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弱音を言わないのは美徳のように思えますが、陸上自衛隊の心理幹部だった下園先生は「弱音をいう隊員の方が心が折れないで残っている」と本に書いています。弱音を言わない人は、いきなり心が折れやすいので気をつけてください。弱音もたまにはいいですよ。
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防衛大学校は学費無料なので家庭崩壊した秀才がやってきます。複雑な家庭出身の同期は教官に「お前はよく不良にならなかったな...」と驚かれていました。でもそういう人は「健康で生きているだけ幸せ」と言うので、本当に強いなぁと思ったものです。
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陸自の格闘教官に「街で歩いていて一番怖いのはどんな人ですか?」と聞いたら「一見普通の弱そうなおじさん」だそうだ。理由を聞いたら「殺気のあるチンピラや不良は警戒して対応できるけど、弱そうなおじさんが急にナイフ刺しに来たら避けれない」とのことだった。だからSPはお婆ちゃんにも警戒する。
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メンタル守るために「自分だけでなんとかする」は極力さけてください。ストレスが一気に高まり、悩みを抱え込んで逃げ場がなくなります。なので「自分一人でやる」は最後の選択肢だと思ってください。わりと救われない選択肢ですよ。
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女性自衛官が「子育ては演習みたいなもの」と言っていました。理由は「あまり寝れない、ゆっくり食べられない、常に緊張している」が原因だそうです。また「でも育児は実戦、演習の方がまだ楽」というのが彼女の意見でした。さすがです。
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「実力がない」や「才能がない」て悩むのは「悩むだけの実力と経験」があるからです。本当に実力ない人は謎の自信を漲らせ、自尊心を守るために他者批判をしがちです。やればやるほど足りなさに気が付くのが普通だと思いますよ。
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陸上自衛隊の地誌幹部が「家を買うなら神社の近くを調べなさい」と言っていました。理由は「神社は地盤が最も良好なところに建立する」「古い神社があるところは災害で崩れない土地」の2つが主な理由とのことでした。実は神社は先人の知恵が詰まった建築物なんですよ。
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南九州の部隊に転属になったら甘口の醤油に慣れる必要がある。彼らにとっては醤油は甘い口こそが故郷の味であり、しょっぱい醤油は異端なのだ。そんな九州で先輩から宴会の際「醤油2種類あるけどどうする」と言われ「あっ、甘口と辛口があるんだ」と思ったが「甘口」と「本格派甘口」の選択肢だった。
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サラリーマンが辛いのは誰かが退職して部署の人数が減っても「給与が変わらない」ということです。業務量は1.2倍になっても給与はそのままで、何とかみんなで頑張ると「その人数が適正」となります。するとみんなが疲弊してギスギスします。組織は常に変化するので永住の地はないんですね。
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陸上自衛隊の訓練で感じたのは「人は満たされないほうが本当の喜びがわかる」ということです。高層ビルの最上階で飲むシャンパンよりも、真夏の夜に40km行軍して飲むコーラのほうが圧倒的に美味いのです。日常の幸せ、食事の幸せ、暖かい布団で寝れる幸せと感謝を忘れちゃいけないよねって話です。
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誰かの気持ちを深く考えることや、仕事のことを想像するのはエネルギー消費が激しいです。エネルギーを守るための鉄則は「人の心はむやみに覗かない」「自宅で他人の気持ちを考えない」「布団の中で仕事のことを考えない」だと思います。他人の心と仕事のことを考えるとマジですり減ります。
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困った時に誰かに救ってもらおうとするのは、やめたほうがいいです。大抵は期待通りの回答ではなく、相手に苛立って終わります。困った時にあなたを助けるのは読書です。あなたの悩みは誰かが経験して、何らかの解決法をいくつか出しています。つまり本は身を救いますよ。
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「一匹狼はカッコいい...!」と思いがちですが、人は群れた方が基本的に強くなります。特に「災害のとき」「お金がないとき」「メンタルが弱っているとき」「身体が弱っているとき」は積極的に群れましょう。生き残る可能性が高くなります。ただ「誰と群れるか」はよく考えてください。
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すぐに疲れる人は「丈の長くしっかりした靴下」を履くのをおすすめします。暖かいのはもちろんのこと、着圧効果で疲れにくくなります。自衛隊の行軍も「良い靴下/悪い靴下」で疲労感が全然違いました。割と大切な課金ポイントなので、ヨレヨレの靴下ではもったいないですよ。
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弱っているときは「自分をジャッジする人に会わない」を大切にしてください。仲の良い友人や家族でも「だから君は〜」と判断する人に会うとダメージが深まります。傷つきやすくなってるからです。弱っているときに「誰に会うか」は本当に大切だと思ってます。
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もし恥ずかしい黒歴史を思い出して「うわ〜〜!!」となったときは、太ももを手で軽く10回ほど叩いてみてください。これは「タッピング」という方法だそうです。脳の記憶を思い出す力が下がるので、黒歴史が逃れることができます。地味に効くのでやってみてください。
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割と危ない人たちに「自己承認欲おばけ」がいます。彼らは「俺の方がすごい」「あいつは大したことない」と承認欲求を爆発させ、とんでもないことしてきます。そして自分の評価を上げるのではなく、他人の評価を下げるのを熱心になります。妖怪になりそうな人がいたら、距離をとってくださいね。
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「落ち込んだら筋トレ」と言いますが、運動不足の人が精神的・肉体的に疲れている時に、トレーニングで心拍数を上げると「身体が危機に違いない!」と反応して、もっと具合が悪くなります。マジで世界の終わりみたいな気分になるので、疲れているときは要注意ですね。
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一人で飲みたい時はサイゼリヤに行きなさい。YouTubeの好きな動画を見ながら、好きなものを好きなだけ食べて、酒を飲んで、デザートを食べても3000円ぐらいです。悲しいときに「世の中捨てたもんじゃない」と思えるパワースポットです。
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この季節になると「ひたすら眠い」「食べすぎる」「人に会うのが面倒」「仕事がやる気でない」という症状が出る人は、ウィンター・ブルー(冬季うつ)の可能性があるようです。晴れている日は引きこもらず、散歩をして「太陽の光」を集めるのをおすすめです。陽の光を浴びると気持ちが上向きますよ。
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陸上自衛隊で聞いた辛いときのポジティブワード「俺はいま強くなっている」「始まれば終わったようなもの」「痛みは電気信号に過ぎない」「時間が解決する」「笑えれば勝ち」辛いときに言ってみてください。
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ときおり「なんだよ...この人」と思うことがありますが、人間関係には2:6:2の法則があります。
2割の人は
「どんな行動をとっても嫌ってくる」
6割の人は
「自分の行動によって好き嫌いが分かれる」
2割の人は
「どんな失敗をしても好きでいてくれる」
つまり嫌ってくる2割は生きる上の税金です...。
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ぜひ覚えておいて欲しいのですが、人は危険回避のために、ネガティブな情報を集める特性があります。毎日ネットで情報収集するとネガティブな知識ばかりになって「細かい知識をたくさん知っているネガティブな人」になります。そうすると世界が狭まるのでネガティブ情報はほどほどがおすすめですよ。
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自衛隊で学んだ教習所みたいな問題
【問1】日本国旗は敬意を持って、丁寧に扱わなくてはいけない。
A.❌
日本国旗のみならず、世界各国の国旗については敬意を持って、丁寧に扱わなくてはならない。
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この時期にオフィス街を歩くと新入社員が「研修で名刺交換をしています!」とやってきます。見た目が優しそうな人は特に声をかけられます。ここで「可哀想だから交換してあげるかな...」と交換すると勤務中に「投資用マンション」の電話が来るようになります。できればスルーしたいイベントですね。