遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(いいね順)

626
「狩人は山幸の呪(まじない)にオコゼを秘持している。オコゼは南の方の海でとれる小魚で、はなはだ珍重なものであるから、手に入れるのはすこぶる難しい。」 「遠野物語拾遺」219話  山の神はオコゼを見ることを好むと伝えられ、この魚を干し固めたものを紙に包んで懐中して狩りのお守りとする。
627
妖怪と幽霊の出現する時刻 幽霊は「丑みつの鐘が陰にこもって響く頃」、妖怪は黄昏時や彼は誰(かわたれ)時の薄暗く、周囲の人や物がはっきりと見えない時間帯にあらわれるとした。 柳田國男著『妖怪談義』より
628
「旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。この神の宿りたもう家は富貴自在なり」(遠野物語17話)とされるが、ザシキワラシが家から出て行った山口孫左衛門家では、主従二十幾人、茸の毒に中りて一日のうちに死に絶えたという。 山口孫左衛門家の跡 左手の木の近くに井戸跡が残る。
629
昔話の結末句 昔話は「むかしむかし」ではじまり「めでたしめでたし」などの結末句で終わります。 結末句は地方によって特色があり、遠野は「どんとはれ」で終わります。東北地方では他に「とっぴんぱらり」などが多く、北陸地方では「そうろう」、中国地方では「むかしこっぷり」などがあります。
630
名付けのまじない 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられたことばの内容どおりの状態を実現する力があると信じられてきた。 子どもの名付けに際して誰かにあやかった名をつけることも、言葉の持つ呪力を認めた例の一つといえる。
631
遠野の猫たちの暮らし  寒冷な気候で平地の少ない遠野では、食料の少なくなる冬を生き抜くために干し餅や凍みダイコン、囲炉裏端で魚を燻製にし、冬の保存食にしました。  この恩恵を受けていたのは人間だけではないかも知れません。 撮影:浦田穂一 〜3/30まで公開 #猫の日
632
「京極夏彦のえほん遠野物語原画展 第3期」 会 期:2022.4/22(金)〜5/22(日) 会 場:遠野市立博物館企画展示室 開館時間:9時〜17時(入館受付は16時30分まで) 皆様のお越しをお待ちしております。
633
【令和3年度夏季特別展】 「遠野物語と遠野の縄文文化」 7/16(金)〜9/23(木・祝) 遠野市内の遺跡から出土した旧石器時代・縄文時代の遺物を中心に展示するほか、『遠野物語』に記された遺跡や石棒をご神体としたオシラサマなど、現代の民間信仰に残る遺物についてもあわせて紹介します。
634
【遠野市博怪異譚】 「どうして泣いているの?」 見学中の男の子がそう尋ねる先には、無地の壁があるだけ。
635
百万遍と魔除け  村境や橋、坂、峠、辻等は異界との境界と認識され、他から侵入するものを防ぎ人々を災難から守る神として賽神や道祖神が祀られた。  節句など季節の変わり目は時間的な境界とされ、異界から魔物がやってくると考えられた。その日は邪気を祓う年中行事が行われてきた。 呪術展資料
636
ウサギの前立 前立は兜の前部、目庇の上につける飾りもの。 この前立の由緒ははっきりしないが、戦場でウサギの敏捷性にあやかりたいとの願いや月の信仰と関係があるともいわれている。 常設資料 遠野南部家伝来の甲冑(南部神社寄託資料)江戸時代初期 #うさぎの日
637
1910年6月14日『遠野物語』発刊 思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。 我々はより多くを聞かんことを切望す。国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。 願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。 『遠野物語』序文 6月14日は入館無料です!
638
【新商品】『遠野物語』ノート 本物そっくりの紙質で作られたノートです。原本の序文が印刷されているこだわり仕様。当館受付にて販売開始!¥400/64p/A5
639
サムハラ 秘方の次の行に書かれた4字は「サムハラ」等と読み災難除けの呪文として知られる。 ある者が鳥を射ようとしたが、どうしても当たらぬ鳥がいるので捕らえてみると翼にこの4字が記されていたという話もある。明治時代以降、特に弾丸除けの呪文として信仰され戦地に赴く際の護符等に記された。
640
赤の力 古から人々は、太陽や炎、血の色を連想させる赤に対して畏敬の念を抱き、赤には特別な力があると考えられた。 赤色の衣類は病や災難を除けることができるとされ、子供向けには赤物と呼ばれる疫病避けの玩具等も作られた。赤は魔除け、吉祥、生命力を表す色として祭礼の際にも用いられてきた。
641
呪符と急々如律令 「急々に律令(法律)の如くに行え」という意味で古代の文書に使われていたことばが呪符の命令を実行させる決め言葉として定着した。 呪符に記された呪文はことばのもつ力に対する信仰に基づいており、これを唱えることによって願いを叶えたり、災禍を防ぐことができると考えられた。
642
昼寝 障子が閉まっていても大丈夫、 素敵な猫用入口があります。 撮影:浦田穂一
643
「まめ本遠野物語」はクリスマスプレゼントにも喜ばれます。
644
五芒星は、五つの頂点を持つ星形の記号で陰陽五行説の木・火・土・金・水の五つの元素の相克を表現したもので、一筆書きで書け、すべての部分が閉じているということから、ここに迷い込んだ魔物は逃げ出すことができないとも、魔物が入り込む余地がないとも言われ、魔除けの効果があるとされた。 呪符
645
暮らしと猫 #猫の日 撮影:浦田穂一
646
ザシキワラシの種類 座敷ワラシ 蔵ワラシ ザシキバッコ 夜通しケタケタと笑う坊主頭の老婆の姿をしたもの ザシキジッコ 腰の曲がった老爺で、夜通し何かをつぶやきながら座敷を歩き回る チョウピラコ 最も小さく、色白く美しいもの ホソデ、ナガテ ふすまの隙間や長押などから細く長い手だけが出るもの
647
「まめ本遠野物語」本日再販開始です! twitter.com/tonomuseum/sta…
648
呪符と魔除けの記号 五芒星は、五つの頂点を持つ星形の記号である。陰陽五行説の木・火・土・金・水の五つの元素の相克を表現しており、全ての部分が閉じている事から、魔物が入り込む余地がないとされた。 九字の縦横の線は結界で、ここに迷い込んだ魔物は抜け出せなくなると考えられた。 呪術展資料
649
遠野の狩の秘伝書と呪歌 呪歌は陰陽師や祈祷師が場を清めたり、福を呼び、災いや魔物を避けるために唱える歌。 獲物を仕留めた際に供養のために唱える呪歌が記されている。 「野辺に棲む獣、我に縁無くば、長き夜路に永く迷はん」と三回唱える 呪術展第二幕資料「諸所之命留タル時ノ秘文伝」安政2年
650
明日はオシラサマの祭日 遠野市内には63軒169体のオシラサマが祀られている。  民間信仰の家神様であるオシラサマの祭日は家ごとに異なるが、遠野市内では1月16日としている家が約6割を占めている。  祭日にはオセンダクと呼ばれる着物を1枚着せる。 撮影:浦田穂一