横尾忠則(@tadanoriyokoo)さんの人気ツイート(いいね順)

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絵は描けば描くほど下手になる。それで丁度いいのである。絵が上手になるのはまずいんじゃないでしょうか。
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待ちにまった、といったって誰も待ってないけれど小説「原郷の森」(文藝春秋)が出ました。本体3800円、512頁の大著。帯には「異色の芸術小説」と書かれている。ダビンチ、ピカソ、デュシャン、北斎、三島、黒澤らの霊との対話。とにかく店頭で手に取って、この重さを実感して下さい。
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昔、TBSで「ムー一族」や「水曜劇場」のドラマで何本もタイトルバックを作りました。久世光彦さんとで。その頃のタイトルバックをもう一度観たいと思います。TBS関係者の方で、このことを実現するためにどなたかお力添えいただける方はいらっしゃいませんか。ご連絡下さい。
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死が無だとか虚無だと言って逃げたり否定しないで、死を探訪する好奇心を燃やして死を楽しみのひとつにした方が、うんと生きがいというか死にがいがあっていいと思うんだけどなあ。bit.ly/1Xgurj
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もう数ヶ月も経つけれどおでんにチューチューだかチュルチュルだかのおやつをやったことがある。もう、そのパッケージのデザインは忘れているだろうと思っていたが、今日、それを3〜4メートル離れたところから、ジーッと見つめていたが、思い出したのか、突然飛びかかってきた。
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昔、禅寺に1年間参禅した経験からか、考えないことが苦痛にならない。考えないことほど、至福な時間はない。自分にとって考えるのは地獄だけれど考えないのは極楽だ。
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ぼくはGWは逆に絵も描きたくない。無為な時間を無駄に過ごすのも、頭の中が空っぽになっていいんじゃないかと思うけど。
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物を持ちながら、物に執着しない方が、断捨離よりレベルが高いと思うよ。捨てることが修行になるというのは、ちょっと違うような気がする。
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絵を描いて疲れて、絵で元気になる。絵は魔力だと思う。
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絵は期待されるより、されない絵を描く方が本当に期待に応えることになるんだと思う。
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「完全な形」なんてどこにあるんですかね。そんなもんこの宇宙のどこにあるんですかね。いつも「不完全な形」の絵ばかり描いています。
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僕の知人の作家の周辺の若い人たちはこのコロナ事態に興奮しているという。まるでフィクションのようにとらえているのだろうか。戦争が迫る頃、それは現実で、映画ではないので、恐怖そのものだった。コロナも高齢者で持病を持つ僕にとっては恐怖です。
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念願というか、自分に約束した「寒山拾得」の100点がやっと完成というか、未完のまま完成する。発表は9月。場所は上野の東京国立博物館。全作描き下ろし、もちろん未発表作品。
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新型ウイルスの政府の対応そのものが政治をあぶり出している。
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アメリカのミニマル音楽の世界的巨匠のテリー・ライリーさんが神戸の横尾忠則現代美術館でコラボリサイタルを開催してくれます。その下見に目下開催中の「横尾さんのパレット」展を神戸まで見に行ってくれました。公演日は11月3日19時です。滅多にないライブコンサートです。ぜひ足を運んで下さい。
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ぼくの絵の主要テーマにY字路がある。Y字路は西脇が第一号だ。その第一号を描いたY字路の中心の家をモニュメントにしたいという。だったら黒一色に真黒っケに塗るのがいい。近い内に真黒っケの家ができる。神のいたずらに見えたら最高!
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このコロナ時期に描く絵は、コロナ以前と全然違う絵になる。考えようとしなくても、勝手に変ってくれる。変えようとするのは頭の働き、勝手に変るのは肉体の働き。
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今夕、銀座のggg(スリージーギャラリー)で44年前の新聞小説「幻花」(瀬戸内寂聴)の挿絵展のオープニング。今じゃとても描けない絵。時代と技術と体力が描かせてくれた絵としかいうしかない。
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神戸の街には電柱がないことに気づいた。大震災の前からの計画だったそーだが。電柱電線がないので空が広く見える。なんだか街全部が観光地になった感じ。住民の協力がないとできないことですよね。
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もう10才若けりゃいいのにと思うことがある。北斎は90才の時にもう10年生かされたいと願った。あと10年あれば宇宙の真理が描けるのにと。だめだったら5年でもいいと。結局1年後に亡くなったけれど。
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また2月1日より、神戸のぼくの美術館で「兵庫県立横尾救急病院」展が開催されます。美術館をそのまま病院にしてしまいました。マスク着装での来館をお待ちしています。