遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(いいね順)

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トウロギ 盂蘭盆に新しき佛ある家は紅白の旗を高く揚げて魂を招く風あり。峠の馬上に於て東西を指点するに、此旗十数ヶ所あり。『遠野物語』序文より トウロギ(灯籠木)は亡くなった人の霊魂がお盆に帰ってくるための目印。長い竿の先に青い杉の葉を束ねてつけ、戒名を書いた布と灯籠を掲げる
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丑満参り図 丑の刻参りを行う者は、五徳を逆さに被り三本のろうそくを灯し、白衣に鏡を身に着け、高下駄を履く。丑三つ時に社寺を訪れ、呪う相手を象った藁人形を境内の樹木に五寸釘で打ち付ける。  呪い成就のためには絶対に人に見られずに7日間行わねばならないとされる。 常光寺 蔵 呪術展7/21〜
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【図録紹介】 令和元年度夏季特別展図録「遠野物語と神々〜家の神・里の神・山の神〜」¥1000 遠野で信仰されているオシラサマ、オクナイサマ、ザシキワラシ等家の神や精霊について。また、カクラサマといった里の神や山神の他、県内や東北各地の民間信仰神や精霊を紹介。
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カマガミ 火を取り扱う神聖な場所として、炉や竈(かまど)を祀る習俗は全国的に見られるが、 宮城県から岩手県南部にまたがる旧仙台藩地域では、土間のかまどの上やかまど近くの柱や壁に土製や木製の面を祀る風習がある。これらの面は一般にカマガミサマと呼ばれる。 遠野ふるさと村 カマガミ
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これが四月の遠野です❄️
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「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。松崎村の寒戸というところの民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまま行方を知らずなり」 『遠野物語』第8話より 黄昏時 遠野市青笹町
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荒神様 遠野市青笹町 荒神様は遠野の田園風景の中にたたずむ神社 春には茅葺の社が田の水面に映え、秋には黄金の稲穂に埋もれる。人々の祈りと生業とが一体となった遠野を代表する景観です。
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家の守り神としての人形 遠野では家を新築する際に、大工の棟梁が、小さな箱の御堂を作り、男女の人形を刻んで鏡やクシ、髪の毛などをともに入れ、封をして棟木に打ちつけ家の守り神とする風習があった。 特別展「遠野物語の世界」展示資料
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「遠野物語と呪術」開催記念グッズ 鬼字マグネット 1個¥300 館蔵資料である『呪詛遍道功大事』に記された「十鬼大事」の項から文字を抽出したマグネット。7/21から受付にて販売開始! ※会期終了後9/25から通販に対応します。
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作者不詳
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掛軸「白澤避怪図」 白澤は人のことばを解し万物に精通しているとされる中国の霊獣。白澤図は、病魔などの災難よけになるといい、江戸時代に流行した。この白澤避怪図の裏には、この図を持ち歩けばや邪気の類が近づかないなどの説明が付されている。 岩手県立博物館 蔵 呪術展資料7/21~公開
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撮影:浦田穂一
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竜ノ森 この森は昼でも暗くて薄気味が悪い。中を一筋の小川が流れていて、昔村の者、この川で岩魚に似た赤い魚を捕り神様の祟りを受けたと言い伝えられている。この森に棲むものは蛇の類なども一切殺してはならぬといい、草花の様なものも決して採ってはならなかった。 遠野物語拾遺124話 遠野市土淵町
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1910年6月14日、『遠野物語』発刊 「思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。」 『遠野物語』序文より
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天狗の遺物 明治維新頃、花巻の鉛温泉に湯治に行った米屋の万吉は、天狗と出会いました。お互いに意気投合をした天狗は、万吉の自宅をしばしば訪ねたといわれています。 これらの資料は天狗が最後に訪ねた時に形見として残した物で、天狗の下駄や湯呑、天狗が書いた書などが伝えられています 常設資料
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疱瘡神の桟俵 宮城県 疱瘡は極めて感染力が強く恐ろしい病気の一つであった。 種痘などの予防法が確立された後も疱瘡を儀礼的に送り出す意味で桟俵に赤い幣束を立て、赤飯のおにぎりなどを添えて集落のはずれに置いて祈願したという。 東北歴史博物館 蔵 「遠野物語の世界」展示資料7/22〜8/30
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冬の遠野 遠野市綾織町
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竜の森 この森は昼でも暗くて薄気味が悪い。中を一筋の小川が流れていて、昔村の者、この川で岩魚に似た赤い魚を捕り神様の祟りを受けたと言い伝えられている。この森に棲むものは蛇の類なども一切殺してはならぬといい、草花の様なものも決して採ってはならなかった。 物語拾遺124話 遠野市土淵町山口
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オシラサマと託宣 巫女の婆様は、徐ろに神体を手に執つてオシラ遊びを行ふのである。それには昔から言ひ伝へのオシラ遊びの唱へごとがあつた…両手でぐるぐるまはして各自一年の吉凶を占つた。即ち此神の持前のオシラセを受けようとするのであつた。 「遠野物語拾遺」79話 大正時代頃のオシラ遊ばせ
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国選定重要文化的景観 土淵山口集落 土淵山口集落は、日本民俗学の創始者柳田國男に遠野の伝承を語った佐々木喜善が生まれ育った地で、『遠野物語』の舞台となった場所を今でも見ることができます。
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忌言葉 特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉で、猟師が山中で使う山言葉や漁師が海上で使う沖言葉などがある。 神や神聖な場所に近づく際には不浄なものや行為を避けるだけでなくそれを言葉にすることも忌み、代用語を用いたことから生み出されたとされる。 常設 狩猟装束
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古来長い年月を経た道具には精霊が宿り、特別な力を持つようになると考えられてきた。 遠野では年を経た動物は霊力をもつ経立になるとされた。 狐は稲荷神の神使とされ、年を経た狐は白狐となり神通力を持つとされた。 常設資料 白狐像
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白狐像 正一位舘稲荷神社(遠野市宮守町)に祀られていたもの。 台座に嘉永2年(1849)の墨書がある。 狐は稲荷神の神使とされる。また年を経たキツネが白狐になるといわれ、神通力を持つとされた。 常設 遠野の神々
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言葉の力 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられた言葉の内容どおりの状態を実現する力があると信じられていた。呪力を発揮させるために唱えたり御札に書かれる言葉を呪文という。 常設 呪符
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「死の国へ行く途には、川を渡るのだといわれている。これが世間でいう三途の河のことであるかどうかはわからぬが、いったんは死んだが、川に障えられて戻って来たという類の話がすくなくなかったようである。」 「遠野物語拾遺」158話より 遠野市土淵町