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陸上自衛隊時代、大隊長がこう話していました。
「思っている実力から70~80%したのが本当の実力」と。これは「見積もりの甘さ」や「想定外のケース」が必ず発生するから「100%の実力発揮は基本的にはできない」という教訓です。100%できる想定は避けた方がいいですね。
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ストレスには「食生活」と「睡眠が大事」という言葉にイライラして「それができれば苦労しない!」と怒る方は疲労とストレスレベルが超高いです。当たり前のことを言われて感情的になったら「割と崖っぷち」だと思った方が自分を救えます。何に怒るかで自分の状態を確かめるといいも思います。
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自衛隊には大学や専門学校に行くための学費を貯めるために入隊する隊員もいます。ある中隊長は「18歳で大学に行くお金を稼ぐために入隊する度胸と行動力のあるやつは、どこでも成功するから自衛隊辞めて欲しくない」と言っていました。そういう入隊もありなのです。
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「自分の才能」を自分で見つけるためには「自分は楽勝にできるけど、みんなは苦労している」ことをチェックしてみてください。日常の中で「そんなにできないもんかね...」と相手に感じる時は、あなたの才能がビシバシでてます。
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「年収300万円でもゆっくり働けるほうがいいや」と思って就職すると、安月給とひどい人間関係で苦しみます。一方で給与が高くなればなるほど、自由度の高い業務と、ユーモアと思いやりの同僚に恵まれます。「給与安い=仕事が楽」の方程式はサラリーマンには当てはまらないのが現実ですよ。
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私が以前に勤めていた会社で最速でマネージャーになった先輩がいました。その人に「人生変わりました?」と聞いたら「給料は1.2倍アップ、労働時間は2倍アップ、ストレス10倍アップだね...」と答えてくれました。管理職が「呪いの装備」みたいになっているうちは出世意欲がなくなるよねって話です。
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わざわざ辛い思いをする必要はないですが「楽をしよう」「近道しよう」と考える人ほど騙される法則があります。私は若いときに「モテるための100の法則」という情報商材を5000円で買いましたが、内容がなく役に立ちませんでした。ただ「人生に近道はない」と気づけたので元は取れました。
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知り合いの陸上自衛官が「訓練終わって3か月ぶりに家に帰ったら、自分の犬が敵意丸出しで吠えてきた」と私に言いました。「残念ですね」と私が返すと、彼は「ムカついたから犬に袈裟固めをして、生き物としてどっちが強いか知らしめた」と言ってました。そんなことするから、吠えられるんでしょうね。
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一人で飲みたい時はサイゼリヤに行きなさい。YouTubeの好きな動画を見ながら、好きなものを好きなだけ食べて、酒を飲んで、デザートを食べても3000円ぐらいです。悲しいときに「世の中捨てたもんじゃない」と思えるパワースポットです。
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災害用の非常食には「チョコラBB」などのビタミン剤も一緒に入れておきましょう。理由は保存食にはビタミンが足りないので、数日たつと口内炎だらけになるからです。また歯ブラシも準備しておかないと、口内環境が悪くなるので注意が必要です。災害時も口の健康を忘れないでください。
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昭和の時代、ある若手隊員がエロ本をたくさん持っているとベテラン曹長に「はしたないから捨ててこい!」と言われ、彼は駐屯地近くの山に定期的にまとめて捨てていたそうです。その場所は地元の中学生に「無限エロ本ポイント」と呼ばれ、若者の聖地になったとさ。
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暇な休日は「行ったことのない近場の駅に行く」がおすすめです。あえて何もなさそうな駅に降りて、公園や喫茶店に行きます。そこで本を読んだり、ネットサーフィンすると割といいアイデアや閃きがあります。新しい場所で何かをする効果は大きいので試してください。
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「筋肉は裏切らない」とよくトレーニング好きの方はよく言う。ある隊員は「筋肉がつくと自信がつく。自信がつくと部下がついてくる。部下がついてくると部隊が強くなる。部隊が強いと国民が安心する」と言い「これがマッスルスパイラルだ!お前らも筋トレしろ」と言いながら懸垂をしていた。
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南九州の部隊に転属になったら甘口の醤油に慣れる必要がある。彼らにとっては醤油は甘い口こそが故郷の味であり、しょっぱい醤油は異端なのだ。そんな九州で先輩から宴会の際「醤油2種類あるけどどうする」と言われ「あっ、甘口と辛口があるんだ」と思ったが「甘口」と「本格派甘口」の選択肢だった。
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作家の中島らもさんが「教養がない人間は酒を飲む以外の暇つぶしが浮かばない」と言っていて「凄くいい言葉だなぁ」と思いました。つまり教養とは「酒を飲まなくて暇を潰せる能力」なのかもしれませんね。
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防衛大学校の教官から卒業時に「最終学歴よりも常に学び続ける姿勢を大切にしなさい」と言われました。大学4年間の学びは「学び方を学ぶ」ぐらいなので、学ぶことを止めたら大学を出る意味がなくなるよとのことです。良い言葉ですね。
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大切なことを伝えます。自分が弱っているときは「自分をジャッジする人に会わない」を大切にしてください。仲の良い友人や家族でも「だから君は〜」と判断してくる人に会うとダメージが深まります。傷つきやすくなってるからです。弱っているときに「誰に会うか」はよく選んだほうがいいです。
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「自分探し」よりも「自分なくし」のほうがいいと思います。「自分なくし」は何かに集中して、自分のことを細かく考えないことです。そうすると充実感があるので幸福度が上がります。自分探しすると自分のことばっかり考えるから辛いです。自分をなくせる瞬間はマジ大事。
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ブラック企業がやばいのは「組織の中で生まれた常識」がすごい強くて「社会の常識」とかけ離れていることです。その組織で「ここはおかしい」と言っても村八分にされるので何も言えなくなります。代表的なのは「私は残業を認めていない。あなたが勝手に残業しただけだ」ですね。
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防衛大学校で「ワンポイントのシャツのみ可」といわれて「犬のイラスト」が描かれたシャツを着てきた学生がいたそうです。教官は当然のごとく「お前はふざけているのか!」と怒りましたが、彼は「『ワン』ポイントですよね」と言って飄々していたそうです。嘘みたいだけどこの手の話は沢山あります。
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連休明けで憂鬱なみなさんに陸自で学んだ言葉を紹介します。それは「始まったら終わったようなもの」と「始まらなければ終わらない」です。なんでも始まる前が1番憂鬱ですが、始まれば終わりまで走るだけです。頑張ってみてください。
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どんなに頑張っても人の感情はコントロールできません。怒る人はいきなりキレますし、コーヒー飲んでるだけで嫌味を言われることもあります。そして他人の感情を「なんとかしよう」とする人から潰れていきます。受け止めるよりも受け流すが大切ですね。
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引っ越す地域の治安や住民の民度を見る際には「ごみ集積場」と「コンビニのゴミ箱」を見てください。ごみ集積場が妙に汚かったり、コンビニのゴミ箱があふれている街はルールを守らない人が多いのでおすすめしません。地域を見極める一つの目安になる考え方ですね。
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陸上自衛隊の格言で「指揮官は部下の性格・能力がわかるまで3ヶ月はかかる。しかし部下が指揮官をわかるには3日で足りる」と言う言葉があります。指揮官は常に見られていることを意識して、襟を正す必要があります。この気持ちだけは慣れてはいけません。あなたはどうですか?