遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(リツイート順)

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カマガミ 火を取り扱う神聖な場所として、炉や竈(かまど)を祀る習俗は全国的に見られるが、 宮城県から岩手県南部にまたがる旧仙台藩地域では、土間のかまどの上やかまど近くの柱や壁に土製や木製の面を祀る風習がある。これらの面は一般にカマガミサマと呼ばれる。 遠野ふるさと村 カマガミ
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天狗の下駄 明治維新頃、花巻に湯治に行った米屋の万吉は、天狗と出会いました。お互いに意気投合をした天狗は、遠野の万吉の自宅をしばしば訪ねたといわれています。 この下駄は、天狗が最後に訪ねた時に形見として残していったものと伝えられています。 特別展「遠野物語の世界」展示資料
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いよいよ今週7月22日から 特別展「遠野物語の世界」が 開幕します!
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言葉の力 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられた言葉の内容どおりの状態を実現する力があると信じられていた。呪力を発揮させるために唱えたり御札に書かれる言葉を呪文という。 春風祭りのワラ人形 撮影:浦田穂一
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赤の力 古から人々は、太陽や炎、血の色を連想させる赤に対して畏敬の念を抱き、赤には特別な力があると考えられた。 赤色の衣類は病や災難を除けることができるとされ、子供向けには赤物と呼ばれる疫病避けの玩具等も作られた。赤は魔除け、吉祥、生命力を表す色として祭礼の際にも用いられてきた。
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遠野の夕景 遠野市青笹町
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冬の遠野
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佐々木喜善の山の信仰調査カード 山言葉や魔除けの三途縄について調査したもの 猟師は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。巻物の唱文する者をケサキという。 呪術展7/21〜9/24
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本日9月16日はオシラサマの祭日 遠野市内には63軒169体のオシラサマが祀られています。(2000年遠野市博で旧遠野市分を調査) 民間信仰の家神様であるオシラサマの祭日は家ごとに異なるが、遠野市内では1月16日に次いで3月16日、9月16日とする家が多い。
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春の猫
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家の守り神・大工人形 遠野では家を新築する際に、大工の棟梁が、小さな箱の御堂を作り、男女の人形を鏡やクシをともに入れ、封をして棟木に打ちつけ、家の守り神とする風習があった。 呪術展(10/22〜)資料
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オシラ遊ばせ オシラサマの祭日にはオシラ遊ばせを行う。「オセンダク」と呼ばれる新しい布1枚をご神体に着せる。米の粉を水で溶いたものや白粉で化粧をする家も ある。子どものいる家では子どもに背負わせたり抱かせたりする。 撮影:浦田穂一
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雪の卯子酉様  「結ぶ」という行為には古くから呪術的な意味があると考えられてきた。 卯子酉様には、赤い布を片手で木の枝に結ぶことができれば男女の縁が結ばれるとの信仰がある。 「昔はここが大きな淵であって、その淵の主に願を掛けると、不思議に男女の縁が結ばれた。」 遠野物語拾遺35話
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ザシキワラシの種類 座敷ワラシ 蔵ワラシ ザシキバッコ 夜通しケタケタと笑う坊主頭の老婆の姿をしたもの ザシキジッコ 腰の曲がった老爺で、夜通し何かをつぶやきながら座敷を歩き回る チョウピラコ 最も小さく、色白く美しいもの ホソデ、ナガテ ふすまの隙間や長押などから細く長い手だけが出るもの
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呪符と急々如律令 「急々に律令(法律)の如くに行え」という意味で古代の文書に使われていたことばが呪符の命令を実行させる決め言葉として定着した。 呪符に記された呪文はことばのもつ力に対する信仰に基づいており、これを唱えることによって願いを叶えたり、災禍を防ぐことができると考えられた。
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『遠野物語』は日本民俗学の夜明けを告げる書であり、日本を代表する文学作品である。柳田國男が遠野の人・佐々木喜善から伝承を聞き書きし、明治43年に刊行。序文には遠野を訪れた時の見聞を詩情豊かに表現している。遠野の地勢の他、天狗や河童、座敷童等の不思議な話が119話にまとめられている。
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冬の遠野
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秋晴れの遠野 遠野市綾織町
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常設資料「オクナイサマ」 「部落(集落)には必ず一戸の旧家ありて、オクナイサマと云ふ神を祀る。その家をば大同と云ふ。 …大同の家には必ず畳一帖の室あり。この部屋にて夜寝る者はいつも不思議に遭ふ。 枕を反すなどは常のことなり。…およそ静かに眠ることを許さぬなり。」『遠野物語』14話より
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明日、里帰りをするオシラサマ オシラサマは、桑の木などで2体1対のご神体を作り、主に家の神、養蚕の神、目の神として東北地方を中心に信仰される民間信仰の一つ。 1月16日にはオセンダクといわれる新しい布を一枚着せて、豊作や家内安全を祈願する。 1月下旬にまた、博物館に帰ってきます。
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風が爽やかです 遠野市松崎町
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「どら猫観察記」草稿 柳田國男 著 猫に関する逸話や柳田自身の体験・考察などを綴っている。(館蔵)
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遠野の山の神  山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌をかたく守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。  12月12日は山の神の年取りの日で、山の神が自分の領分の木を数えるので山に入ってはならないとされる。山に入り、木に数えられると戻って来れなくなるという。
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「ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。」 宮沢賢治『注文の多い料理店』序より 月あかりと博物館
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秋の遠野 遠野の田園風景の中にたたずむ荒神様。秋の日差しに輝く稲穂と茅葺の社は人々の祈りと生業とが一体となった遠野を代表する景観です。 荒神様 遠野市青笹町