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自衛隊にいたとき、明るくて部隊の中心にいた屈強なレンジャー隊員がある日突然「おれはもうダメだ」と休職をすることがありました。どんなに辛い訓練を乗り越えても、どんなに身体を鍛えても、無理をすると潰れることは誰だってあります。だから普段から「弱い自分」をちょいちょい見せましょう。
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学校では「話し合えばわかる」や「相手の気持ちを考えよう」と言われます。しかし、社会で生きていくには「話してもわからない」や「相手の気持ちを考えすぎると死ぬ」という考えが必要になります。自分が倒れてしまうのは「優しさ」でなく、ただの無理です。
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他人をバカにすることで、自分のプライドを保つ人は結構います。彼らは何もしていないですが、評論家になることで「自分は賢い」と感じます。でも自分が批判されると、顔を真っ赤にして怒ります。これが「悪口を言う人ほど批判に弱い」の構図だと思ってます。
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いつも上手くいかないと悩んでいる方「生きていればヨシ!」「やりすごせば勝ち」「なんとかなれば大勝利」と心に擦り込ませてください。この基準ならだいたい幸せです。
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若いときはエネルギーあるので「傷つきやすいが回復が早い」ですが、年を重ねるにつれて「傷つきにくいが回復が遅い」となるようです。心の回復力は年々落ちてしまうことと、ベテランが傷ついたときこそケアが必要という話ですね。
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私の人生で一番役に立った考え方は「不安とワクワクする感情は近い」です。自分を信じられているときはワクワクして、信じられないときは不安に思うそうです。不安なときは「へへ...やばい状況なのにワクワクしてきやがった...」と言えば不安を押し返せますよ。
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衣食住が満ち足りて「明日もご飯は食べられそう」という世の中では「好きなもの」が大切になります。胸にときめきがないと「なぜ生きているのか?」とすぐに悩むようになるからです。人生は「ときめきを見つけるゲーム」ぐらいに思っておくと、人生に飽きないのでおすすめです。
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自衛隊勤務地マウント
陸上自衛官
「何もないド田舎駐屯地に5年いた」
航空自衛官
「硫黄島よりマシ」
艦艇勤務の海上自衛官
「地面があるだけマシ」
潜水艦勤務の海上自衛官
「お日様を見れるだけマシ」
宇宙作戦隊
「府中だからアクセスが良い」
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1日休みは「あんまり回復しない」と覚えてください。理由は午前中に溜まっていた用事や家事をして、午後に少し休むともう夕方になります。そうすると「明日は仕事か...」とストレスを感じ、気持ちが回復しないからです。だから回復のためにも連休はマストです。1日で全回復はムリですよ。
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一度しか言わないので聞いてください。自衛官はアイロンがけが得意です。迷彩服、作業服、シャツ、ハンカチなど何でもシワ一つなくアイロンします。そして自衛官と結婚すると何でもアイロンしてくれます。私の知り合いは大切なレシートのシワを伸ばそうとして、紙を真っ黒にしてました。
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日本には「優れた才能がある人は人格者でなければならない」という風潮があり、少しでもスキャンダルがあると世の中から消えていきます。でも「誰かの心を震わせる才能」と「人格」は基本的には別物です。「人間としてはダメだけど、美しい歌が歌える人」でもいいじゃないかと個人的に思ってます。
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治安が良い地域はネコが挨拶して撫でさせてくれます。これは「ネコをいじめる人がいない」という証拠だと思っています。
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優しい人になりたいなら、まず自分に優しくしてください。自分のことを「ダメだ...」「生きている価値がない」と考えている人は誰にも優しくできません。そして「私はダメだけど、あなただけには優しくする」といった捨て身の優しさほど怖いものはないですよ。
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防衛大学校には「高校卒業後に2年間ホストクラブで働いていた」という謎の入校生が毎年1人ぐらいやってくる。そういったタイプは要領よく頭の回転が速い人も多いので、普通に卒業して部隊で活躍するケースも多い。不思議なバックボーンから大成をしていくのは、漫画の世界だけではないのだ。
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陸上自衛隊において厳しい訓練中は隊員の士気が落ちる傾向にある。そんな時に連隊長が現れてありがたい訓示などを頂くと、更に士気が落ちる。ベテラン陸曹は「偉い人の良い言葉より、タバコとスニッカーズを一つずつもらう方が頑張れる」と言った。なんだかブルーハーツの歌詞みたいだなぁと思った。
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視力が悪い人は災害などに備えて「予備のメガネ」を複数持っておくとよいです。自宅用、職場に置く用などを準備しておくと、災害でライフラインが止まったときに役に立ちます。視力が悪い人が災害時にメガネがなくなると命取りになるので、忘れずに覚えておいてください。
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陸上自衛隊は「見捨てない教育」をします。びっくりするぐらい体力がない人が入隊しても、彼らが成長できるような計画を組みます。その辺は民間企業よりも実は優しいです。
diamond.jp/articles/-/301…
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(訂正)音大卒以外でも技量があれば入隊できるそうです。ただ入隊時にオーディションがあり、現在は音大卒でもかなりの難関です。
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人間関係で疲れている人に伝えたいのですが、1日の行動には「使えるポイントの上限」があります。大切な仕事には75%のポイントを使ってもいいですし、大切な友人に50%使ってもいいです。でも嫌な人のために70%使うと死にます。「この人は10%で対応しよう」と思う勇気も時には必要ですよ。
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新しい趣味などを始めるときに大切なことは「ときめき」かと思います。単純な好き嫌いではなく、本能的にワクワクするかどうかです。ごちゃごちゃ言わずに「それがときめくから」という理由で始めた方が楽しいことはたくさんあります。ときめきこそが生きるエネルギーに変換される...!
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陸上自衛隊にいたとき、口癖のように「よかった」という人がいました。厳しい訓練が終われば「日常のありがたみがわかってよかった」と言い、雨が降れば「明日は晴れるからよかった」と言いました。その人曰く「とりあえず良いとこ探せば、辛いことに耐えられる」だそうです。すごい人でした。
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幸せになりたければ「読心術」はやめたほうがいいです。自分の気持ちさえ、わからないときがあるのに、他人の心なんてわからないからです。誰かの心を気にしすぎるとメンタル不調にまっしぐらです。
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自衛隊にいる頃に思ったことがあります。それは「戦闘機パイロットになった人」の話と同じぐらい「戦闘機パイロットになれなかった人」の話はためになることです。理由は「人生の夢はほぼ叶わない」からです。でも、その後に自分の人生見つけたのであれば問題ないです。だからためになります。
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人は歳をとると「メンタルの回復力」が下がります。若いときほど傷つかなくなっても、ダメージの回復力は下がり、疲労が借金のように膨らみます。でも責任感や感情で我慢して、負債に気づかなくなるようです。メンタル破産しないように、感情エネルギーを計算して生きてくださいね。
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歳をとるにつれ、新しいことへの順応が面倒くさくなり、変化がでます。その最たる例がゲームプレイです。「新しいゲームのチュートリアルモードが終わって、最初のミッションをクリアすると面倒くさくなってやめる」という症状が出たら老化です。すみません、私のことです。