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性格は変わらないと言うが、環境や一緒にいる人によって案外コロッと変わる。
久しぶりに会ったり、恋人ができた友達の性格が変わってしまうことがあるように。
「こんな自分、嫌!」と思う時があるとしてもそれは、その環境や一緒にいる人があなたに合っていないだけなのかもしれない。
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メール(LINE)が苦手という人は案外多いが、相手の反応が気になりすぎる人の場合は深刻度が違う。
苦手を通り越して体力を奪われる。
返事のタイミング、絵文字の使い方、誤字脱字...さらには相手の反応を予測するから気疲れする。
失敗が許されない環境で生きてきた人ほど、常にベストを探す。
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ひとりと孤独は違う。
ひとりの時間が必要な時はあるが、「誰も私を必要としていない」「誰も分かってくれない」という孤独は苦しい。
アダルトチルドレンは、家族の中にいても孤独を感じる。大勢の中にいても、心の中で孤独を感じる。
周囲に合わせて笑っていても、心の中が『無』になっていく。
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心の疲労が、体の不調となって出ることがある。
だが反対に体の疲れが、心の不調を引き起こすこともある。
いつもよりイライラしたり、うまくいかなかったり、憂鬱になるなら、思い切って休んでみる。何か1つ、やるのをやめてみる。断ってみる。
「頑張る→頑張らないを頑張る」にシフトする。
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子どもの頃のネガティブな記憶が原因となって、「自分らしさ」を抑え込んでしまうことがある。
親を思う優しい子ほど、そうなりやすい。
遊びたい、甘えたい、自由にしたい…
こういった自分の気持ちを押し殺すことを繰り返しているうちに、「自分の本音を我慢する」のが当たり前になってしまう。
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人に囲まれていても、孤独を感じることがある。
一緒にいるだけで心がつながっていないと感じる。
誰かと笑っていても、楽しめないことがある。
周囲に馴染むよう顔は笑っているが、心は無の状態のこともある。
ふとした瞬間に、「私はなぜこんなことをしているのだろう?」と感じることがある。
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アダルトチルドレンは、「疲れたら休む」が苦手。
動けるうちは動いてしまう。動けなくなるまで休めない。少し休んで動けるようになったら、また動いてしまう。それほど「休むこと」への罪悪感が強い。
子どもの頃から「常に何かを頑張る」のが日常だから、頑張っているという意識さえないことも多い。
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考えすぎ、スルーすればいい、気しなければいい、真面目過ぎ…
周囲からこのように言われるのは、親の気分次第で怒られてきたアダルトチルドレンに多い傾向。
子どもの頃からの習慣で、不意打ちの攻撃で心が傷つかないよう、複数のパターンを想定して心を守っている。最悪のパターンまでイメージする。
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「自分の居場所なんてないのでは」と不安になる人がいる。
「この場所に居てもいい」と安心できる所属感は、幼少期に褒められ励まされることで生まれる。無視されたり酷いことを言われたり、過剰にコントロールされていたら生まれない。
アダルトチルドレンが、ふと不安になる理由はここにある。
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<自己肯定感が低くなる要因>
1.生まれつきの気質
HSPだと罪悪感、孤独感、マイナス感情が出やすい
2.幼少期の親との関係
褒められ励まされるより、一方的な指示や人格否定が多かった場合「無価値観」が出やすい
3.トラウマ体験
不安と恐怖に押しつぶされ、自信を失い、感情が乱れやすい
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相手が今どんな気持ちなのか、表情や声のトーンから察することが得意な人がいる。例えるならアンテナの受信感度が高い状態。
だがその一方で、受信感度がとても低い人もいる。
「これを言ったら相手がどんな気持ちになるか」を全く考えず言葉を発するから、感度の高い人は打ちのめされてしまう。
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心や体が疲れた時。
回復するまでゆっくり休める人もいれば、「こんなことで疲れるなんて」と自分を責めてしまう人、疲れないように鍛えようとする人、疲れていることを無視しようとする人もいる。
何かあった時に「どう考え行動するか」は、性格だけでなく「子どもの頃の家庭環境」の影響が大きい。
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アダルトチルドレンは、100の好きよりも1の嫌いが心に残りやすい。
親に愛されていなかったのでは、自分には価値がないのでは、必要とされていないのでは、ありのままの自分は受け入れてもらえないのでは…こういった心の不安が関係している。
だから自分らしくあるより、誰にも嫌われない方を選ぶ。
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いつも笑顔のアダルトチルドレンは、「悩みがなさそうだよねー」「いつも楽しそう」と言われたりする。
辛くてしんどい時ほどいつも以上に笑顔を心掛けるのだが、誰も気づかない。作り笑顔が「自然な笑顔」に見えるほど、子どもの頃から笑顔を心掛けてきたから。
作り笑顔をやめるのが怖い事もある。
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アダルトチルドレンは「疲れたら休む」が苦手。
動けるうちは動いてしまう。動けなくなるまで休めない。少し休んで動けるようになったら、また動いてしまう。
それほど「休むこと」への罪悪感が強い。
子どもの頃から「常に何かを頑張る」のが日常だから、頑張っているという意識さえないことも多い。
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気を遣いすぎる、本音が言えない、人を信じられない…
ACとそうではない人が抱える悩みは、同じに見える。だから理解ない人たちから「甘え」と批判されることもある。
だが「こんな自分が生きていていいのか…」という不安を持つかどうかの差は、あまりに大きい。
抱えている悩みの前提条件が違う。
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ストレスを感じないようになりたい、と悩む人が増えている。
怒りや不満を人にぶつけない優しい人ほど、心の内にストレスを抱えているケースはとても多い。
ストレスを感じたり、ストレスを発散できないあなたが悪いのではない。
ストレスになるようなことが、現実に起こっているのだから。
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すぐ不安になってしまう、と悩むことがある。
理想的な環境で育った人は、自己啓発本で示されるような方法(不安の9割は現実に起こらない、大丈夫と唱える)などで不安が解消できる。
親から「大丈夫」の安心感を貰っていないACは、それが難しい。
助けてほしい時に助けてもらえなかった傷は深い。