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オーロラは地球以外の天体でも生じるが、成因や光の波長が地球とは大きく異なることがある。 木星では下のアニメーションのように、衛星の一つであるイオの火山活動で放出されたガスが木星にまで達し、その中の荷電粒子が紫外線のオーロラを発生させている。 via @physicsJ
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今月中旬に米国ワシントンDCで撮影された雷の動画。日没の少し後で街はすでに暗いが、地平線の直上には赤く焼けた空が見える。その上には雲が二つの高さに分かれて分布。そこに雷が分岐して走り、雲を照らす様子が印象に残る。地元の christopher 氏が提供。 via @its_Xopher
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米国の地質学者の James St. John 氏が撮影した青色の石や鉱物の写真集。 flic.kr/s/aHsmVp5z9M 紀元前から貴石や顔料として珍重されたラピスラズリなどを含む。下の3枚はラピスラズリ、デュモルチェライト、スカルン鉱床の透輝石で、いずれも地下で高温のマグマが他の岩石に接触して生じた変成岩。
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蜘蛛が巣を作る過程を詳しく観察・解明した論文を米国の Abel Corver 氏らが Current Biology 誌に発表(全文閲覧可)。 bit.ly/3l96woq 下の図のEが作成の順序の模式図。糸の張り方は、大ざっぱに全体、放射状、らせん状、細かいジグザグ、隠れ帯と呼ばれる非常に細かい装飾の順序で進む。
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中米に棲むムラサキケンバネハチドリのオスが飛行している写真。 bit.ly/3kK19Je 透明感のあるガラス細工のような色彩が印象的。この鳥が透明感を示している写真は他にもあるが bit.ly/2IKXMoi そうではない写真もあり、光の当たり方や個体差によって見え方が変わるようだ。
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葛飾北斎は鳥瞰図をいくつか描いている。その一つの「東海道名所一覧」の高解像度画像を公開しているシカゴ美術館のページ。 bit.ly/33VKf4p 地図としては変形が著しく、たとえば江戸が右下で、その上方に名古屋と京都があるが、富士山は左にある。現実と空想が混在した芸術が北斎らしい。
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1930年代前半~中頃に作成された日本国内の観光を宣伝する15枚のポスターの画像。 bit.ly/3ow44YQ 2014年に保存状態が良いものが米国でオークションにかけられた際の記事。名古屋や大阪の鉄道局などが制作。戦争が始まる前の比較的平穏な時代を象徴。当時の芸術としても価値があると思う。
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ブラジル南部で撮影された印象的な彩雲の動画。場所はサンパウロの西方約250kmの地点。彩雲は空で太陽に近い位置に見えている雲が、カラフルな色彩を帯びる現象。この動画では、小さな雲が赤色から紫色へと移行する七色の虹の配色になって輝いている。 via @ABC
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19世紀に日本で作られた興味深い世界地図の高解像度画像。 bit.ly/3ePGeSp 米国議会図書館が所有しているもので、作成の年代は地名の表記等から1850年頃と思われる。陸地の形は大ざっぱで、各地の人の絵や文章が含まれるなど絵本的な作品。「小人国」「女人国」などの架空の要素も含まれる。
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夜光虫による海面の青い光と天の川を共に撮影した写真の紹介記事。 bit.ly/3dC70O1 場所はブラジル・サンパウロ州の海岸で、マングローブを構成する木も写っている。地元の Ricardo Ghion 氏が撮影。夜行虫は水温や波などの条件が揃わないと不明瞭なため、簡単に撮れる写真ではないとのこと。
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葉の段階的な色の変化と並び方のために、ボケた写真かフォトショップ等で加工したように見える木の写真集。 bit.ly/2Zqi8JT 米国東部を原産とし、今も分布が米国にほぼ限られているアメリカハナズオウ。俗称はなぜか日本の代名詞でもあるライジング・サン。庭木として人気があるとのこと。
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主にアフリカに棲むハタオリドリ科の鳥は、細い枝や草を編むような作業をして木の枝から垂れ下がる巣を作るため、「機織」という名前がついている。同科のアカガシラモリハタオリが巣を作る途上の写真。 bit.ly/3MOHojI 輪に止まって一休みしている雰囲気。撮影者は Charles J. Sharp 氏。
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ウクライナ北部にある環状の小さな湖の空撮画像。 bit.ly/3PDRaFN 場所はハルキウ市の北西約150km。元は1740年に隕石の落下でできたクレーター。20世紀初頭に水が一時引いた際に、侵入した車が中央部で動けなくなり放棄。そこを起点に植生が繁茂して島が形成された。撮影者は Medoffer 氏。
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約10万光年の直径を持つ銀河系の大きさを、太陽の周辺から視野を徐々に広げていくことで実感できる動画。太陽付近にズームインした後に何度か出てくる白いバーは、光が一定の時間に進む距離を示し、時間は1秒、1分、1時間、1日、1年、 100年、10万年の順。via @NASAUniverse
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アイスランド南西部のストロックル間欠泉は、5~10分おきに温水を噴出する。その噴出が始まった瞬間を撮影した写真。 bit.ly/3BrOuUZ ドーム状に盛り上がった水が青緑色を呈しており、中の泡も見えている。周囲の風景も含めてSF映画の一場面のような雰囲気。撮影者は英国の James Levine 氏。
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子供の時に虫眼鏡で日光を集めて紙を焦がす実験をした人もいると思う。米国の Michael Papadakis 氏は、それを芸術に応用し、木を焦がすことで複雑なものを含む絵を描いている。紹介の動画。大きさの異なるレンズを巧みに扱いオリジナリティのある作品を制作。 via @mashable
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アンドロメダ星雲を含む星空が雪山の上を移動していく幻想的なタイムラプス動画。撮影場所はニュージーランド南島の標高約1000mの山間部で、マウントジョン天文台の近く。時々入る筋は人工衛星や航空機の可能性がある。撮影者は地元の Ian Griffin 氏。 via @iangriffin
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スウェーデン南西部のブーヒュースレーン地方にある二つの島の空撮写真集。 bit.ly/343BWDp 白壁と赤~黒の屋根を持つ家が密集した集落が興味深い。土台となっている地層の模様が明瞭な岩盤や、細長い入り江を持つ地形は、氷期の大陸氷床による侵食を反映。撮影者は同国の Tobias Hägg 氏。
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イタリアのシエナで毎年開催されている国際写真コンテストの今年の入選作が発表された。「自然の美」部門の入選作を紹介したページ。 bit.ly/34Ak9Fh 24枚のうち3枚は、紅葉して色づいた葉と背後の木の幹が組み合わさった、今の季節を感じさせる風景の写真。他の写真も見応えがある。
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細長いプラスチックの板をつなげたマットを、波力発電に活用した事例の動画。波に合わせて板が揺れると、磁石の脇で電線を含むユニットが動き、電磁誘導により発電するようになっている。軽量で設置しやすく、暴風時に陸揚げするような作業も容易と思われる。 via @gigadgets_
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古い地図に現在のデジタル地形情報を重ね合わせ、陰影をつけて立体的に表現した画像を印刷し、販売しているサイト。 bit.ly/37I4Igh 地理情報システム(GIS)の専門家である米国の Sean Conway 氏が作成。カリフォルニア州など米国が多いが、他国も含む。日本も1つあり1956年の地質図を使用。
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カナダ・アルバータ州の中部で撮影されたオーロラが出ている空と国際宇宙ステーションの軌跡の写真。 flic.kr/p/V1AqKG 露光時間が比較的長い19枚の写真を撮り、それらを合成して144秒間の飛行の軌跡を白い線で示すことに成功。宇宙空間での実距離は約1100km。撮影者は地元の WherezJeff 氏。
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米国バーモント州の河川で、多数の氷を含んだ流れが急に押し寄せて水位が上がった際の映像。冬に凍結していた河川が春先に融けた際に、流下した氷の破片が流路の途中で溜まって一時的にダムのようになり、それが決壊して発生。日本ではあまり見られない現象。 via @ViralHog
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反薄明光線は、朝や夕方に雲の切れ間から漏れた太陽の光が放射状に広がる現象。米国フロリダ州のドライ・トートゥガス国立公園で観察された事例。 go.nasa.gov/3h6tmIz ピンク色の放射状のパターンが明瞭で、下方にみえる海岸の砂州と組み合わさった構図も印象的。撮影者は同国の Bryan Goff 氏。