保坂展人(@hosakanobuto)さんの人気ツイート(古い順)

151
おはようございます。「新型コロナウィルス感染症」への対処は、世界共通でほぼ同時に課せられた課題。うまく解決した国もあれば、一度は失敗し転換して感染を抑えている国や都市もある。ここから学びとることに躊躇があってはいけない。ニューヨークは初期に手痛い失敗をしたが抑え込みに成功している
152
昨夜、アメリカでCDCに勤務したこともあり、感染症分野で医療経済学を担ってこられた専門家の話を聞いた。世界中で「PCR検査を拡大すべきか否か」というレベルの議論をしている国は他にない。また、PCR検査を未だに手作業でやってくるのも、信じがたいこと。
153
「検査を拡大すると陽性者が増える」「陽性者が増えると医療崩壊」というロジック。症状によって、無症状か軽ければホテルで隔離ということになる。今回のウィルスは、無症状の感染者、または症状が出る前の感染者の「感染力」が強い。だから、検査の網を細かくして感染を広げないことが有効だ。
154
「和歌山モデル」は東京都とは真逆 “重症者手前”患者も手厚く治news.nifty.com/article/domest… 和歌山県は、国に対しては厚労省の定義に当てはめた重症者数を報告しているが、県独自に「酸素投与」の患者も重症者にカウントしている。人工呼吸器の手前だ。重症者扱いになると、ケアするスタッフも増え、
155
世田谷区で準備している「PCR検査を一桁増やす」というプロジェクトの中には、「症状を疑う方への行政検査」と「介護施設等の社会的検査」がある。重症者が増えている地域では、「検査が足らず、数日待たされる」という声もあがる。受診した時にはすでに重症だったのでは医療機関に負担がかかる。
156
「PCR検査を拡大しない」ことで、検査渋滞・検査難民が生まれ、入院時には症状が進んだ方や重症者が多くなり、深刻な結果につながったのが「第一波」の教訓だろう。こうしたことを繰り返さないことが最低限の基本姿勢として全国で共有され、「PCR検査の充実」実現に向けて国も全力を尽くすべき。
157
8月に入ってから、いくつかの旧知の自治体首長から電話を頂いた。「どうやって、PCR検査を増やすことが出来るのか」との声に対し、「保健所がすべてを仕切る体制をそのままにしておいては、人員体制の限界がそのまま検査数の限界に。ポイントは、緊急に保健所の外側にシステムを構築することです」
158
8月4日の日本記者クラブでの記者会見では、現在は200から300実施しているPCR検査を「まずは1桁増やす」と述べ、介護、医療、保育等の施設で働く人を対象に、「社会的検査」を実施すること。そのために、オートメーションの検査機器の活用や「プール方式」の応用等を検討していると話しました。
159
「準備する」「検討する」と言っても、いつになるのかというお問い合わせを頂きました。東大先端研の実証試験と並走しながら、「PCR検査拡大のシステム設計」を進めて、明日午後に当面のプログラムと事業内容を発表することになりました。遠路を眺望しながら確実な一歩を踏み出そうと考えています。
160
第一波の時には、PCR検査の絶対数が足りず、検査のハードルが高くて、「検査制限」「検査渋滞」が起きたことは絶対繰り返すまいと考えてきました。「疑わしきは検査可能」な状況とするために検査の充実をはかり、一方で集団感染のリスクの高い介護・高齢者施設等の社会的検査を始める準備を重ねた。
161
もうひとつ、一番即効性のあるコロナ対策は、第一波から奮闘し疲弊している医療機関の経営支援である。なぜ、国が最優先で取りくまないのか理解出来ないが、赤字経営に苦しむ医療機関に世田谷区としての直接支援を行っていく予定だ。
162
ただいま、世田谷区長臨時記者会見が終わりました。「PCR検査」の拡大について、現状の検査数を1日600件へ倍増することに約8億5千万円、社会的検査を介護・高齢者施設と保育所職員を対象として1日千件開始する体制を、保健所の外側に民間委託で開始する事業に4億1400万円、第3次補正予算に編成。
163
医療機関支援も打ち出しました。新型コロナ感染症の専用病床として空きベットが生じた時、1日1床あたり1万4400円、区民入院の場合は、同8000円、発熱外来設置運営でPCR検査実施の病院に対して3時間以上1日4万1700円等で、外来や病床使用停止支援も。第2次補正と合わせて7億4千万円の医療支援です。
164
社会的検査は、9月中頃を目途に、一日1000人規模で開始。施設か定められた会場で「前鼻腔ぬぐい」の自己採取で、プール式は東大先端研の実証試験の終了を待って10月以降実施。FDAが認可した「4検体」を基本にして準備をしている。これを、第一段階として実施し検査のハードルを下げていきたい。
165
新型コロナウイルスについて、東京・世田谷区が区内全ての保育士や介護施設の職員らおよそ2万人を対象にPCR検査を一斉に行う方針を固めました。自治体による無症状者への大規模な検査は異例です。(TBS) news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne…
166
おかげさまで、第一弾の寄附金は4368万9621円となりました。心強いです。本日をもって第二弾に移行します。ずばり「PCR検査の拡大」に向けて、目標5000万円でスタートします。御協力をお待ちします! 【第2弾!】~世田谷区のPCR検査体制の拡充にご支援ください~ furusato-tax.jp/gcf/990
167
介護者・保育者ら2万3000人をPCR検査へ 世田谷区が公費で希望者全員にtokyo-np.co.jp/article/50873/  症状がない人を(症状が)深刻になる前にピックアップして、クラスター(感染者集団)化や地域への拡大を防ぐ効果がある」と話した。
168
昨日発表の「社会的検査」の実施計画について、高齢者施設の施設長から電話がありました。以前から、区に対して「介護現場での感染防止と施設職員への検査支援」の要望をされてきただけに、今回のプロジェクトで準備が始まることに対して、大歓迎で喜んでいるとの声を頂きました。心が引き締まります。
169
無症状者検査で感染抑制 英、経済再開でも陽性率低下nikkei.com/article/DGXMZO… 集団感染が発生した場所では積極的に検査し、無症状の感染者を見つけている。さらに介護施設職員は毎週検査を受け、タクシー運転手など感染リスクが高い人を対象に検査を実施している。感染者が欧州で最多の時期もあった
170
おはようございます。世田谷区内での高齢者施設や保育園でも、働いている方が感染するケースが増えています。地域でのクラスター防止や感染拡大防止のために,「社会的検査」について、厚労省も感染状況等に応じて、職員が無症状であっても、利用者と共に「行政検査」を可とする通知を出しています。
171
おかげさまで、今朝の9時の時点で第一次分とあわせて、4478万2671円の寄附がありました。ありがとうございました。→ともに、乗りこえよう。【第2弾!】~世田谷区のPCR検査体制の拡充にご支援ください~ furusato-tax.jp/gcf/990
172
PCR検査「プール方式」とは、4人の検体を一緒の試験管に入れて検査、たとえば100本を同時に検査出来る機械であれば、400人分を一度に検査して、「陽性グループ」が出てくれば、元々保存されていた4人それぞれの検体を再検査するという工程で進みます。直接出向く必要はなく短時間で結果が出ます。
173
おかげさまで、皆様からの寄附額は1億4000万円を超えました。奨学金の増額を検討しています。→児童養護施設を巣立つ若者へ奨学金 世田谷の挑戦 - 保坂展人|論座 - 朝日新聞社の言論サイト webronza.asahi.com/politics/artic…
174
「PCR検査を増やすべきでない」という理由に、「偽陽性」や「その時点の判定に過ぎず、翌日から分からない」等の理由をあげる方がいらっしゃいます。現在、感染疑いや検疫等で使われているのは適切でしょうか。とりわけ、5月末に検査対象を「濃厚接触者」に拡大したことで検査数が増えました。
175
「社会的検査」は海外でも実例が多くあります。ただし、日本以外に「PCR検査を広げるか否か」という議論は聞いたことがありません。PCR検査が万能でなくても、検査回数を増やし、ハードルを下げることで感染拡大を抑止しようとしています。