遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(いいね順)

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禁足地 「トンノミという森の中に古池がある。…ここも昔から人の行くことを禁ぜられた場所で、ことに池の傍に行ってはならなかった。これを信ぜぬ者が森の中に入って行ったところが、葦毛の駒に跨り衣冠を著けた貴人が奥から現われて、その男はたちまち森の外に投出された。」 「遠野物語拾遺」36話
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イタコの念珠 死者の霊を呼ぶことを仏おろしという。この念珠はイタコが仏おろしや占いを行う際に使用したもので、狐、狸、イタチ、カモシカなどの角や骨、小銭等が装飾されている。これらには魔除け、悪魔祓いなどの意味があるとされる。 「呪術展」展示資料 碧祥寺博物館蔵
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神鏡  神霊のご神体として、また依代として神社の本殿に祀られる。本資料にはナンテンの葉がデザインされている。  ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑小低木で、その音が「難転」に通じることから、厄除け、魔除けの効能があるとされた。 館蔵資料
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悪夢を吉夢に転ずる法 悪夢を見たときには、 次の呪文を唱えれば善事となるという。 「悪夢著草木好夢  あくむじゃくそうもくこうむ  滅珠玉旡咎矣  めつしゅぎょくむくわい」 また、写真左側の呪文 「(記号)喼急如律令」 を書いても良いという。 『永代大雑書三世相』より
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境と魔除け 村境や橋、坂、峠、辻等は異界との境界と認識され、他から侵入するものを防ぎ、道行く人々を災難から守る神として賽の神や道祖神が祀られた。 春分の日など季節の変わり目は時間的な境界とされ、その日は異界から魔物がやってくると考えられた。そこで、邪気を祓う年中行事が行われてきた。
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『金枝篇』The Golden Bough 1890年初版 1926年刊 イギリスの社会人類学者ジェームズ・フレイザーによって著された未開社会の神話・呪術・信仰に関する集成的研究書。 柳田國男の民俗学にも大きな影響を与えたとされる。呪術を類感呪術と感染呪術の2種類に分類して説明した。 館蔵(7/21〜公開)
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「どら猫観察記」草稿 柳田國男 著 猫に関する逸話や柳田自身の体験・考察などを綴っている。(館蔵)
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飯綱使い 「ごく小さな白い狐を袂から取出して見せた。さうして是さへあれば誰でも俺の様に何事でもわかるし、又思ふことが何でもかなふといふ…其術には年限の様なものがあつて、死ぬ時にはやはり元の有様に戻つてしまふものだと伝へられてゐる。」 「遠野物語拾遺」201話 呪術展第二幕 飯綱の剥製
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「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」 明治43年に出版された『遠野物語』の序文に記された柳田國男の言葉です。『遠野物語』は日本民俗学の夜明けを告げた原典として、現在も国内外で高い評価を受けています。
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山言葉と獲物  猟師達は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  地方により違いがあるが、カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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錦絵「猫の湯」 遠野ではひな祭りに錦絵を飾る風習があり、大正2年(1913)の新聞「上閉伊新報」には、家々ではひな人形や絵画を飾り「小なる美術展覧会」のようであったと記されています。 「遠野のひな人形」展示資料 #猫の日
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仏おろし資料 死者の霊を呼ぶことを仏おろしという。これらの道具はイタコが仏おろしや占いを行う際に使用したもの ・オシラサマ ・呪文が書かれた秘伝書 ・お祓いの印  神仏の霊力が込められており、悪霊を払い、苦悩を除き、体の痛みを治すとされる。 ・念珠 ・筮竹と卦  碧祥寺博物館 蔵
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古来から白い動物は神使として信仰され、特別な力を持つと考えられてきた。『遠野物語』には、白鹿の話が書かれている。 「同じ人六角牛に入りて白き鹿に逢えり。白鹿は神なりという言い伝えあれば、もし傷つけて殺すこと能わずば、必ず祟あるべし」『遠野物語』61話 白狐、白馬、イイズナ
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ガタンコガタンコ、 シュウフッフッ、 さそりの赤眼が 見えたころ、 四時から今朝も やってきた。 遠野の盆地は まっくらで、 つめたい水の 声ばかり。 宮沢賢治著「シグナルとシグナレス」大正12年(1923)より 遠野盆地  猿ヶ石川の鉄橋を走る軽便鉄道 (大正時代) #鉄道の日
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常設資料「猫エジコ」  稲わらを編んで作った猫用の寝床。新潟県では猫ちぐらと呼ぶ。  猫エジコの原型は、人間の赤ちゃん用に稲わらで編んだ保育用具で、農作業等の仕事が忙しいときには、エジコに布団などでくるんだ赤ちゃんを入れ、保育した。
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日差しは暖かい今日の遠野
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今日はオシラサマの祭日 遠野市内には63軒169体のオシラサマが祀られています。(2000年遠野市博で旧遠野市分を調査) 民間信仰の家神様であるオシラサマの祭日は家ごとに異なりますが、遠野市内では1月16日としている家が約6割を占めています。
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呪詛返しの人形 自分に掛けられた呪詛をかけた相手に返す方法について記されている。人形に呪文等を記す。 「河の瀬に祈り続けて払ふれば、出て行くなり又帰りくな …今日よりはよもや祟らじ荒御前 悦び成して帰りたまえり と書くべし」 『呪詛遍道功大事』より 館蔵 呪術展資料
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原因不明の問題がある時、原因を知る為に占いが行われ、解決ために呪いが行われてきた。  ある時、家族に病気の者が出たので拝んで貰うとオシラサマを川に流せば治るといわれ、川に流した。その後、また病気になった時、拝んで貰うと、オシラサマを川に流した為だとされ、80年前に作り直したという。
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呪詛返しの秘法 誰かから呪詛を受けていることが判明した場合は、呪詛返しを行う。 人形をつくり「河の瀬に祈り続けて払ふれば、出て行くなり又帰りくな」秘歌を唱えながら、河川に流せば、身に受けた呪詛はそれを行った本人に返されるという。本人はみずから放った呪詛に逆襲されて苦しむことになる。
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遠野の山の神  山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌をかたく守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。  12月12日は山の神の年取りの日で、山の神が自分の領分の木を数えるので山に入ってはならないとされる。山に入り、木に数えられると戻って来れなくなるという。
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「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為、およびそれに関連する信仰の体系のことを指すことばで、「まじない」「魔術」などとも呼ばれます。 本展覧会では、遠野の呪術に関する資料を中心に約140点の資料を公開しています。 呪術展第二幕〜1/27迄