ぱやぱやくん(@paya_paya_kun)さんの人気ツイート(古い順)

26
防大のときに教授に「日本軍は○○だったから負けた」「日本軍を○○をしなかったから負けた」というのは「後出しジャンケン」だからやめなさいと言われました。本当に大切なのは「何故その行動に至ったのか」と考えることであり、単なる批評家になるなと言われたのが未だに記憶に残ってます。
27
気になる方は防大の集大成的「失敗の本質」の超入門どうぞamzn.to/2Mz6acm
28
自衛隊やめて民間企業に行った際に「日本軍は間違っていたし、日本は負けるよね」と言ってきた上司がまんま旧日本陸軍と同じように精神主義・事大主義・上司への忖度をやっていて「日本軍と一緒やんけ」と思いました。過去の人は頭が悪かったと断罪するのはやめたほうがいいですね。
29
防大研修で硫黄島に行くときは「絶対に石を拾って帰るな」と注意事項を受ける。理由は硫黄島の石を記念に持って変えると原因不明の高熱に悩まされるジンクスがあるため。この話はどの期別も知っており、未だに語り継がれているであろう注意事項。
30
あと自衛官が行くと日本兵の英霊を見て、米兵が行くと米兵の英霊を見る。この辺りに幽霊の仕組みがある気がする。
31
防大の同期を見ても「平和なときには出世できない人」って結構いる気がします。男気があって人望厚く、野性的な感があっても官僚社会では出世できないタイプの人たちです。しかし、そういう彼らは官僚組織が崩壊しつつある有事に抜群の力を発揮すると思います。つまり人には宿命がある気がします。
32
日本軍も最初は緻密に計算して、どうしたら米軍に勝てるかを分析をしていたものの分析すればするほど「戦争には勝てない」という結果が出てしまったそうだ。ただ「勝てない」という報告はできないので「精神力で補う」という発想に至り、最終的にはオカルト地味た精神力信仰に至ったそうです。
33
自衛隊体育学校の教官に「人生で一番驚いた事はなんですか?」と聞いたら「国際大会でソビエトに宿泊した際、朝起きたらクーデターでソビエト崩壊がはじまったこと」と答えていました。しかしその後に「もっと驚いたことは翌日に何事もなく国際大会が始まったこと」と言ってました。
34
平日の夕方に友達の家に遊び行ったら、犬の腰に無線マウス付けてあった。理由を聞いたら「犬が動くことによって会社PCのログイン状態が維持される」と言ってました。ほんとに悪いやつがいるもんだなぁと思いました。
35
米軍基地に行った際に米軍将校に大きなローストチキンをご馳走になりました。そこで米軍将校は私たちに「君達は英語が得意でないからとチキンになる。でも発音なんか気にせずその大きなチキンを飲み込んで堂々と話してほしい」と言い、私は米軍将校のユーモアに感動しました。
36
新隊員でいつも体力検定の3000mに合格できない子がいたベテラン陸曹が後ろから付いて喝を入れたがダメだった。だがある日、ベテラン陸曹が不在で可愛い3曹の女性隊員が後ろから付いて「頑張ろうね!」と優しい感じで応援すると見事合格した。アメのほうが強くなる人間もいるよって話。
37
すごく仕事のできるベテラン陸曹がいた。ただ彼は若手時代は「ダメな人」として有名だったらしい。何故かと本人に尋ねると「俺は昔から楽や手抜きのためなら一生懸命頭を使って生きてきた。それを最近になって周りが改善とか効率化とか言い出しただけ」と彼は言った。時代が変わる評価は変わる。
38
自衛隊には猫が住んでいる駐屯地がたまにある。もちろん野良猫への餌付けなどは禁止されているが、猫がいると無機質な施設にいる隊員の精神衛生は向上する。なお高級幹部にも猫否定派と猫容認派がおり、佐官がこっそりと猫を撫でている姿もたまに見かける。
39
防大のとき教官から「歴史を学ぶときは、わかりやすい解釈や説明に気をつけなさい」と言われました。特に近代史を学ぶときは「一面のみを切り取って、賛美をしたり、貶めたりするのではなく、全体を俯瞰していくことが大切」と教わりました。私は良い教官に出会うことができたので幸せ者です。
40
鬼教官がいる部屋に入るには、節度ある動作で正確に行動しなければ罵声が飛ぶ。そのため萎縮し、ミスする隊員が多い。ある日「お前ら堂々と入室しろ!堂々と入ったらどんな格好でも怒らない」と教官が言った。これ聞いた猛者は次の日ムーニーマン一丁で実にキレのある動作で教官室に突入していった。
41
陸上自衛官は演習が近づくと訓練で使用するため、ベビーパウダーやメイク落とし、除光液、コットン、赤ちゃん用の綿棒などを購入することが多い。これらを駐屯地近くのドラッグストアでは買うのは大丈夫だが、都内で買うと「坊主でゴツイ女装癖マニアがきた」と店員に思われてしまうので要注意だ。
42
人口が少ない地域に駐屯地や基地があると、自衛官の子弟ばかりが通う小学校などが誕生する。そうした小学校で運動会をすると自衛官の親が会場の準備・撤収が早くなる。また保護者競技では自衛官同士のガチのリレーが繰り広げられたり、綱引きで青筋立てながら踏ん張る自衛官を見かけることができる。
43
戦時中に日本軍は「自分の中隊」の仲間は戦友として大切にしても、「他の中隊」が弾薬や食糧が不足していても無関心な姿がよくあり、米軍は不思議に思っていたそうです。実はこれ現代の会社や学校でも割と発生している日本人的な特性じゃないかなぁと思いました。
44
このエピソードは一ノ瀬氏の「日本軍と日本兵 米軍報告書は語る」に書いてあったと思います。この本は米軍側から分析された日本軍に対する報告書が紹介されており、日本軍についての理解がより深まりますよ。 amzn.to/3rdsHuG
45
自衛隊では機密書類や地図は緊急時には焼くように教えられます。理由は敵に情報を取られないためです。私の先輩は「コピー」のことを「焼く」と言っていた時期があり、新隊員に手書きの書面渡して「これ焼いてきて」と言ったら、隊舎の裏で落ち葉と一緒に燃やされたとのことです。
46
陸上自衛隊の音楽隊は選抜された音大卒しか入隊できないエリートであり、戦闘訓練はほとんど行わない。たまに戦闘訓練をすると大抵は「学徒出陣」「予備役の招集」みたいな動きになるが中には何故か運動能力と戦闘力高い隊員もいて「FFの吟遊詩人」「モンハンの笛使い」と部隊であだ名されていた。
47
(訂正)音大卒以外でも技量があれば入隊できるそうです。ただ入隊時にオーディションがあり、現在は音大卒でもかなりの難関です。
48
自衛隊のレンジャーにはバッチを取ってもつけない人がいる。それは「自分でレンジャーとして輝いてない」と思ったら外すからだ。しかし「君はレンジャーだから大丈夫でしょ?」という無茶ぶりなレンジャー万能論を避けるため外す人もいる。そのため先輩は「秘密戦隊カクレンジャー」と呼んでいた。
49
3.11で駐屯地の電話回線がダウンし、必要部署と連絡が取れなくなったので、ある通信陸曹は「人命が掛かってるから仕方ないよね」と言い、倉庫から古い電話機数台を持ち出しを複雑に接続して見事に復旧させたらしい。この話を聞いてアナログ回線の信頼性とエンジニア技術の重要性を改めて思い知った。
50
陸上自衛隊の訓練は絶対に発生しない事ばかり訓練をするファンタジーだと揶揄されることある。しかし3.11の際に「ファンタジーと揶揄された事が実際に起きると想定外って名前に変わるんだな」と強く実感したと共に、自衛隊が日陰者である世の中の大切さを知ったのである。