「自分がどうしたいのかよく分からない」という人がいる。 これは親が支配的だったり過干渉の場合に抱えやすい悩みの1つ。 親の意見を一方的に押し付けられ、自分の意見を主張しても親に否定され抑え込まれ、心が傷ついてる状態。 自分の意見を主張しないほうが安全だと、無意識に植え付けられている
アダルトチルドレンは「相手の正解」を探す。 この人は何を言ってほしいのか、何をしてほしいのか…センサーフル稼働で正解を探す。子どもの頃からそうしてきたから無意識にやってしまうし、正解率も高い。 それに加えHSP気質があると、「ああすればよかった」「こう言えば良かった」と落ち込みやすい
疲れやストレスをため込んで、ある日突然爆発することがある。人が変わったように怒る。 怒りが爆発しないタイプの人はそのまま内側に抱え続け、うつ状態に陥ることもある。 どちらも周囲からは「突然そうなった」ように見えるが、実はそうではない。 耐えて耐えて耐えて…我慢の限界が来てそうなる。
幼少期、否定されることの多かった子どもは「どこまでが親の許容範囲なのか」「何なら叱られないか」必死に探すようになる。 大人になってもこのクセは残る。 自分が何をしたいのかより「相手の求める正解」を探す。 過去、抑えてきたものがあまりに多い場合は「自分がしたい事」さえ分からなくなる。
<アダルトチルドレンが抱えやすい悩み> ・相手の機嫌を常に伺う ・他人の機嫌に不安・恐怖を感じる ・相手を信じきれない ・滅多に頼れない ・ふいに一方的に関係を断つ ・尽くしすぎ、反対に束縛しすぎ ・相手との距離感が分からない ・嫌われないために神経をすり減らす ・自分の気持ちを言えない
アダルトチルドレンは、生まれた時から人生が戦いだった。 過干渉の親に従いつつ心の中で親と戦ってきたタイプ、親を頼らず一人で生きることを選んだタイプ、認められるために親の期待に応えるよう頑張るタイプなど色々ある。 共通点は「生きている限り頑張り続けなければいけない」と思ってきたこと
子どもの頃から「いいこ」を演じてきた人は、「甘えるって何?」とよく分からないことがある。 甘えられないのではなく、「他人に迷惑をかけてしまうのでは」「相手が困るのでは」という気遣いや優しさから、「甘えない」を選んでいることもある。 甘えるのが苦手な人は、一人で頑張り続けてきた人。
家庭内のバランスをとるため、頑張ってきたACは多い。 大人達の愚痴を聞き、慰め励まし、ワガママを我慢し、期待に応えるため努力する。兄弟姉妹がいる場合、自分ばかり我慢して損をすることもある。 あなたの笑顔の裏に、とてつもないプレッシャーと悲しみが隠れていることを誰も知らない。
あなたが出来るからって、あなただけが頑張らなくてもいいんだよ。 出来るからこそ「しない時」があっていい。 まだ耐えれるからって、我慢しなくていいんだよ。 子どもの頃から耐えてきたから出来ちゃうんだよね。 自分さえ我慢すれば誰も傷つかない、なんて思わないで。 あなたの心が傷つくから。
<ACが抱えやすい傾向> ・「良いか悪いか」「正しいか間違っているか」白黒で判断して疲れがち ・ほどほどが分からず、気付くと限界間近 ・「ちゃんとしなきゃ」「強くならなきゃ」が強い ・小さな失敗で自分をとことん責める 共通点は『周囲の人よりエネルギー消費量が多く疲れやすい』こと。
人間関係のベースは親子。 理想的な環境で育つと、親から「心地よい人間関係の距離感」を教えられる。 だがACは、「すごく遠いor近すぎる」という極端な距離感を教えられる。だから人間関係で苦労する。 相手に全く心を開かないか、もしくは急にすべてを曝け出しすぎたり、依存してしまう事もある。
馬鹿にされたように感じて、イラッ!とすることがある。 誰でもそう言うことはあるが、そういうことがしょっちゅうあり、突発的に激しい怒りが出るなら過去が影響している。 幼少期、親や周囲に否定されたり、からかわれたり、雑に扱われていたように感じているとそうなりやすい。 実は過去の怒り。
ヒーロータイプのACは、限界を超えても頑張る。 クラウンは、皆を笑顔にするため頑張る。 スケープゴートは、あえて頑張らず罪を被る事もある。 ケアテイカーは、してあげなきゃと頑張る。 ロストワンは、迷惑をかけないため自分を抑える。 複合タイプはとにかく疲れる。 皆、それぞれ頑張ってる。
「嫌い」よりも「寂しい」の方が強く出やすい。 だから寂しさを少しでも満たしてくれる人、場所、物、関係を「好き」と思い込もうとする。「あの人は悪い人じゃない」「根はいい人」と思い込む事で、嫌わないようにする。 苦手で嫌いな人なのに「嫌われたくない」という心理もこれに関係している。
相手がそっけない態度の時、「自分が何かしたかな?」と自分自身を疑う人がいる。 相手から「疲れていただけ。あなたのせいではない」と言われても「嘘をついているのでは」と疑う。「嫌われたのかも」と思う事もある。 「どうせ私は誰にも愛されない」が根っこにあると、人間関係が複雑化しやすい。
助けてほしい時に守ってもらえず、話を聞いて欲しい時に冷たく突き放され、放っておいて欲しい時に限って過保護に指示される… このような環境で育つと、自分自身の感情を内側に抑え込んで蓋をしてしまうようになる。 「私のことなんて誰も興味がないのでは」と思い込んだまま大人になることもある。
アダルトチルドレンは人を信じられない、人を頼れないと悩む。その原因が自分の性格や努力不足のせいだと思い込み、自分を責めてしまう人はあまりに多い。 でも違う。知らないから『まだ』出来ないだけ。子どもの頃に人との距離感や人を信じること、人を頼り甘えることを教えられていないのだから。
すぐ不安になってしまう、と悩むことがある。 理想的な環境で育った人は、自己啓発本で示されるような方法(不安の9割は現実に起こらない、大丈夫と唱える)などで不安が解消できる。 親から「大丈夫」の安心感を貰っていないACは、それが難しい。 助けてほしい時に助けてもらえなかった傷は深い。
怒りは二次感情と呼ばれていて、不安や悲しみ、傷つきを覆い隠す役割がある。 だから幼少期に自分を抑えたACほど、『怒り』が強く出やすい。我慢が出来ないわけでも、怒りっぽいわけでもない。そういう性格でもない。 溢れ出る怒りが止まらないのは、誰かの為にたくさん我慢をしてきた証拠でもある。
勇気を出して、過去の苦しみを打ち明けた時。 親から「いつまでそんなこと言ってるの」と呆れられることがある。「大人になったら?」「親にも事情があったんだよ」と、周囲が親の味方に付くことも多い。 でも、自分を責める必要は全くない。大人になっても影響するような出来事があったのだから。
<ACが抱えやすいプレッシャー> ・強くならなきゃ ※弱い自分はダメ ・完璧にやらなきゃ ※能力=自分の存在価値になりやすい ・早くしなきゃ ※いつも急き立てられる感覚がある ・頑張らなきゃ ※限界を超え倒れるまで休めない ・喜ばせなきゃ ※自分一人だけ楽しむのが苦手。皆が笑顔だと安心
涙が出そうで出なかったり、心がソワソワしたり、訳も分からなく不安になるのは『頑張りすぎ』のサイン。 つい誰かのために頑張っちゃうから、なかなか休めないんだよね。 「もうちょっと」「まだ大丈夫」「私しかいない」って無理しちゃうんだよね。 心が穏やかになるまで、ちょっぴり休んでみよう。
<アダルトチルドレンが抱えやすい悩み> ・決められない ・人に褒められるが、自分では納得できない ・物、人、言葉に過敏に反応する ・人目がとても気になる(気になって仕方ない状態) ・対人関係で酷く疲れる ・自信がもてない ・どんなに頑張っても十分ではないという『不全感』が強い
HSP気質を持つ『働くアダルトチルドレン』は人間関係で疲弊しやすい。 周囲の空気・相手の機嫌を常に伺い、何を求めているか五感フル稼働で探し、相手がどう思うか優先するから。仕事も出来る場合は一人で抱え込みやすい。 断われないゆえに限界が近づき、「辞める」という選択で自分を守ることもある
アダルトチルドレンは幸せな時より、不幸な時にホッとしやすい。子どもの頃から認められず、怒られて悲しくて辛いのが当たり前だったから。 脳は変化を嫌うから上手くいくと落ち着かなかったり、褒められて怖くなったり、幸せな時に急に不安になったりする。 でも、まだ幸せな状態に慣れていないだけ