遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(リツイート順)

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初夏の遠野
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マヨイガ 訪れた者に富をもたらすとされる山中の幻の家 「遠野にては山中の不思議なる家をマヨイガという。マヨイガに行き当りたる者は、必ずその家の内の什器家畜何にてもあれ持ち出でて来べきものなり。その人に授けんがためにかかる家をば見するなり」『遠野物語』63話 マヨイガの伝承のある白見山
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十種神宝図 この十種神宝を合わせて、 「一(ひと)、二(ふた)、三(み)、四(よ)、五(いつ)、六(む)、七(なな)、八(や)、九(ここの)、十(たり)」といって布瑠部由良由良と布瑠部と揺り動かす。こうすれば死せる人も生き返る(『令集解』)という。 呪術展資料〜3/30
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山言葉  猟師は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  巻物の唱文する者をケサキという。カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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トラキチが「とおの物語の館」へ案内してくれました。
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忌言葉  特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉で、猟師が山中で使う山言葉や漁師が海上で使う沖言葉などがある。  神や神聖な場所に近づく際には不浄なものや行為を避けるだけでなく、それを言葉にすることも忌み、代用語を用いたことから生み出されたとされる。
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杖は古くは神の依代としての性格をもっていたが、やがて神の持ち物とされ、権力者の権威の象徴や護身用としても利用されるようになった。高僧・英雄の立てた杖が成長して大樹になるという杖立伝説が全国各地に残る。 遠野ではアカザの杖には病気を除ける力があると伝承されてきた。 常設 アカザの杖
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疫病神 疫病神としてワラ人形を作り村境に送り出す。 かつて病気や災難は神仏の祟りや悪霊によってもたらされると考えられていた。しめ縄や作り物を集落の境に設置する「道切り」などと呼ばれる行為も、外部からの災厄の侵入を防ぐための呪術的な祈願である。 北上市立博物館蔵 呪術展資料
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夏の遠野
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雪宿り 撮影:浦田穂一
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言葉の力 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられた言葉の内容どおりの状態を実現する力があると信じられた。  言葉を積極的に使って言霊をはたらかせようとする考えと、忌言葉など言葉の使用を避ける考え方がある。 呪符展資料7/21〜 呪符
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赤のちから 古から人々は、太陽や炎、血の色を連想させる赤い色に対して畏敬の念を抱き、赤い色には魔除けの力があるとされた。 赤い色の衣類を身につけると病や災難から守ることができるとされ、魔除け、吉祥、生命力をあらわす色として祭礼の際にも用いられた。
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春風祭りのワラ人形 古来、人々が病になったり、災厄に遭うのは穢れが乗り移るためとされてきた。穢れを祓うために、人形に穢れを移して境や川に送り出した。 春風祭りのワラ人形は、団子で身体を拭い人形に付ける事で、穢れが人形に取り込まれ、人形自体も魔除けの力を持つと考えられた 常設資料
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伝えいう、遠野郷の地大昔はすべて一円の湖水なりしに、その水猿ヶ石川となりて人界に流れ出でしより、自然にかくのごとき邑落をなせしなりと。 『遠野物語』1話より
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呪文に対する信仰は言葉の持つ力に対する信仰に基づいている。 呪符には定型化された言葉が使われ、これを唱えることによって願いを叶えたり災禍を防ぐことができると考えられた。 呪文は神秘的であるほど効力を持つと考えられ日常使わない古い言葉や難解な言葉が使われることが多い。 呪術展7/21〜
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祭日にはオシラ神に新しい着物を一枚着せて、豊作や家内安全を祈願します。 レプリカのオシラサマにも新しい布を着せました。こちらはハンズオンコーナーにいらっしゃいますので、ぜひお手にとってオシラ遊ばせをお楽しみくださいませ。
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呪詛とは、神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすることをいう。呪詛を受けた際には呪詛返しを行う。人形を作り「河の瀬に祈り続けて払うれば、出て行くなり又帰りくな」等の歌と九字を書き入れ、秘歌を唱えながら、河川に流せば身に受けた呪詛相手に返すことできるという。 呪術展7/21〜
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類感呪術 ある現象を模倣することによってそれを実際に引き起こそうとするもので、例えば雨乞いで水を撒き太鼓を叩いて雷の音をあらわすことは代表的な例である。 小正月の御作立やお田植えなどの予祝行事も作物の実りを模倣した類感呪術といえる。 小正月のお田植え 撮影:浦田穂一
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呪符と魔除けの記号 五芒星は、五つの頂点を持つ星形の記号である。陰陽五行説の木・火・土・金・水の五つの元素の相克を表現しており、全ての部分が閉じている事から、魔物が入り込む余地がないとされた。 九字の縦横の線は結界で、ここに迷い込んだ魔物は抜け出せなくなると考えられた。 呪術展資料
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初夏の遠野 遠野市青笹町
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雨宿り
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九字 災厄を払う護身のまじないとされる9文字の呪文。 「臨兵闘者皆陣列在前」と唱えつつ縦4本、横5本の線を空中に描く。 縦横の線は結界で、ここに迷い込んだ魔物は抜け出せなくなるということから、魔除けの効果があるとされた。 呪術展第二幕資料
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雪の朝 遠野市青笹町
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1910年6月14日『遠野物語』発刊 思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。 我々はより多くを聞かんことを切望す。国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。 願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。 『遠野物語』序文 6月14日は入館無料です!
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昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられたことばの内容どおりの状態を実現する力があると信じられてきた。  呪力を発揮させるために唱える言葉を呪文という。呪文は日常使わない古い言葉や難解な言葉が使われることが多い。 呪術展資料