遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(いいね順)

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雪の卯子酉様  「結ぶ」という行為には古くから呪術的な意味があると考えられてきた。 卯子酉様には、赤い布を片手で木の枝に結ぶことができれば男女の縁が結ばれるとの信仰がある。 「昔はここが大きな淵であって、その淵の主に願を掛けると、不思議に男女の縁が結ばれた。」 遠野物語拾遺35話
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常設資料「オクナイサマ」 「部落(集落)には必ず一戸の旧家ありて、オクナイサマと云ふ神を祀る。その家をば大同と云ふ。 …大同の家には必ず畳一帖の室あり。この部屋にて夜寝る者はいつも不思議に遭ふ。 枕を反すなどは常のことなり。…およそ静かに眠ることを許さぬなり。」『遠野物語』14話より
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雪原と青空 遠野市綾織町
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山言葉と獲物  猟師達は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  地方により違いがあるが、カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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彼岸と百万遍  彼岸という言葉は、此岸(この世)に対して、向こう岸(死後の世界)を意味する言葉で、春分、秋分を中日とし、その前後の3日をさす。  太陽が真東から昇り、真西に沈む彼岸の時期には、此岸と彼岸が通じやすいと考えられ、全国各地で先祖供養の行事が行われる。 遠野の百万遍供養
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かつて病気や災難は神仏の祟りや悪霊などによってもたらされると考えられていたため、それらへの対抗手段として様々な呪いや呪法が考え出された。 魔除けの呪符には「五芒星」や「九字」「急々如律令」など繰り返し目にする言葉や記号 がある。 呪術展7/21〜9/24
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ザシキワラシの種類 座敷ワラシ 蔵ワラシ ザシキバッコ 夜通しケタケタ笑う坊主頭の老婆の姿をしたもの ザシキジッコ 腰の曲がった老爺で夜通し何かをつぶやきながら座敷を歩き回る チョウピラコ 最も小さく色白く美しいもの ホソデ、ナガテ 細く長い手だけが出るもの 『奥州のザシキワラシの話』より
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初夏の遠野 重湍渓(遠野市附馬牛町)
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いよいよ今週7月22日から 特別展「遠野物語の世界」が 開幕します!
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ウサギの前立 前立は兜の前部、目庇の上につける飾りもの。 この前立の由緒ははっきりしないが、戦場でウサギの敏捷性にあやかりたいとの願いや月の信仰と関係があるともいわれている。 遠野南部家伝来の甲冑(南部神社寄託資料) 江戸時代初期
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あと2日! 『遠野物語』原稿、オクナイサマ、オシラサマ、河童、ザシキワラシ、天狗、山の神、御犬、人形送りなど遠野と東北各地の資料153点を公開します。
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異界との境界は、村境や橋などの空間的な境界と、節句など季節の変わり目などの時間的な境界がある。 また、1日の中でも夕方の薄暗くなり、昼と夜の移り変わる時刻は、逢魔時(おうまがとき)と呼ばれ異界と現実世界を繋ぐ時間の境目とされ、魔物や妖怪がうごめき始めて災いが起きると考えられてきた。
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禁足地 「トンノミという森の中に古池がある。…昔から人の行くことを禁ぜられた場所で、ことに池の傍に行ってはならなかった。これを信ぜぬ者が森の中に入って行ったところが、葦毛の駒に跨り衣冠を著けた貴人が奥から現われて、その男はたちまち森の外に投出された。」 遠野物語拾遺36話 トンノミ
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狛犬が増えていました。 とおの物語の館前にて
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待ち伏せ
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山幸の呪 「狩人は山幸の呪にオコゼを秘持している。オコゼは南の方の海でとれる小魚で、はなはだ珍重なものであるから、手に入れるのはすこぶる難しい。」 「遠野物語拾遺」219話  山の神はオコゼを見ることを好むと伝えられ、この魚を干し固めたものを紙に包んで懐中して狩りのお守りとする。
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黄昏時は逢魔時(おうまがとき)といわれ、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあう」(『遠野物語』8話)と伝えられてきた。  夕方の薄暗くなり、昼と夜の移り変わるこの時刻は、異界と現実世界を繋ぐ時間の境目とされ、魔物や妖怪がうごめき始めて災いが起きると考えられてきた。
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馬っこつなぎ 6月15日、ワラでつくった馬2頭や、木版で馬の絵を2枚刷って旗にしたものを、田の水口、神社、分かれ道などに奉納する。 これは田の神が稲の生育を見届けたのを送る行事とも、この日行われる津島天王社の大祭に、全国の神々が集合するので送り出すためともいわれている。 遠野ふるさと村
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マヨイガ 訪れた者に富をもたらすとされる山中の幻の家 「遠野にては山中の不思議なる家をマヨイガという。マヨイガに行き当りたる者は、必ずその家の内の什器家畜何にてもあれ持ち出でて来べきものなり。その人に授けんがためにかかる家をば見するなり」『遠野物語』63話 マヨイガの伝承のある白見山
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鍋倉城跡本丸付近にて
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ウサギの前立 前立は兜の前部、目庇の上につける飾りもの。 この前立の由緒ははっきりしないが、戦場でウサギの敏捷性にあやかりたいとの願いや月の信仰と関係があるともいわれている。 遠野南部家伝来の甲冑(南部神社寄託資料) 江戸時代初期
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オシラサマ  桑の木等で2体1対のご神体を作り、主に家の神、養蚕の神、目の神として東北地方を中心に信仰される。明治27年(1894)遠野出身の人類学者伊能嘉矩によって初めて全国に紹介された。  祭日にはオセンダクといわれる新しい布を一枚着せて、豊作や家内安全を祈願する。 常設展示 家の神
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デンデラ野から里を望む 夏〜冬 遠野市土淵町山口
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ザシキワラシは「室内を歩くには通路が定まっていて、それ以外には決して歩かない。人がその通路を知らずに寝るようなことがあれば、きっと唸されたり、また何か悪戯をされるという。」 『奥州のザシキワラシの話』
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【図録紹介】 『令和2年度夏季特別展図録 遠野物語と怪異』¥1000 怪異とは、現実にはあり得ないような不思議な事柄やそのさま、化物や妖怪を指す言葉である。『遠野物語』に収められた「怪異」を実物資料や文献を通して紹介。 通販方法はこちら→city.tono.iwate.jp/index.cfm/48,1…