ぱやぱやくん(@paya_paya_kun)さんの人気ツイート(古い順)

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陸上自衛隊には「飯を食べさない指揮官は最悪」という言葉がある。これは作戦に気を取られるばかりに、部下の食事を犠牲にするのは最もやってはいけないという戒めだ。自分に責任があり、緊張していると腹が減らなくなるが部下は同じではない。管理職はそこの理解が非常に大切。
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陸自の体力検定は厳しく、特に腕立て伏せはしっかりとやらないとノーカウントになる。新隊員が腰だけをヘコヘコ動かす腕立てをやりがちなので「大地と交尾するな!」と助教に怒られる。最近、若手タレントが「俺腕立てすごいっすよ!」と出てきたが陸自式で見れば大地とファックしているだけだった。
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「5分前行動の精神」があっても会議や訓練の終了時間が遅れがちな自衛隊は米軍から見れば「時間にルーズな組織」となる。米軍は開始時間も終了時間もぴったり守り、予定通りのスケジュールを常に意識する。自衛隊が米軍に学ぶことは戦術だけではなく、そもそものマインドセットであることも多い。
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精強と呼ばれる部隊が、演習で素晴らしい陣地を作り上げた。その出来には厳しい師団長もご満悦だった。しかし、その演習の過酷さゆえに演習後は退職者が相次ぎその部隊は結果弱くなってしまった。一時期の成果ではなく、その後の休養とフォローを考えなければ組織は弱体化してしまうのである。
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レンジャー教官は鬼の様だが実は優しい人が多く、学生の体調管理には非常に気をつかう。脱水症状を確認したら水をかけて「根性なしには水でもかけてやる」と言い、低血糖なら飴をわたし「その飴の甘さがお前らの甘さだ」 と言う。つまりレンジャーはツンデレ属性なのである。
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訓練が遅れていた際、ある小隊長が中隊長に「不眠不休で遅れを取り戻します!」と言った。だが中隊長は「部下はお前の仕事をするロボットではない。人間がどうやったら働けるのか頭を使え。それが指揮官だ」と言った。指揮官は命令を下すのが仕事ではなく、人を動かすのが仕事なのである。
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自衛官に今までに1番辛かった事は? と聞くと「あれはレンジャー訓練の事で〜」と嬉しそうに教えてくれる。だが米兵に今まで1番きつかった事は?と聞くと「イラクの非武装地帯で部下が2人死んだ。少年兵を撃てば2人は助かったが俺には出来なかった」と心の消えない傷が出てくるので聞いてはいけない。
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「自衛隊は人を撃ちたい集団」などひどい事を言う人が昔はいた。だが実際はその逆であり、真面目な隊員ほど「本当に日本を守るために人間を撃てるのだろうか」と自問自答している。敵兵であっても「人間を撃つ」と言う事は、本当に国を守る強い覚悟ある人間しか出来ない事なのだ。
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日本軍が負けた理由に「米軍の物量・資源が桁違いだったから」という人がよくいますが、本当に考えるべきは「どうすれば勝てたのか?」と再考することです。古今東西、圧倒的な不利な状態で戦況が逆転したケースは多数あります。そして考えることで気付きは必ずあります。それが大切だと思うのです。
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旧日本軍の方に戦場での体験をインタビューしてる隊員がいた。彼は米軍やソ連軍の恐ろしさについて聞けるのではないかと思ったが、実際のところは「米軍の捨てたサイダー瓶を巡って殺し合う日本兵」などの壊れゆく組織の恐ろしさを聞くことになった。兵站がない軍隊に待ち受けるのは餓鬼道なのだ。
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官僚の希望的観測や兵站軽視によって大戦末期は戦死よりも餓死・病死・水没死が多かったのもまた事実です。こうした歴史を繰り返さないために、日本軍の負の側面に目を向けるのもまた必要かと思います。 amzn.to/3dNcgks
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「自衛隊がなくても米軍が守ってくれるから必要ない」と言う人がいるがそれは間違いだ。米軍は「自らの血を流さないものは助けない」という鉄の掟がある。東日本大震災の時に米軍が本気で助けて来れたのは、自衛隊対応に命をかけたからだ。自らの姿勢なしに同盟や信頼はあり得ないのである。
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「戦争をするぐらいなら抵抗せずに国を渡せばよい」という人が稀にいるが、そもそも占領軍が人権の保障や自治権を日本人に与える保障はなく、圧政と泥沼の反政府紛争に突入する可能性が高い。右翼左翼関係なく、武力放棄の無条件降伏は相当リスクが高い選択肢であることを知っておく必要がある。
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ソ連侵攻から邦人を逃がすために機甲部隊に軽火器で死闘を繰り広げた日本陸軍の話は、個人的にはもっと知ってほしいです。政治的な背景からメディアに出てくることはありませんが、彼らの同胞を守ろうとする遂行な精神はいつ読んでも胸を打たれます。 amzn.to/3tZ2VvS
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「自衛官って上官の命令なら民間人も撃つんでしょ?」と酷いことを言う人が稀にいるがそれは間違いである。世界各国の軍隊は国際人道法を遵守する必要があり、上官の命令が人道に反する場合は服従しなくて良いのである。「先進国」の軍隊では命令よりも人道・道義のほうが優先順位が高いのである。
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自衛隊に関する日本の問題点で中学、高校などでしっかりと国防について学べないと言う点がある。社会科の教師に言いにくいところがあり、明言を避け曖昧にしておく傾向がある。そのため自衛隊の認知が漫画や映画のみになってしまい、不毛な議論になりがちとなる。国防はまずは理解からなのである。
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戦場から帰ってきた米兵が「国では自分たちが戦争してるのを忘れたかのように暮らしているのが辛い」という理由から精神を病んでしまうケースもあると聞いた。実際に海外派遣に行った隊員も、空港に降りて1発目に反対派のデモを見た時が1番精神にきたと言っていた。彼らの心のケアは大切なのである。
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韓流ブームで「アイドルなのに兵役頑張ってるなんてすごい!やわな日本の男と違う!」という論調があるが、志願兵で女性から特にモテなくても、歯を食いしばって日本を守ってる自衛員の事も少しは思い出してくださいね。
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中国軍の脅威を話題にすると「どうせ中国製の兵器はすぐ壊れるし、奴らはすぐ降参する」という人がいるが、それは「米国人は軟弱だから大和魂を見せればすぐ降伏する」という考えと一緒なのである。相手を見誤ったり、侮ってはいけない。
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Twitterを注目した際に自衛官しか使わないような言葉が散見されるが、そのような言葉は極力使用しないように努めるべきである。各人は余暇を見つけて、個癖の矯正に留意し、暗夜に霜の降る如く一般社会に溶け込むことが特に重要である。
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領土問題の話の際に「小さな島ぐらい上げてしまえばいいではないか!」と言う人がいるが、小さな島を他国にあげてしまうとそこを埋め立てられ要塞や飛行場を作られてしまう可能性がある。もし嘘だと思うなら、あなたの部屋の一部を知らない人に差し上げてみよう。
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よく映画や漫画で「制空権」という言葉を使うが、防衛大のときに教官から「それは誤りだ」と教わった。理由は「空の戦いは移り変わりが早く、永続的に空域を支配することができない」からであり、正確には「航空優勢」が正しいと教わった。そのため「制空権」という言葉を聞くと未だに違和感を覚える。
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防大のときに教授に「日本軍は銃剣突撃ばかりしたから負けた」と言ったら「後出しジャンケン」は止めなさいと言われました。歴史を批評することも大切ですが、当時の歴史背景から肯定も否定もせずに「行動に至った思考過程」を分析することが大切と学びました。愚かの一言で断罪してはいけないのです。
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私の高校の同級生が「あなたは国のために命をかけて戦えますか?」とインタビューされ、彼は「当たり前です」と答えたそうです。しかし後日テレビを見るとチャラいお兄さんが「いや〜、無理っすね!」と言っているシーンが選ばれたそうです。メディアは求められている回答ではないと映るのが難しい。
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もしあなたが出張先で「泊まる部屋がないのでそこら辺に寝てください。」と言われたら怒るだろう。しかし陸上自衛隊では日常茶飯事であり「外でなければいいよ」という感じである。