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自衛隊の鬼教官は「鬼教官の役」を演じているだけで、本当はとても優しい人が多いです。私は鬼教官が「もちもち。ゆいたんですか。パパでちゅよ?」と小さな娘と電話してるところに遭遇したことがあります。ただ次の日の朝に「おまえは何も見なかった、聞かなかった。いいな」と口止めをされました。
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視力が悪い人にお伝えします。災害などに備えて「安いメガネ」を複数持っておくとよいです。自宅用、職場に置く用、予備などを準備しておくと、災害でライフラインが止まったときに役に立ちます。安いメガネは命の保険ですよ。
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知り合いの陸自レンジャー隊員が選ぶ最強の飲み物は水道水であった。水道水はとにかく腐らない、何日も水筒に入れてっぱなしでもあまり腹を壊さない、傷の手当てにも使えるなどの利点が多い。特にPKOなどで海外に行くとこの水道水のありがたみが良く分かると言っていた。みんな水道水に感謝しよう。
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人間には生存本能があります。この本能は「炭水化物をたくさん食べる」「運動せずにカロリー消費を抑える」「死なないように危険な情報を集める」だそうです。この理論でいえばポテチ食べて、家でゴロゴロして、スマホを見るのは生存活動に適しているみたいです。今日はたくさん生存活動してください。
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教養とは「すぐに優劣をつけない力」だと思ってます。例えば「小説は良いが、漫画はダメ」ではなく「それぞれ良いところがある」と判断できるのが教養です。教養がないと白と黒の間にある「グレーゾーン」がわからなくなります。世の中のことは、たいていは「好みの問題」です。
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屈強な陸上自衛隊はとにかく痛みに強い。行軍で足の皮がズル向けになっても平気な顔で突撃したり、骨折してても100km完歩するような常人では考えられない人もいる。しかし痛みに強い隊員が入院し、退院後にこう言った「尿管結石は痛みの次元が違う。アレは無理」と。健康には気を付けよう。
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防大の先輩から「海外の軍隊と仕事する時に『私は無宗教です』と絶対に言うな」と教わりました。理由は「宗教=道徳」と考え方が国によっては強く、無宗教というと「普通の人じゃないな。距離を置こう」思われる可能性が高いと言われました。あまり信心が強くない方は仏教か神道と伝えるのが吉ですね。
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防衛大学校のときに「自衛隊は役に立たない給料泥棒と呼ばれるほうがいい」「脚光浴びずに日陰で退官したほうがいい」とよく言われました。理由は自衛隊が活躍するときは大抵は国民や国家がピンチのときだからです。辛い訓練をして精強でも「税金泥棒」と言われることを受け入れなさいとの教育でした。
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「寝ずに頑張るのが偉い」というのは「緊急性が高くて、代替要員がいない」というときにしか当てはまりません。米軍は睡眠不足はパフォーマンスを下げるということを知っているので、緊急時でもできる限り、休息や睡眠の時間を確保します。「休まず働くのはえらい」という価値観なくなってほしいです。
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疲れて気力がなくなると「好きなことに興味がなくなる」と「食べたいものがわからない」のダブルコンボが発生します。こうなると「生活がつらい...」と負のオーラを纏います。この闇を打開するには「ときめき」が必要です。ときめきを感じる瞬間は「命の煌めき」ですね。
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「外食は栄養より味」「自炊は味より栄養」この基準で生きていれば外食と自炊を楽しめるようになります。外食は娯楽なのでカロリーを気にしちゃいけないよって話です。
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上京する人に伝えたいのですが、都内に引っ越して1〜2ヶ月は基本的に居留守がいいですよ。理由は空き部屋が埋まると「おっ!チャンス!」といろんな勧誘の人がくるからです。うっかりピンポンで扉開けると、百戦錬磨の勧誘員とエンカウントバトルが始まります。相手はつよいですよ。
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メンタル守るために「自分だけでなんとかする」は極力さけてください。ストレスが一気に高まり、悩みを抱え込んで逃げ場がなくなります。なので「自分一人でやる」は最後の選択肢だと思ってください。わりと救われない選択肢ですよ。
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「怒りを感じたら6秒を数える」という方法は「ブチギレをしない」というだけです。10秒数えようが、100秒数えようがイライラします。安心してください。それが人間です。そういうときは冷たいお茶をゆっくり飲むと多少心が落ち着きますよ。頭への冷却水ですね。
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メンタル強くなりたくて、元気がある人は身体を鍛えたほうがいいですよ。理由は「上司を素手で倒せる」と思うと余裕が出るからです。また上司も自分のことを「素手でひねり殺してきそうな部下」に強く出れません。つまり筋肉はそれだけで武器です。
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防衛大学校のときに1佐の教官からこう教えられました。「仕事が上手く行って成功を実感できても、他人からの嫉妬や妬みは想像以上にすごいから謙虚でいなさい。謙虚は処世術でもあるんだよ」と。この言葉は社会に出て、年をとるほどわかるスルメ的な名言だと私は思います。
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炎上覚悟でいいます。実は陸上自衛官には甘党が多いです。部外のケーキ屋さんが駐屯地販売にくるとマッチョが甘いものを求めて、シュークリームやエクレアを食べます。大福、チョコレート、ようかん、飴など甘いものには目がありません。甘いものは戦士たちの癒しなのです。
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人間には生存本能があります。それは「炭水化物をたくさん食べる」「運動せずにカロリー消費を抑える」「危険な情報を集める」だそうです。この理論でいえばポテチ食べて、家でゴロゴロして、スマホを見るのは生存本能に適しているみたいです。連休ぐらいは全力で生存活動してください。
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気持ちが落ちこみ「うつ状態」になると中途半端な状態に耐えられなくなります。物事を「良い」「悪い」の二択にしがちになります。そこから「会社を辞める」「パートナーと別れる」と急な行動をして、後々に「あんなことすべきでなかった」と後悔します。落ち込んだときは「決断しない」が大切ですね。
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陸上自衛隊で教わった夏場の野外行動のコツを伝えます。「水は1回あたり100〜150mlの単位で回数増やして飲め」「塩舐める勢いで塩分をとれ」「暑くて食欲なくても飯は食え」「傷口を洗うための水道水を持っていけ」そして最後のアドバイスは「迷彩柄はマジで森で見えねえからやめとけ」ですね。
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新社会人に伝えます。人の性格はストレスで変わります。高ストレス環境では「サバイバルモード」となるので、自分の生存が最優先になり、性格が「自己中心的かつ攻撃的」になるようです。もし「自分はこんな嫌なやつだったかな...」と感じた時は、おそらく職場でのストレスが高すぎだと思います。
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自分が潰れないためには「相手の心の中をむやみにのぞかない」という方法があります。人の心は複雑な迷路なので「この人はこう考えているかも...」と考えると抜け出せなくなります。相手の言葉や態度だけで話を進めるのも、心を守るために大切ですよ。
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これはマジな話ですが、できる人は決断が早いです。すぐに行動します。でも「できる人は迷わない」と相手が決断を急かしてきたら「とりあえず検討します」と言って帰りましょう。これが正解です。
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自衛隊にいたとき教官に「負傷者には生きる力が漲る言葉をかけろ」と教わった。私は救護訓練中の際に負傷役に「頑張れ、家族が待ってるぞ!」と声かけた。隣の組は負傷役がアイドルオタクだったので「生きて帰って、推しの握手会いくぞ!ガチ恋だろ!」と真剣に言っていた。なお教官はご満悦だった。
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アンパンマンは顔をちぎって人に食べさせるとパワーダウンして、弱くなります。でも、これは「捨て身」や「献身の心」がないと正義は行えないという、やなせたかし先生のメッセージでもあります。「正義を行おうとすると自分も深く傷つく」とはとても大切な考えではないでしょうか。