251
普段穏やかなアダルトチルドレンが、安心できる人の前でだけ別人のようになることがある。
この人なら受け入れてくれるかもという期待、いつか離れていくなら早く切ってしまえという恐怖が渦巻く。本当は失いたくないのに、その人の前だけで出してしまう。
親を信じられず甘えられなかったACに多い傾向
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ACは「ありのままの自分で価値がある」、と言われて戸惑う。
頑張っても認めてもらえなかったのに、ありのままでいいわけがないと思う。自分を変えるために努力を続けてきた人ほど「ありのまま」は甘えではないか、とモヤモヤする。
自分を押し込めてきた人は、「ありのまま」の意味さえ分からない。
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幼少期に大人から支配されすぎると、周囲に敏感にアンテナを張るようになる。
自分をコントロールしようとする人がいると、無意識に敵とみなす。親と同じような支配を感じると、心の中で即座に抵抗する。
とっさに相手を攻撃することもあるが、相手を傷つける為ではなく「自分を守るため」の防御から。
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自分がよく分からなくなる原因の一つ、気持ちの抑圧(我慢)
幼少期、自分の気持ちを出すよりも「家族の気持ちを察する事」を求められた人ほどそうなりやすい。
タンスの中にギュッ…と押し込まれた洋服のように、「何が入っているのか」分からない状態。だが、あなたの感情は消えてない。大丈夫。
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親と距離をとり、離れることがある。
家族がバラバラになったように感じたり、実際に家族から「あなたのせいでこうなった」と責められることがあるかもしれない。
でもあなたが壊したんじゃない。
すでに壊れていた場所で、あなたがバランスを保ち、ギリギリ耐えていただけ。あなたのせいじゃない。
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毒親、モラハラ、パワハラをする人達は「誰から見ても酷い人」なのではない。それどころか、いい人に見えることも多い。だから被害者の訴えが周囲に理解されない。
彼らは怒りをぶつけていい相手と、ぶつけない方が良い相手を選んでいる。彼らが怒りをぶつけるのは『自分を攻撃しない優しい人』だけ。
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しんどい時こそ明るく振舞い、疲れて限界の時も平気なふりをして、自分の状態を周囲に見せないようにする。
子どもの頃からそうやって頑張ってきたから、無意識にそうしてしまう。
心配かけないように、迷惑かけないように、弱いと思われないように、つけこまれないように、本当の自分を隠すことで守る
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無視されていなくても、無視されたと思う。
愛されていても、愛されていないのではと思う。
注意されたら、人格を否定されたと思う。
「私は誰からも愛されていない人間だ」という思いを抱えていると、このように感じやすい。
これはあなたの性格のせいではなく、幼少期の心の傷がもたらす不安。
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アダルトチルドレンは、人との距離感に悩む。
期待して傷ついた過去があると、自分からは近づかない。でも心を許すと一気に近づく。本当は誰かに受け入れてほしいという思いが溢れ、自分を曝け出しすぎて相手が離れてしまう事もある。見捨てられる不安や恐怖から、一方的に自ら関係を断つこともある。
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AC+HSP気質だと、小さな失敗でとことん落ち込みやすい。
「そんなことで?」「気にしすぎ」と言われやすいが、そう単純ではない。
過去の失敗が蘇り、責められているように感じる。怒られ見捨てられたように感じた過去があると、恐怖が加わる。
この感覚は、理想的な家庭で育った人には理解できない。
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「過去は変えられない」「忘れて前に進むべき」と、他人から余計なアドバイスをされて落ち込むことがある。
そんなこと、本人が一番よく分かっている。
忘れられたら、なかった事にできたら、どれだけ楽だろうかと…
自分を責める必要は全くない。それが出来ないほど、深い心の傷なんだと思って良い。
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無理と頑張るの境目が分からない人へ
1つでも当てはまれば、頑張り過ぎ&心が限界に近いサイン。
<目安>
・朝起きて既に疲れている
・思考力が下がる
・心から笑えなくなる
・涙が急に出てくる
・悲しいのに泣けなくなる
・眠れなくなる
・いつもより優しく出来ない
・何が辛いか分からない
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拒絶される不安が強いと、自分はどう思うかより「相手にどう思われるか」という視点が優先される。大切な人に拒絶される辛さを知っているから、そうまでして自分を出そうと思わない。
子どもの頃から家族を優先してきた場合、自分がどう思うかさえ分からないこともある。無意識に自分を後回しにする。
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・好きな人に近づけない
・初対面の人はわりと平気
・親しくなると距離感に悩む
・親しくなるのに抵抗がある
アダルトチルドレンが、このような悩みを抱えることがある。
「本当の自分は受け入れられない」という不安を抱えているとそうなりやすい。
親でさえ受け入れてくれないのに…と諦めてしまう
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理想的な環境で育った人は、「大人になってまだそんなこと言ってるの?」という。
でも、大人になってまで影響を与えるのが家庭環境。
子どもが最初に所属する社会が「家族」。
家族の中の自分の在り方が、世の中に出た時の自分にリンクする。家族を信じられなければ、世の中の人を信じられなくなる。
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人間関係を自ら壊して、後悔することがある。
「好き」の言葉を信じられず、いつか去っていく恐怖を感じる。相手を好きで理解したいのに、大切にしてずっと一緒にいたいのに、攻撃したり感情的になってしまう。
心の奥で「誰にも愛されていない」と不安を抱えているとそうなりやすい。愛が分からない。
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暴力やネグレクト、酷い言葉を浴びせられた人だけがアダルトチルドレンになるのではない。家庭内がいつもピリピリしていたり、親の態度から「愛されていない」「私なんていなくてもいいんだ」と感じ取る場合も同様の傷を負う。
まだマシ、もっと酷い人がいる、これくらいで…と思う必要は全くない。
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AC+HSP気質だと、言い争いの場にいるだけでしんどい。
「自分のことじゃない」「気にしなきゃいい」という簡単な問題ではない。
言い争う空気、表情、声色、両者の気持ちが全て一度に入ってくるから、情報量がとにかく多い。情報を処理するだけで疲れ果てる。苦しい過去とリンクすると恐怖さえ加わる。
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<ACが抱えやすい心身反応>
・頭痛
⇒ずっとそうだからそれが当たり前という人も
・肩こり
⇒首の裏が慢性的にパンパン
・歯の食いしばり
⇒ストレスから無意識に。とにかく顎が疲れる
・皮膚炎
⇒アトピー、一時的に出る蕁麻疹など
・自律神経の乱れ
⇒うつ症状、過呼吸、神経性胃炎など
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一見幸せなカップルや幸せな家族の裏に、たった一人の犠牲者が隠れていることがある。
そういった「表面上の幸せ」は、その子が色々なものをぶつけられ、引き受け、耐え、我慢することでギリギリ保たれている。その子の辛さは、家族さえ知らない。知ったところで受け止めてもらえない。それがACの辛さ
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親に関する相談が圧倒的に多いのは50代の方々で、もうすでに両親が不在のケースも多い。これは頭の中の『親』が生前と同じように影響を与え続けるケースが多いということを意味する。
頭の中の親が、自然に消えることは無い。頭の中の『親』を整理していかない限りずっと苦しみ続ける事になる。
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喧嘩や争い大声が苦手という人は多いが、アダルトチルドレンの場合は「苦手を通り越して恐怖」さえ感じる。
だからその場を和ませようと焦る。相手の機嫌を直そう、これ以上怒らせてはいけない…と何かに追い立てられる。自分が悪くないのに謝ったりする。
共通点は、争いの多い家庭環境だったこと。