1451
誰かに対して急にイライラが溢れてきたり、怒りが爆発しそうになることがある。そんな自分に戸惑い「こんな風に思うのを止めたい」と思うかもしれない。
でもこれまで「私のせい」「もう消えたい」と自分だけ責めていたあなたが怒りを出せるようになったなら、それは良いこと。健全な反応なのですよ。
1452
相手が何を考えているのか、なんとなく分かる人がいる。
HSP気質の人だけでなく、後天的に察する力が身につくこともある。子どもの頃から「大人の顔色」を警戒して生活しているとそうなりやすい。
でも、分かるからこそ大変だし苦しい。失敗しないよう、傷つけないよう、ベストを選ぶ為とことん考える
1453
悩みや苦しみを相談することを躊躇う人がいる。
辛いと言う事が「負け」「弱さ」だと思う、人を信じられない、どうせ分かってもらえないなど色々な理由がある。
共通点は、自分一人で乗り越えなきゃと背負っていること。
大人に頼れない環境で育つと、人に迷惑をかけてはいけないと背負いやすい。
1454
親に遠慮して生きてきたACが、大人になって人間関係を自ら壊し後悔することがある。
相手を好きで理解したいし、大切にしてずっと一緒にいたいのに、感情的に攻撃してしまい自己嫌悪に陥る。
「好き」の言葉を信じられず、愛が分からず苦しみ、大切な存在がいつか自分から去っていく恐怖を感じる。
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「今」を心から楽しむのが苦手な人がいる。
自分が楽しそうな時に親が不機嫌だったり、呆れられたりするとそうなりやすい。楽しむことがいけないことだと無意識に刷り込まれてしまう。
だからわざわざ不安な未来を想像したり、嫌だった過去を思い出して、楽しみすぎないよう無意識にブレーキをかける。
1457
無価値観を持つACは多いが、自分を責める必要は全くない。
これまでずっと「価値がない」と刷り込まれてきて、急に「生きているだけで価値がある!」なんて思えなくて当然。
そんな風に思えたら、あなたは今こんなに苦しんでいないのだから。
「価値がないと思わされてきた」と気がつくのが第一歩。
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攻撃欲の裏には、支配欲が隠れている。
支配欲が強い人ほど、ターゲットを集団の中で激しく攻撃しする。「ダメな人」「おかしな人」「使えない人」というレッテルを貼り、自信を失わせ、その人の周囲から味方を奪う。そうすることで無気力にさせる。
これは学校や会社だけではなく、家庭内でも起こる
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自分の名前を呼ばれるだけでドキッ…としたり、焦ったり、ソワソワする人がいる。
子どもの頃、励ましたり褒められるよりも、怒られたり指摘されることの方が多いとそうなりやすい。「名前を呼ばれる=良くないことが起こる」と思ってしまう。
その影響が強いと、条件反射でビクッとなることがある。
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お酒、セックス、ギャンブル…
誰にも頼れなかったアダルトチルドレンが、何かに依存することがある。認められない悲しみを一瞬でも忘れられる何かに必死にすがる。
「依存=弱さ」と言う人もいるが、そうではない。
依存しなければ耐えられないほどの苦しみや不安に耐え続けてきたのだから。
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話さなくても分かる相手と、話せば分かる相手がいる。
一番厄介なのは、話しても分かり合えない相手。
最後まで話を聞かず、問題をすり替え、揚げ足をとり、都合よく解釈する。
親がこのタイプの場合、子供は周囲に理解されず辛い。
「話せば分かるはず」「話し合った?」とアドバイスされて苦しむ。
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もっと興味を持ってほしかった。
私だけ見てほしかった。
もっと話を聞いてほしかった。
褒めてほしかった。
もっと抱きしめてほしかった。
アダルトチルドレンは、このような思いが満たされないまま大人になる。与えてもらえるはずのものが「与えられなかった」心の傷は深い。周囲に求めたくもなる。
1465
HSP気質があるととにかく疲れやすい。
勝手に『察するセンサー』が作動、しかも入ってくる情報量は膨大、入ってきた情報を処理しつつベストを探すから、エネルギーを使いすぎて疲弊する。
気にしすぎでも、考えすぎでも、体力がないのでもなく、疲れて当然のタスクを日々無意識にこなしている。
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「辛かったら逃げていい」と言われることがある。
逃げずにずっと耐えてきたACは、「これは逃げでは」「逃げてはダメ」と思い悩む。
でも辛い環境から逃げるのは、ダメなことではない。
それに環境を変えるのは、逃げでもなんでもなく「去る」という1つの選択。逃げではなく、立派な選択の1つ。
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<パワハラの典型的な型>
1.身体的攻撃
2.精神的攻撃
3.人間関係の切り離し(仲間外し、無視)
4.過大要求(明らかにキャパオーバーの仕事、不要な業務の押し付け)
5.過小要求(仕事を与えない、能力や経験とかけ離れた仕事をさせる)
6.個の侵害(プライベートなことに立ち入ってくる)
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平和な時に限って、わざわざ不安な事を考えてしまう人がいる。
嫌な未来を想像したり、辛い過去を思い出したり「このあと嫌なことがあるかも」と警戒する。
幼少期にいつも不安だったり、親が過剰に干渉・心配ばかりする家庭だった場合にそうなりやすい。楽しさと不安が同時にやってくるから疲弊する。
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どんなに相手を好きでも感謝していても、自分に合わない考え方や合わない環境はある。
話し合えば分かる人もいるが、分かり合えない人もいる。話し合いにすらならない人もいる。
そこまで頑張らなくていいこともあるし、一人で頑張ってもどうにもならないこともある。
たとえそれが家族だとしても。
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「自分なんて」という虚無感で押しつぶされそうになることがある。
子どもの頃から「もっと頑張れ」と求められてきた人ほど、「理想の自分」と「今の自分」を比較し、親があなたにしたように「あれが足りない、これがダメ」と自分を責めてしまう。
自責するほど「やる気」が削がれ、焦燥感に襲われる。
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AC+HSP気質だと、人間関係の悩みが尽きない。
気を遣いすぎるから一人の時間を持ちたいが、独りぼっちになるのではと不安になる。
疲れすぎないよう行動をセーブしたくても、断ることで相手を傷つけたり、嫌われたりするのが怖い。
幼少期に植え付けられた「どうせ私は…」という気持ちが無理をさせる
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空気が読める、表情や仕草で分かる、声色で察する…
相手の言ってほしいこと・やってほしいことを察し、疲れ果ててしまう人がいる。
『賢い人はバカなフリが出来る』という言葉があるように、「あえて共感しない」で心を守る時があっていい。
その人の力になれなくても、意地悪しなければ十分優しい。