分だけ。
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70代高齢女子、バレンタインの思い出。2月14日、夫くんが小さな紙袋を持って帰宅。私は娘のバリキャリさんをおんぶして夕飯の支度をしていた。食後「はい、これ」と夫くんは紙袋の中から大小の赤い箱2つを食卓の上に置いた。「ん?」箱は赤いビロード製、パリの高級老舗レストランのチョコだった↓
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70代友人が突然来宅。昨晩「家から出たくない」と孫娘が泣き「そんなんでどうするのよ!」と嫁が怒鳴ったという。友人いわく「家にいたいならいていいのに…」と言いたいが、二度と嫁とは揉めたくないと唇を噛んだ。途方に暮れた様子でお茶を飲んでいる。目の前の友人を見て考えた。↓
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「人生はギャンブルだ」70代になってTwitterに『挑戦』。「老人にSNSなんてできっこない」そんな言葉を浴びせられても辞める気はサラサラなかった。毎朝4時起床、死ぬ気でTweetを作成し52日でフォロワー2万人様を達成。思考停止で周りの意見に惑わされてはいけない。『自分軸』がすべてを好転させる
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高齢女子がある日「ライティングスクールに入学したい」と言ったら家族皆が笑った。「あ〜無理!無理!書けるわけないじゃない」と娘のバリキャリさん。「どうせ一人では通えないだろ」「荷物はどうするんだ」と夫くん。心無い言葉に第一回目の『挑戦』はあえなく終了。時が経って時代は変わった→