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「絶対にバレない状況でも悪事を犯さないか?」というプラトン『国家』での「ギュゲスの指輪」という思考実験.「罰への恐怖」よりも「良心の疚しさ」を感じることで悪事を犯さないと考える人は,この思考実験がピンとこないかもしれませんが,ではこの「良心」というのは誰の発明か?
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値段の高い本の購入は勇気がいるものです.図書館で中身を確認するのもいいですが,CiNiiで【書名+書評】を「本文あり」で検索すると有益な書評がフリーで読める場合がありますので,それを購入の参考にするといいかもしれません.実際に本を読む上でも参考になります☺️
ci.nii.ac.jp
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プラトンの学園アカデメイアの入門に幾何学は必須ではなかったということについてはコチラ⬇を参考にしてください☺️
哲学が万学の祖と思うのは自由ですが,歴史的には論証数学の発明はソフィストであり,哲学者と数理科学の縁は薄いのです.
twitter.com/kodaigirisyano…
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藤澤令夫と梅原猛は,学問上の議論から殴り合いに発展したことがあるということを知りました.最終的に加来彰俊が梅原に馬乗りになって静止し,梅原は泣きながらその場を後にしたそうです.もしも当時witterがあったら相当な人格攻撃の応酬に発展していたことでしょう😂
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ローマを中心とした「通称 アグリッパの地図」に時系列で領域を色づけしたものがあるのですが,ローマ【赤色】の拡大(征服)って,ローマ人にとってはこういうことだったのねと膝を打ってしまいました.昔の人の視点に寄り添う重要さが実感できますね.
出典⬇
totalusrankium.wordpress.com/orbis-terrarum/
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厳しいことをいいますが,「学校では習わない〇〇」や「学校では教えない〇〇」といったタイトルの本に警戒心を持つようになると一人前です☺️
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古代中国の地図は散逸しており,推測になってしまいますが,ギリシャ人の様には南北には移動していない,もしくは情報を得ていない,と考えていいでしょう.
オホーツク海縦断よりも,スペインからイギリスへ行く方が容易なのでしょうね.
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なお,この表は火山の噴火が盛んなときは,ナイル川が増水せず,結果として飢饉が起こるという論文からの引用.プトレマイオス朝の滅亡時やネロ帝の最期に単発的に巨大な噴火が起こっているのが確認できますね.
気象現象と王朝の盛衰を議論した魅力的な論文です.
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再掲【古代の旅にかかる時間を計算するサイト】
オイディプスはアポロンの神託を伺うためひたすら山道を歩き父王と運命の遭遇をしますが,ソクラテスの弟子カイレフォンは船で楽々とデルフォイへ到着できます…という感じで古代の旅行の実情を知るには便利で楽しいサイトです.
orbis.stanford.edu
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北限についてはマッシリアのピュテアスが,南限についてはカルタゴ人のハンノが,それぞれギリシャ語による報告を残してくれており,古代の文献を見る限り,彼らの報告が広く情報共有されているのですよね.中国と西洋古代の大地の形状の認識の違いは,彼らの住んでいた地理的環境の差かもしれません.
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古代中国の幾何学的地球平面説は⬇
twitter.com/kodaigirisyano…
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【黙読するときの声についてのアンケートです】
読書のとき,脳内で再生される音声は誰の声ですか?