古代ギリシャのヘルメス(@kodaigirisyano)さんの人気ツイート(いいね順)

「絶対にバレない状況でも悪事を犯さないか?」というプラトン『国家』での「ギュゲスの指輪」という思考実験.「罰への恐怖」よりも「良心の疚しさ」を感じることで悪事を犯さないと考える人は,この思考実験がピンとこないかもしれませんが,ではこの「良心」というのは誰の発明か?
古代にも新興宗教はありルキアノスという人が突撃取材しています.彼は反感を持っているから取材をするのですが,信者らを直接論破したり批判は行わず,カルトの経営戦略や政界(元老院)との癒着,教祖の生い立ちなどを徹底的に調べて批判記事を書くというやり方をとっていますので大変参考になります.
アレクサンドリア図書館の蔵書に関連して,もしも,この文庫を巻物にすれば,おおよそ二千巻は必要だという計算になりますね.綴じ本の発明は,収納という点でも偉大な発明なのでした☺️
中世の人は平気で太陽に顔を描きますが,コペルニクスやケプラーでさえ隙あらば顔を描いちゃいます.月にも顔を描いちゃう人もいるので教科書の全ての図版に顔を描いていた者としては非常に共感できるのでした😂 ニュートンの頃には顔を確認できず,ケプラーも19世紀の校訂本では顔が消滅しています.
国文社が廃業ということですが,私が大変にお世話になった本たちです.いまだに「ここでしか読めない本」といえそう.まだ揃っていない「叢書アレクサンドリア図書館」は全て蔵書したいですし,これほどの訳業ですから,今後も多くの方に読み継がれて欲しいですね.
値段の高い本の購入は勇気がいるものです.図書館で中身を確認するのもいいですが,CiNiiで【書名+書評】を「本文あり」で検索すると有益な書評がフリーで読める場合がありますので,それを購入の参考にするといいかもしれません.実際に本を読む上でも参考になります☺️ ci.nii.ac.jp
【古代エジプトのお守り:前14世紀】 アメリカの博物館に所蔵されているものですが,このお魚にそっくりの縁起の良いお菓子が日本にあることをアメリカ人もエジプト人もたぶん知りません😂
プラトンの学園アカデメイアの入門に幾何学は必須ではなかったということについてはコチラ⬇を参考にしてください☺️ 哲学が万学の祖と思うのは自由ですが,歴史的には論証数学の発明はソフィストであり,哲学者と数理科学の縁は薄いのです. twitter.com/kodaigirisyano…
藤澤令夫と梅原猛は,学問上の議論から殴り合いに発展したことがあるということを知りました.最終的に加来彰俊が梅原に馬乗りになって静止し,梅原は泣きながらその場を後にしたそうです.もしも当時witterがあったら相当な人格攻撃の応酬に発展していたことでしょう😂
ローマを中心とした「通称 アグリッパの地図」に時系列で領域を色づけしたものがあるのですが,ローマ【赤色】の拡大(征服)って,ローマ人にとってはこういうことだったのねと膝を打ってしまいました.昔の人の視点に寄り添う重要さが実感できますね. 出典⬇ totalusrankium.wordpress.com/orbis-terrarum/
連休明けの方も多いと思いますので,癒やされると評判の古代ギリシャの詩をお知らせします😂 ―― 人は六時間働けば十分だ それに続く七 八 九 十の四時間は 人間に「生きよ」と告げているではないか ―― 7~10を表わすギリシャ数字のZHθIが「生きよ」という動詞になる言葉遊びです😂
厳しいことをいいますが,「学校では習わない〇〇」や「学校では教えない〇〇」といったタイトルの本に警戒心を持つようになると一人前です☺️
古代中国の地図は散逸しており,推測になってしまいますが,ギリシャ人の様には南北には移動していない,もしくは情報を得ていない,と考えていいでしょう. オホーツク海縦断よりも,スペインからイギリスへ行く方が容易なのでしょうね.
ギリシャ人も長時間労働は嫌いで,労働中は生きた心地がしなかったようです. ―― 人は六時間働けば十分だ,それに続く七 八 九 十の四時間は,人間に「生きよ」と告げているではないか. ―― 7~10を表わすギリシャ数字のZHθIが「生きよ」という動詞になる言葉遊びですが,私などは何だか励まされます😂
なお,この表は火山の噴火が盛んなときは,ナイル川が増水せず,結果として飢饉が起こるという論文からの引用.プトレマイオス朝の滅亡時やネロ帝の最期に単発的に巨大な噴火が起こっているのが確認できますね. 気象現象と王朝の盛衰を議論した魅力的な論文です.
夜中に誰かを追放したくなったらこれやって!陶器を割って追放したいヤツの名前を書いて投票するだけ。油はゼロだし超ヘルシーなのに、本当に追放できることもあるから是非やってみて😂
再掲【古代の旅にかかる時間を計算するサイト】 オイディプスはアポロンの神託を伺うためひたすら山道を歩き父王と運命の遭遇をしますが,ソクラテスの弟子カイレフォンは船で楽々とデルフォイへ到着できます…という感じで古代の旅行の実情を知るには便利で楽しいサイトです. orbis.stanford.edu
青銅器時代を舞台にする『イリアス』は「人の変わらぬ部分」が共感され読み継がれているのでしょうが,変わった部分も知っておく必要がありそうです.30歳での10歳に対する生存数は半分という時代だったようで,30歳の生存率が現代の80歳の生存率とほぼ同じといわれるとその命の儚さが実感できます.
ヒポクラテスには『痔について』という著作があります.ギリシャ人には二項対立で物事を捉える価値観があり,治療法も男女で異なることがあるのですが,痔の治療薬は対立し過ぎです😱女性の場合は「良い香りのお湯」で洗ってから人体に無害そうな物を使うのに比べ,男性側の坐薬の成分が攻めすぎです😂
北限についてはマッシリアのピュテアスが,南限についてはカルタゴ人のハンノが,それぞれギリシャ語による報告を残してくれており,古代の文献を見る限り,彼らの報告が広く情報共有されているのですよね.中国と西洋古代の大地の形状の認識の違いは,彼らの住んでいた地理的環境の差かもしれません.
ポンペイのピザのような壁絵発見のニュースですが,『アエネーイス』第7歌に「草の上に薄焼きパンを広げて,その上に食べ物をのせて食べる」とあり,それだけでは足らなかったため「その食卓(薄焼きパン)までも食べてしまった」という一節があります.その「食卓用のパン」だと思われます.
「やられたらやり返す,倍返しだ」という有名な台詞の初出はヘシオドス『仕事と日』710ー1に認められます. 「相手が先に気に障ることをいい,あるいはする場合には,きっと覚えておいて,二倍にして返してやれ(松平訳)」 「二倍にして返す」はδὶς τόσα τείνυσθαι といいます,覚えておきましょう☺️
古代中国の幾何学的地球平面説は⬇ twitter.com/kodaigirisyano…
【黙読するときの声についてのアンケートです】 読書のとき,脳内で再生される音声は誰の声ですか?