遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(いいね順)

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田園の四季
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『遠野物語』には、「路傍に石塔の多きこと諸国その比を知らず」とあるように、遠野には石碑が無数に立っています。  博物館に展示している石塔は通常レプリカであることが多いですが、当館の石塔はすべて本物です。  道路拡幅などの理由で移転が必要となったものを寄贈していただき展示しています。
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「死の国へ行く途には、川を渡るのだといわれている。これが世間でいう三途の河のことであるかどうかはわからぬが、いったんは死んだが、川に障えられて戻って来たという類の話がすくなくなかったようである。」 「遠野物語拾遺」158話より
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古来、神が宿る奥深い山奥で修行し、超自然的な力を身につけた行者は、山伏と呼ばれました。 江戸時代に遠野にいた山伏の多くは、普段は里に住み、病気等の災厄を祓うための祈祷や占い、村の神社の祭りなどを行なっていました。芸能の伝承者でもあり遠野に山伏神楽を伝えました。 常設「遠野の山伏」
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秋の日差し
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夜あやしみあるとき目覚る法 「うちとけて もしも まどろむことあらば ひきおどろかせ わがまくら神」 この呪文を三回唱えて寝れば、 夜、何事でも怪しみあるときに目覚めるという。 一紙物「夜目覚タキ時ノ覚メル法、夜あやしみあるとき目覚る法」 岩手県立博物館 蔵 呪術展資料7/21〜
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蝉時雨をものともせず寝入るトラキチ
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常設資料「猫エジコ」  稲わらを編んで作った猫用の寝床。新潟県では猫ちぐらと呼ぶ。  猫エジコの原型は、人間の赤ちゃん用に稲わらで編んだ保育用具で、農作業等の仕事が忙しいときには、エジコに布団などでくるんだ赤ちゃんを入れ、保育した。 #猫の日
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「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。松崎村の寒戸というところの民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまま行方を知らずなり」 『遠野物語』第8話より
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みずき団子 ミズキの枝に色とりどりの団子を飾り、五穀豊穣を祈る。 小正月には豊作を願う様々な予祝行事が行われる。 予祝行事とは、一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると、そのとおりの結果が得られると考えられてきた。 撮影:浦田穂一
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今年も育ちました
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山の神の聖なる数「12」 山の神は「十二様」とも呼ばれ「12」という数と深い関わりがある。山の神の祭日も12月12日である。この日は12個の餅を山の神様に供え、決して山に入ってはならないとされてきた。津軽地方のマタギは12人で山入りすると山の神の怒りに触れると信じ13人目として人形を持参した。
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サンスケ人形(ワラ製) 青森県津軽地方 津軽のマタギたちは狩りに行くとき12人で行くことを忌む。山の神にとって12という数は神聖なので、サンスケと呼ぶ人形を作り、この人形を13人目のマタギに数えて持参するという。 碧祥寺博物館 蔵 企画展「遠野物語と山の信仰」(10/7〜11/23)展示資料
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柳田先生......
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すすきの野辺 遠野市綾織町
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山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌を守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。 常設「山」鉄砲打ち資料
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熊の掌 岩手県二戸市 安産祈願の際に使用した熊の掌。 熊のお産は軽いことから、それにあやかって熊の掌でお腹をさすって安産祈願をしたという。 二戸市立二戸歴史民俗資料館 蔵 呪術展資料7/21〜9/24
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柳田國男の隠居所は日当たりがよいのです
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オシラ遊ばせ オシラサマの祭日にはオシラ遊ばせを行う。「オセンダク」と呼ばれる新しい布1枚をご神体に着せる。米の粉を水で溶いたものや白粉で化粧をする家も ある。子どものいる家では子どもに背負わせたり抱かせたりする。 撮影:浦田穂一
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狩猟のお守り 遠野市 熊猟のお守りとして携行したもの 館蔵 特別展「遠野物語の世界」展示資料
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火を取り扱う神聖な場所として、炉や竈(かまど)の神を祀る習俗は全国的に見られる。 宮城県から岩手県南部にまたがる旧仙台藩地域では、火の神や家の守り神、魔除けとしてかまど近くの柱や壁に土製や木製の面を祀る風習がある。 カマガミ 岩手県立博物館 蔵 呪術展7/21~
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「外の地にては河童の顔は青しというようなれど、遠野の河童は面の色赭(あか)きなり。」 『遠野物語』59話 遠野市附馬牛町 重湍渓
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ザシキワラシは「室内を歩くには通路が定まっていて、それ以外には決して歩かない。人がその通路を知らずに寝るようなことがあれば、きっと唸されたり、また何か悪戯をされるという。」 『奥州のザシキワラシの話』 佐々木喜善著 1920年刊
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サンスケ人形(木製) 青森県津軽地方 津軽のマタギたちは狩りに行くとき12人で行くことを忌む。山の神にとって12という数は神聖なので、サンスケと呼ぶ人形を作り、この人形を13人目のマタギに数えて持参するという。 碧祥寺博物館 蔵 企画展「遠野物語と山の信仰」(10/7〜11/23)展示資料
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彼岸と百万遍  彼岸という言葉は、此岸(この世)に対して、向こう岸(死後の世界)を意味する言葉で、春分、秋分を中日とし、その前後の3日をさす。  太陽が真東から昇り、真西に沈む彼岸の時期には、此岸と彼岸が通じやすいと考えられ、全国各地で先祖供養の行事が行われる。 遠野の百万遍供養