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疱瘡神の桟俵 宮城県 疱瘡は極めて感染力が強く恐ろしい病気の一つであった。 種痘などの予防法が確立された後も疱瘡を儀礼的に送り出す意味で桟俵に赤い幣束を立て、赤飯のおにぎりなどを添えて集落のはずれに置いて祈願したという。 東北歴史博物館 蔵 「遠野物語の世界」展示資料7/22〜8/30
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言葉と呪い 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ言葉に宿る霊力が、言語表現の内容を現実に実現することがあると信じられてきた。言霊の信仰によって言葉を積極的に使って言霊をはたらかせようとする考えと、言葉の使用を謹んだり避けたりする考えとの二つの面がある。
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十種神宝 ニギハヤヒノミコトが天降りする時に授けられた神宝 瀛都鏡 (おきつかがみ)、辺都鏡、八握剣(やつかのつるぎ)、生玉、※死返玉(まかるかへしのたま)、足玉、道返玉、蛇比礼(おろちのひれ)蜂比礼(はちのひれ)品々物之比礼(くさぐさのもののひれ)※資料では御反玉 呪術展第二幕資料
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常設 天狗の遺品 明治維新頃、花巻温泉に湯治に行った米屋の万吉は、天狗と出会いました。お互いに意気投合をした天狗は、遠野の万吉の自宅をしばしば訪ねたといわれています。 展示中の資料は天狗が最後に訪ねた時に形見として残した物で、天狗の下駄や湯呑、天狗が書いた書などが伝えられています。
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春風祭り 「春風祭り 万病送り」 「春疫病祭 悪魔退散」 2 月に各家でワラ人形を作り、門口に立て無病息災を祈った。 団子で身体を拭い人形にくくり付ける事で、身体の悪いものが人形に取り込まれ、人形自体も魔除けの力を持つと考え られた。 撮影:浦田穂一 呪術展7/21〜
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呪符と急々如律令 「急々に律令(法律)の如くに行え」という意味で古代の文書に使われていたことばが呪符の命令を実行させる決め言葉として定着した。 呪符に記された呪文はことばのもつ力に対する信仰に基づいており、これを唱えることによって願いを叶えたり、災禍を防ぐことができると考えられた。
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形代とは、 神霊が依り憑く依り代の一種で、人、器財、動物などを模してそれに代わるべきものを作り種々の呪術を行う道具。 人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易い形にするとされる。 疫病神や悪霊の依代とされて、村境に送られるワラ人形なども形代の一つである。 呪術展資料
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縁側 撮影:浦田穂一 #猫の日
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忌言葉 特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉で、猟師が山中で使う山言葉や漁師が海上で使う沖言葉などがある。 神や神聖な場所に近づく際には不浄なものや行為を避けるだけでなく、それを言葉にすることも忌み、代用語を用いたことから生み出されたとされる。 呪術展資料
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ねこのるすばん 押し売りお断り! 撮影:浦田穂一
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今朝の遠野市は県内最低-12.5℃をマーク!🥇  博物館内は暖かいので安心してお越しくださいませ。
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聖なる山・早池峰   早池峰山は大同元年(806)に猟師の藤蔵によって開山されたと伝えられています。平安時代初期には早池峰山妙泉寺が創建され、山岳信仰の中心となりました。  また遠野の人々は早池峰山から流れ出る水のおかげで生産ができ、死ぬと魂はこの山に行くのだと信じていました。
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ザシキワラシ 岩手県を中心とした東北地方に伝えられる家の神、精霊で、旧家の座敷にいて常には目に見えないが、時に子どもの姿をしてあらわれるという。この神のいる家は富み栄えるとされる。 ザシキワラシは、明治40年に佐々木喜善の小説「舘の家」で初めて紹介された。 「遠野物語の世界」展示資料
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願かけの呪術・絵馬 絵馬は古代に神馬を奉納した代用に行われたもので、その起源は奈良時代まで遡ることができる。古代の絵馬は馬の絵が描かれることが一般的だったが、次第に家内安全・病気快癒などの願い事に応じた様々な図柄が描かれるようになった。 常設資料 遠野の絵馬
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常設「馬っこつなぎ」  6月15日、ワラでつくった馬2頭や、木版で馬の絵を2枚刷って旗にしたものを、田の水口、神社、分かれ道などに奉納する。  これは田の神が稲の生育を見届けたのを送る行事とも、この日行われる津島天王社の大祭に、全国の神々が集合するので送り出すためともいわれている。
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企画展「遠野物語と山の信仰」いよいよ明日10/7開幕! 「国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。」『遠野物語』序文
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春風祭りのワラ人形 古来、人々が病になったり、災厄に遭うのは穢れが乗り移るためとされてきた。穢れを祓うために、人形に穢れを移して境や川に送り出した。 春風祭りのワラ人形は、団子で身体を拭い人形に付ける事で、穢れが人形に取り込まれ、人形自体も魔除けの力を持つと考えられた 常設資料
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オシラサマと巫女の呪具 宮城県登米市東和町 オガミサマと呼ばれる巫女が使用した呪具。オシラサマ1対、イラタカの数珠、扇子、筮竹(33本)等が箱に納められている。イラタカの数珠には、オオカミの牙・シカの角・貝殻・古銭が結び付けられている。 東北歴史博物館 蔵 「遠野物語の世界」展示資料
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鎮守の森 早池峯神社(遠野市附馬牛町)
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形代とは、 神霊が依り憑く依り代の一種で、人、器財、動物などを模してそれに代わるべきものを作り種々の呪術を行う道具。 人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易い形にするとされる。 疫病神や悪霊の依代とされて、村境に送られるワラ人形なども形代の一つである。 呪術展資料
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天狗 深山に棲むという妖怪。赤顔で鼻が高く背に翼があり羽団扇 を持つ山伏姿のイメージで知られる。 元々天狗という語は中国において凶事を知らせる流星を意味するものであった。隕石が大気圏に突入する際の衝撃音が犬の吠える声を思わせたことから天の狗、天狗と名付けられたとされる。 天狗資料
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卯子酉様  「結ぶ」という行為には古くから呪術的な意味があると考えられてきた。 卯子酉様には、赤い布を片手で木の枝に結ぶことができれば男女の縁が結ばれるとの信仰がある。 「昔はここが大きな淵であって、その淵の主に願を掛けると、不思議に男女の縁が結ばれた。」 遠野物語拾遺35話より
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常設 塞の神 村境は異郷や他界との通路であり、遠くからやって来る神や悪鬼、災いを起こす邪霊もそこから入ってくると考えられた。 また橋、坂、峠、分かれ道なども異界との境界と認識され、このような場所には他から侵入するものを防ぎ、道行く人々を災難から守る神として賽の神や道祖神が祀られた。
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狩猟のお守り 熊猟を行う猟師がお守りとしていたもの 館蔵 呪術展資料
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「遠野物語と呪術」コーナー展 明日2月1日からはじまります。 会期 2月1日〜3月30日 場所 展示第二室 展示資料 呪符、角大師護符、十種神宝図、牛王宝印、呪詛返しの秘宝、祓いの人形、大工人形など