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「いい人だと思われたい」というのは当然ですが、大抵の場合は「都合のいい人」になります。都合のいい人になるとハードな仕事が回ってきやすく、パワハラを受けやすいというおまけもついてきます。「できません」と真顔で言う勇気こそが実は必要だと思いますよ。
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陸自の若手隊員には「ファーストフード好き」が多いです。しかし平日はなかなか外出できないので、休日を待ち侘びています。ある若手は口癖のように「ケンチキ食べたい」と言っていました。ある日「小隊長がケンチキ持ってくる」と聞いてワクワクしたそうですが、やってきたのは化学器材検知気でした。
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「コミュ障」は何も話さない人のことではありません。沈黙に耐えきれらず、脈絡に関係のないことを話したり、失言を繰り返す人のことです。そして「自分はコミュ力がある」と思っているとパーフェクトです。
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自衛隊は変わった人が多いのですが、直近で聞いた変な人は「寝ながらモールス信号を受信できる」「節約のためにガスは絶対に契約しない」「飲み会後はかならず徒歩で帰る」「タバコさえあれば水と食料なしで100km行軍できる」「デート中に懸垂して振られた女性」でした。う〜ん、パワーがすごい。
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そして後日調べるとヒユ科だった。
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日本の国防は「戦争反対・侵略は許せない」という精神によって成り立っていることはわかって欲しいです...。そこを基軸にリアリズムに沿って考えられたのが防衛政策と自衛隊です。他国に侵略してまで戦争したい自衛官なんていないですよ。ほんとに。だって給料増えないし、休みもなくなりますもん。
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陸上自衛隊の訓練は絶対に発生しない事ばかり訓練をするファンタジーだと揶揄されることある。しかし3.11の際に「ファンタジーと揶揄された事が実際に起きると想定外って名前に変わるんだな」と強く実感したと共に、自衛隊が日陰者である世の中の大切さを知ったのである。
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「置かれた場所で咲きなさい」は名言なのですが、「人間は鉢植えと違って移動できる」という名言もあります。つまり「自分が咲きやすいところで咲きなさい」が今の時代にあった考え方なのではないでしょうか。
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「年収300万円でもゆっくり働けるほうがいいや」と思って就職すると、安月給とひどい人間関係で苦しみます。一方で給与が高くなればなるほど、自由度の高い業務と、ユーモアと思いやりの同僚に恵まれます。「給与安い=仕事が楽」の方程式はサラリーマンには当てはまらないのが現実ですよ。
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あまり知られていないのですが、20代後半から30代は「クォータークライシス」がやってきます。人生に焦り、幸福度が下がり「自分の選択肢は間違っていた」と思い込みます。でも安心してください。どんな選択肢を取っても不安はやってきます。そして「無駄に落ち込む必要なんてない」が正解です。
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孤独は1人のときよりも「話が通じない」「分かり合えない」という人と一緒にいるときのほうが感じます。つまらない飲み会で「愛想笑い」をするときが一番孤独を感じますよ。
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少しマジな話をします。まともじゃない人と喧嘩すると、最終的に「レベルが低い煽り合い」になります。そうなると第三者からは「どっちもヤバい奴」という評価を受けます。「ヤバい奴とのハッピーセット」になりたくなければ、喧嘩をするなと伝えたいです。
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困ったときのために覚えておいてほしいのですが、自分の悩みは実際問題より「2〜3倍」にふくれあがります。誰にも悩みを話さないと「絶対に解決できない」と思えるぐらい悩みが育ちます。そして1人の世界をさまようことになります。「悩みは誰かに話す」が自分を救う手段だと思ってます。
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信用してはいけない言葉の一つに「ここでできないと、どこでもできない」があります。これを信じると上手くいかない時に「自分はどこにも通用しない」という無力感から病みやすくなります。もし言われたら「ジャングルでもそれ言んの?」と心で唱えてください。今の職場だけが人生じゃないですよ。
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ちょっとしたアドバイスをお伝えします。目標をなくすと自分の人生に集中できなくなって、誰かを批判することに夢中になります。そして「自分のことをわかってほしい」という気持ちばかりが膨らみます。「ひまになるとろくなことがない」が世の常ですね。
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自衛隊には大学や専門学校に行くための学費を貯めるために入隊する隊員もいます。ある中隊長は「18歳で大学に行くお金を稼ぐために入隊する度胸と行動力のあるやつは、どこでも成功するから自衛隊辞めて欲しくない」と言っていました。そういう入隊もありなのです。
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初対面の人にいきなり重い話を語ったり、ひたすら不幸自慢する人は相手の心に「自分の居場所を作りたい」という心理があるようです。そういう人にであったら心にバリアを張って、距離感を大切にしてください。相手の問題を抱え込むのは危険です。まず自分の心に優しくすべきですよ。
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陸上自衛隊のときに「仮眠と休養の計画だけは最初に作れ」「食事は食べたくなくても食え」とよく言われました。理由は「すぐに終わるから」と思っていると想像以上に対応が長引くことはよくあるからです。「少し無理をすればすぐ終わる」と考えるのではなく、常に長期戦を想定して計画を作ることが大切
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疲れているときの症状をまとめてみました。「嫌なことばかりを思い出す」「相手の声が聞き取りにくい」「自分の悪口を言っている気がする」「夕飯のおかずが決められない」「ネットを見てイライラする」「他人が羨ましく見える」私はこの症状が出たときに「疲れてるだけなんだ」と自分をなだめてます。
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陸上自衛隊でよく聞いた言葉
ぱやぱや=東北弁 浮かれている
てれんこ=茨城弁 のろのろ、もたもた
ずんだれる=薩摩弁 だらしない
おだつ=北海道弁 調子に乗る
班長「お前らはおだってるのか!?移動はてれんこするわ、朝礼の服装はずんだれるわ、集合はぱやぱやするわ、自衛隊なめるな!」
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防大のとき教官から「歴史を学ぶときは、わかりやすい解釈や説明に気をつけなさい」と言われました。特に近代史を学ぶときは「一面のみを切り取って、賛美をしたり、貶めたりするのではなく、全体を俯瞰していくことが大切」と教わりました。私は良い教官に出会うことができたので幸せ者です。
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一人暮らしの女性は「ピンクのカーテン」を避けてください。理由は「女性が住んでいる」と推測されて、狙われやすくなるからです。お気に入りの部屋も大切ですが、カーテンは「外からも見られる」ということを意識してくださいね。
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メンタルが弱っているときに「このままではいけない!」と思うとさらに疲れるので「弱ってるなぁ」と認めましょう。「理想の自分」と「現状の姿」のギャップが強ければ強いほど、現状認識が難しくなってさらにメンタルがやられます。いったん弱さを認めると落ち着くこともありますよ。
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デマが流行るときは「世の中が変わるような事件が起こる」→「早く情報が欲しい」→「でも新情報はなかなか出ない」→「誰かがそれっぽい情報を流す」→「みんな飛びつく」という流れだと思います。デマに流されないためにも「まずは待つ」が本当に大切だと思います。
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「自分探し」よりも「自分なくし」のほうがいいと思います。「自分なくし」は何かに集中して、自分のことを細かく考えないことです。そうすると充実感があるので幸福度が上がります。自分探しすると自分のことばっかり考えるから辛いです。自分をなくせる瞬間はマジ大事。